9月20日 ラグビーのワールドカップ日本大会が始まりました

サッカーに比べると かなりマイナーな感じになってしまいますが それでもすごく大きなスポーツイベントであることは間違いありません。私は 若い頃 ラグビーが大好きでした。私の出身高校である 四条畷高校も かつて国体に出場したことが有るくらいに ラグビーが盛んでした。まあ私が通っていたころは そこそこの進学校でありましたし 大阪はラグビー王国ですから 花園への出場は 夢のまた夢 と言う時代でした。ちなみに 私が滑り止めに受験した 同志社香里高校も 何度も花園に出場している強豪校です。
兎に角大阪 特に枚方市の高校のラグビーのレベルは 凄く高くて 七十年代から八十年代にかけては 啓光学園と東海大仰星高校で十回以上も全国制覇しておりましたから もっと枚方市民は ラグビーに関心を持つべきだといつも私はぼやいておりました。そんな訳で 自分でラグビー部に入部する勇気はありませんでしたが 十代から二十代にかけては プロ野球も熱狂的なドラゴンズファンでしたが 高校そして大学のラグビーを夢中になって観戦しておりました。当時 同志社大学が全国制覇を続けてしておりましたので 正月はラグビー三昧の生活をしておりました。毎年一月十五日にある日本選手権は 社会人の優勝チームと大学チャンピオンが激突しますので 当時は大学生が勝つこともしばしばあって 最高潮に盛り上がってしまいました。
その後立命館大学のアメリカンフットボール部が 甲子園ボウルで何度も優勝するようになるころには そちらにも関心が大分移りましたが やはりラグビーに対する興味は強かったように思います。現在は プロ野球に対する関心が全く無くなりましたし アメリカンフットボールへの熱意も一時期よりはだいぶ下降線なので ラグビーが見ていて一番興奮するスポーツであるのかもしれません。
そんな中で ラグビーワールドカップの日本戦ですから 病院を少し早く閉めてまで 開始から最後までじっくりと腰を据えてテレビ観戦しました。最初浮足立ってミスをして 失点しリードされましたが ロシアとはやはり自力が違うので 落ち着いて逆転して 危なげなく勝利を収めて ホッとしました。万が一この開幕戦で敗れたりしたら 決勝トーナメントへの道がほぼ100パーセント閉ざされますから 日本人の大会への関心が一気にヒートダウンするでしょうから 大会の盛り上がりの為にも勝利できてよかったと思います。
今後の戦い方としては 日本よりも格上のアイルランドとスコットランドとの試合が問題です。ハッキリ言って アイルランドに日本が勝てる確率は 殆どゼロに近いと思われます。スコットランドには勝てる確率が 五分五分よりは無論悪いでしょうが ホームで戦えるアドバンテージを考慮すると そこそこあるように思いますから 初の決勝トーナメント進出を狙う場合 アイルランド戦は ケガや体力の消耗を避けるために そこそこのテンションで戦い サモア戦に手堅くボーナスポイントまで含めて勝利することに重点を置き 最後のスコットランド戦に全精力をかけるような戦い方が最善ではないでしょうか。
この所 高校ラグビーが盛り上がりに欠けていて 部員数も毎年減り続けているのだそうです。その影響もあるし 大学側のラグビーに対する姿勢の変化によって 帝京大学の連覇が止まりませんでしたが 昨年やっと明治が優勝してくれて 再び盛り上がってくれそうな雰囲気の様に思います。前回のワールドカップで 南アフリカに勝利する世紀の番狂わせがあって その年だけは高校のラグビー部員数は増えたのだけれども ここ数年はやはり減少の一途なのだそうです。
若い世代の競技人口の減少は 確実にその国の将来的な戦力ダウンにつながりますから 今回何とかトーナメントに進んでほしいので ある程度の先を見越した駆け引きも必要かと思いますが 如何でしょうか。前回のサッカーワールドカップの予選リーグ最終戦で 日本と決勝トーナメント進出を争っている国が 他の競技場で 負けているという情報が入りましたので 日本はその時点で同点だったのですが 負けさえしなければトーナメント進出が決まる状況になり 無駄なパスをゆっくりと回して 得点を無理して取りに行かないけれど 絶対に取られないようなゲーム運びをしました。
私は 現在進出を争っている国が そのまま負けてくれればいいけれど サッカーなんてほんの数秒で一点が入るスポーツですから もしその国が同点に追いついてしまった場合 日本はどうしても勝たなければならなかったのです。その国が同点に追いつく可能性も十分にあり得る訳ですから 私はそんな消極的な作戦は 潔くもないし 客観的に見てもカッコのいい戦い方とは言えませんから 凄くガッカリとしてしまいました。その気持ちをこのブログでも強く訴えました。
前回のラグビーワールドカップで 日本は南アフリカに勝利するという奇蹟を成し遂げましたが 今回アイルランドに再び軌跡を起こす確率は ゼロではないにしても限りなくゼロに近いのが 認めざるを得ない状況ですから アイルランド戦は 決して無理に頑張って勝ちにいかない方が 懸命だと思います。南アフリカ戦は 日本は失うもののが無くて 無欲で戦えたからこその奇蹟であって 幾らかでも勝ち目のあるスコットランド戦に 全精力をかけて 上手い事いって勝てれば トーナメント進出と言う快挙が転がり込んでくるのですから 潔くはありませんが 賢い戦い方をしてほしいと思います。
第二戦で 日本が大敗しても 応援する側としては あまりガッカリし内容がいいように思いますが 如何でしょうか。

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