8月6日  本日は広島の原爆記念日です

最近では 原爆という言葉が忌み嫌われてか 広島平和記念日と言われているそうです。以前ならもっとニュースや情報番組で盛んにこの話題を取り上げられて話題になったような気がします。この日の前後に原爆を題材にしたドラマや映画が放送されたりしていたように思います。最近では 致し方のないことなのかもしれませんが やはり徐々にその歴史認識が風化していっているのかと思ってしまいます。

だけれども 震災による原発の事故で再び核の力による大きな被害を受けた日本ですから 猶更世界で唯一の被爆国であるという歴史認識は絶対に風化させてはならないことだと思います。私は現在の日本の電力事情では 絶対に原発が必要であるのだと認識していましたが どうやらその認識は全く間違っていたみたいです。

原発という代物は 核廃棄物の処理の問題や今回のような想定外の災害による事故が起こらなければ 二酸化炭素をほとんど排出しない 非常にクリーンなエネルギーの算出方法だと思っていました。但し今回のように一度事故が起こってしまうと 取り返しのつかない被害が長年にわたって延々と続くことが明らかになりました。それとともに原発に頼らなくても 一人一人が節電を心がけることで 計画停電などしなくても 何とか乗り切れることが 分ってきました。

原発に頼らなくても ドイツのようにそれほど電気代を高騰させずに 賄えるのであれば 将来の為にも 大切な子々孫々の為にも絶対に原発を完全廃止してしまうことが必要であると思います。戦争体験を伝える人たちが高齢化して 徐々に直接戦争を体験された方からお話を伺う機会が減少するのは 必然的なことであり 徐々に日本国民の心に占める割合も減少していくのは致し方のないことですが 原発事故で故郷に帰れなくてつらい思いをされている方の気持ちは現在進行形です。

原発事故と原爆による被害では次元が異なることではありますが もう二度と核の力によって日本が被害を受けないでほしいと心から祈ります。

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