7月6日 セミが鳴き始めました

七月になったのですから 当然かもしれませんが やっぱりセミの鳴き声をきくと 本格的な夏がやってきたように感じます。例年よりも梅雨入りが遅かったし 蒸し暑くはありますが 病院の二階で 過ごすときに エアコンのお世話にならなくてもすむ日が 多いので 暑くなるのも遅いのかと思っていましたが セミの鳴き声で夏の本格的な到来を感じました。

桜の開花宣言や 梅雨入りの時期については ニュースなどでも取り上げられていますから それなりに注目されているみたいですが セミの鳴き声も夏になった証だと思いますから もう少し注目されてもいい様に思いますが 如何なものでしょうか。まあ世の中は 参院選の選挙活動が始まっていますから そちらに注目が集まっていても仕方がない様に思います。

私はこのブログで何度も何度も書いておりますが 安倍晋三と言う政治家が 大嫌いです。理由は 大嘘つきだからです。そもそもアベノミクスによって 一般庶民の生活が 必ず向上して楽になる と言いましたが 全くよくなっていません。確かに円安誘導には 成功しましたので 輸出産業は かなり潤ったのは事実でしょうが 円安によって 輸入に頼っている商品 例えば石油からできるガソリンや 小麦粉からできるパンや麺類などが 値上がりしましたので 給料は上がっていないのに 生活必需品が値上がりしてしまって 確実に庶民の生活は苦しくなっています。

今経産省の報告書によって もめている年金問題にしても 「百年安心」等と大見得を切っていましたが それは国民の生活自体が安心であるかのように聞こえますが マクロ経済スライド なる耳新しい仕組みによって 支える人間が減少するし 平均寿命が伸びつつありますから 当然国民が受け取れる金額を変動させる と言うと分りにくいですが 要するに国民に支給される金額を大幅に減少させることによって 年金と言う仕組み自体の崩壊はありえないので 年金自体にとって百年安心だという意味です。これもアベチャンが国民についた大嘘の一つだと思います。

消費税の増税にしても 本当なら今よりもずっと前に十パーセントに引き上げられているはずで それによって表面的には国民の生活が幾らか苦しくなるかもしれないけれど 消費税増税によって 国民が受けられていたはずのサービスを 選挙での得票を増やすための道具として 二度も先延ばししたことも 国民に対する 許されざる裏切り行為だと思います。さすがに今度の選挙では 増税することを公約に掲げていますから 今更後には引けないと思いますけれど。

森友学園や加計学園の問題も とんでもないスキャンダルで これまでの首相だったら あっと言う間に首相の座から転がり落ちていたはずなのに 衆議院議員の数が 圧倒的に自民党多数の為に安泰なだけです。自民党議員が多く当選するのは 小選挙区制度のおかげだと これも何度も何度も書いております。小選挙区制度が正常に機能して国民の意思が 現れるのは 二大政党が確立されている国でだけなのです。日本の様に 自民党が一番図体が大きくて 野党が分裂して幾つも存在する国では 全く国民の声が反映されなくて 一番大きな政党の立候補者だけが当選してしまう選挙制度なのです。ですからこれも何度も書いていますが 現在の自民党の圧倒的一強独裁は 何も和えちゃんが評価されたのでこうなっているのではないという事です。

宇野宗佑内閣が 短命に終わったのは リクルート問題や社会党に一時的に吹いた追い風によるマドンナブームなどの逆風があったこともありますが 女性スキャンダルの影響によるイメージダウンが大きくて 参院選で惨敗したことが理由だと思います。私はアベチャンの 個人的なお友達に対する好意と それを覆い隠そうとする閣僚 官僚たちの忖度合戦の方が よっぽど卑劣なスキャンダル事件だと思います。

ただ今回は 野党に全く追い風が吹いていません。たまたま時期的にタイムリーだったかもしれない経産省の年金に関する報告書の問題にしても 野党がまるで鬼の首を取ったかのように大騒ぎしているのが不思議で仕方がありません。何もあの報告書の存在によって 急に国民の老後が年金だけでは足りなくて ある程度の額の貯蓄が必要なのだという事実が生じたわけではありません。ですから これまでの野党の年金運営の責任を問うのは おかしい様に思います。

そもそもあの報告書自体が 客観性に欠けているので その内容自体が大いに疑わしいです。国民のうち 厚生年金を受け取る人と 私の様な自営業者で国民年金しか受け取れない人がどの程度の割合で存在しているのか知りませんが 国民年金しか受け取れない人にとっては 夫婦二人で満額受け取っても月に十五万円にも満たないのです。ですからあの報告書の試算は全く意味を成しません。それに現在の日本人の平均寿命は 八十歳+αのはずなのに あの試算は 夫婦二人が九十歳+α まで生きることを前提になされているのですから 全くナンセンスでこれっぽちも信憑性がありません。

そんなズタボロの報告書を根拠に野党の責任追及をしようとしても 国民から評価されるわけがありません。それにしても野党の対応も あまりにお粗末で泣きたくなります。自分たちが それなりの人たちに依頼して 提出させた報告書なのに 自分たちに不都合な内容のものだと分ると その報告の受け取りを拒否して 拒否することによって その報告書の存在を認めようとしない なんて愚かな小学生のような対応だと思います。あのようなお粗末な報告書を作り上げるためにも少なからぬ税金が使われていることも忘れてはならないと思います。但しこんな情けない与党ですが 結果的には自民党の圧勝に終わるのでしょうから 本当に日本の未来は真っ暗だと思います。一日も早く仕事を引退して 政治や経済がどうなろうと知ったこっちゃない と言う身分になりたいものです。

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