7月6日 新潟県知事と東電社長の会談について思う事

 私は不勉強なので、事実の認識に誤りがあるかもしれません。もし間違っていれば指摘していただいてよろしくご指導ください。 
 私は新潟県知事の発言は間違っているように感じます。東電は会社組織なのだから重要案件について会社の方針を決定するために取締役会にかけるのは当然だと思います。会社としての方針を決定してから、原発の所在する地域の首長に対して了解を求めるのは当然の手順だと思います。
 一般的な手順としては、まず当事者である東電が原子力規制委員会に原発の安全性についての審査を受けることを決定して、原子力規制委員会に審査を申請して、実際に審査を受け審査にパスしたのちに、その安全性について審査の内容も含めてその地域の首長 更には住民に説明するのが普通の流れだと思います。
 泉田さんの主張は、新潟県に事前に通告せずに原発の再稼働についての審査を申請することを決定した事に不信感、などと報道されていますが、会社として決定していないことを、外部に通告する事を求めるなんてちゃんちゃらおかしいと思います。そもそも、その地域の住民の方々の理解を得るために 原発の安全性についてのきちんとした審査を受けてからその安全性について住民の方がたへ説明するのが当然の手順だとおもいます。
 東電がきちんとした審査を受けずに再稼働させようとしているのなら文句を言うのも当然ですが、きちんと国が定めた審査組織で審査を受けることを決定した事に対していちゃもんをつけるなんて、言いがかりとしか思えません。
 現在の風潮としては、兎に角原発に反対する姿勢を示しておけば 錦の御旗みたいにその地域の住民の支持が得られそうだから、たとえ筋道が通っていなくても、東電の発言を何でもかんでも否定する せっかく設けられた会談の場を噛み合わなくさせて空転させるなんて大人の政治家として恥ずかしくないのかと思ってしまいます。
 もし泉田さんの主張する通りの矛盾した手順を東電が踏んだ所で、別の理由で反対するのだろうから、子供の喧嘩みたいなレベルの低い言い争いだけは避けてほしいと感じるのは私だけでしょうか?

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