8月6日 円高の影響で株価が下落続きなのだそうです

私は不勉強なので 日本の通貨 円の価値が上がったり下がったりどうして変動するのか 殆ど理解しておりません。まあ自由主義経済において 日本が貿易をする際に円建てで会計する場合 輸入すれば 円を支払い 輸出すれば円で受け取るのでしょう。まあ世界の基軸通貨である ドルでのやり取りの方が 一般的かもしれませんが 日本の円もそこそこ世界で信用されている通貨なのでしょうから 円と言う通貨でのやり取りもそこそこあるのかもしれません。そして円を求める人が多ければ その価値は高まるので円高になるのでしょうし 円を手放したがる人が多ければ その価値は低下するのだと理解しております。
私は アベチャンがえらそうに唱えていたアベノミクス と言うのは 円の価値を下げて 所謂円安に誘導しただけの政策だと理解しております。単純に貿易の面だけで考えれば 円安の方が 輸出する国での価格が下がりますから 輸出産業は 製品がよく売れるようになり活気づくのは当然でしょう。その為に自動車や電化製品など輸出に頼っている産業は売り上げが伸びて 利益が上がり したがって従業員の給料もいくらかは上がったのかもしれません。
歴代の首相たちがやりたくても上手く出来なかった円安誘導を 上手く達成したのですから そこの所だけはアベチャンを評価してあげてもいいのかもしれません。とは言え 円の価値を下げたという事は 日本の所有するすべての財産の価値を一瞬にして低下させてしまったのです。日本の実質的な損失はとてつもなく大きいように思いますが その点について文句を言っている方が殆どいないことが私には 不思議に思えます。
そして円安になると 確かに輸出する商品は 割安に販売できますが 逆に輸入する商品については 当然値上がりしてしまいます。日本の食料自給率は 悲しいほど低いわけですから 当然食料品などが少なからず値上がりしましたし ガソリンなども高値で安定してしまっていて 一般国民の生活には重荷になりました。それに輸出関連の会社が利益を上げたとはいえ 何時また円高になるかもしれませんので 設けた分のかなりの割合を 会社に貯め込みましたので 期待されたほどに従業員の賃金増にはつながりませんでしたから 国内消費が伸びないために 結局は不景気からの脱出には 全然いたっていないように思います。つまりアベノミクスは 庶民の生活には 一切恩恵をもたらしてはいないのだと思います。
勿論アベチャンがやってのけた円安誘導も はっきりとした因果関係があってのものではないので 徐々に円高傾向が認められて 米中関係の摩擦の影響などもあって 株価が下落しているのだそうです。私の父親は ごく普通のサラリーマンでしたが バブルがはじけるまでは かなりの金額を株式の売り買いにつぎ込んでおりました。まあバブルがはじけるまでは 誰がやっても株価は上昇傾向にありましたから そこそこの儲けがあったのかもしれませんが 当然バブルがはじけて 土地の価格も右肩上がりの神話が崩壊しましたから 当然私の父も相当に痛い目にあっているのだと思います。
まあパチンコや競馬などの 庶民も参加しやすいギャンブルで たまたま買った時の報告はありますが 負けた時の話は誰もしたがりませんから素人が手を出したら 99.9パーセントの人が負けているはずです。だってパチンコ屋さんがあれだけ儲かっているのですから 殆どのお客さんが損をしているのは間違いないはずです。そんな素人が手を出して 一時的な利益を上げることは出来るかもしれないけれども 長期的にトータル的に考えると ほぼ間違いなく損をするであろう株式への投資など 私は一切興味がありません。現在の銀行の金利は 定期預金にしても0.1パーセントが普通です。一千万円一年間預けても利息は たったの千円です。
なのでもう少し率の良い運用を考えて 自分が直接株の売り買いをするのではなくて 貸付信託にでも預けてみたくなるのかもしれませんが 結局は大して変わり映えがしません。なので直接株式の売り買いに出を出してしまって 結局はかなりの損害を出している友人がいますので 私は絶対にその類には手を出しません。ローリスク ローリターンで 元本割れさえしてくれなければ 十分だと考えております。
参院選挙も 結局は自民党の一人勝ちのような結果でしたから 当分はアベチャンの天下が続くのでしょうから 日本の経済の好転など全く望めません。地道に働いて しっかりと貯め込むしかしょうがないのでしょうから 毎日目の前の仕事を頑張ろうと思います。皆さんも一攫千金なんてうまい話がある訳はないので 一歩一歩ノロノロと歩んでまいりましょう。

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