8月28日 本日はトルストイの誕生日だそうです

1828年の本日 トルストイが生まれたのだそうです。私は高校生の頃から彼の代表作である「戦争と平和」を読み切ろうと何度も何度もチャレンジしましたが 必ず途中で挫折してしまいました。57歳の現在まで 一度も読み切れていません。特別に難しい表現や 堅苦しい雰囲気の小説ではないように思いますが 登場人物がかなり多いのと 同一人物でもロシア語で読む場合とフランス語で読む場合で微妙に異なる呼び名があったりして分かり辛く なかなか人物の相関関係が複雑に感じてしまうのです。

文章のボリュームもかなり分厚い文庫本四冊分ですから 相当なものですが それ以上にボリュームがあっても 簡単に読み切れる小説は幾らでもあるのになぜか「戦争と平和」だけは 挫折してしまいます。夏休みなど時間的に余裕があるときに読み始めてみるのですが 駄目でした。映画を見て一応のストーリーは分かっているつもりですが どうしても小説を読み通すことが出来ませんでした。

描かれているのが貴族社会であり 社交界でありますから 私が興味を全く持てませんでした。それから信仰が重要な主題として取り上げられていましたが 私には全く信仰心がありませんから 尚更ストーリーそのものに馴染めなかったのも 致し方のない事かもしれません。恐らく私は死ぬまでこの小説を読み切ることは出来ないと思いますが まあしょうがないと諦めました。

他の代表作「アンナカレーニナ」や「復活」もチャレンジしてみたくて 本屋さんで何度も手にとっては見ますが とても読み切れそうにないので 本を購入する前に諦めてしまいました。私は音楽ではチャイコフスキーが大好きで 彼の交響曲は特に後半の三つが凄くロマンチックでお気に入りです。ベートーベンの交響曲五番、六番、七番とどちらが好きか問われたら カズミンとナーチャンのどちらが好きかと問われるのと同じくらいに悩むと思います。ロシアの冬の雪に閉ざされた雄大な大地に根付いた文化は決して嫌いではないはずだと思いますが 何故かトルストイの小説とは相性が悪かったみたいです。

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