9月13日 久し振りにカラオケに出かけました

このブログでは何度も書いてきましたが 私と奥様は 数年も前から あるカラオケの採点法にはまってしまっています。プレミアムダム と言うかなり古い機種の採点法でトーナメントと言う名称です。トーナメント形式と言えば 例えば甲子園の高校野球のように 一対一で対戦しては 勝ち上がって隣のブロックで勝ちあがってきた人とまた一対一で対戦するような形式を思い浮かべられる方が多いと思います。ところがこの採点方法は 名前とは全然形式が異なるように思います。
先ずその採点方法を選択すると 過去の成績をクリアして 自分が一人目として採点を受けるのか クリアしなければ 過去に同じ形式で採点された人の結果が記録として残されていますから その成績と対戦できるわけです。この採点法を好む人は 過去の記録を破ることに快感を覚える場合が多いみたいで 過去の成績がクリアされずに何年分も蓄積されている場合も多いです。その部屋に入るのが二度目なら 自分の過去の成績と争う事になる場合もあります。この採点方法は独特です。他の採点法は大抵が百点満点で 音程やリズムが狂うと減点されていくような形式だと思います。勿論加点されるポイントもあるのでしょうが 基本的には いかに楽譜に忠実に歌うかを競う採点法なのだと思います。
私も 新しく出逢った曲を歌い始めるときには 先ずはその歌手のオリジナルの音源をよく聞いて 音階名で符読みをしてから 歌詞を重ねていきますから 最初は結構楽譜に忠実な歌い方をしているのかもしれません。然しその歌が気に入って 何度も何度も歌い込んでいくうちに 徐々にビブラートを強い目にかけたり 自分なりに感情を込めるために装飾音符が付加されていったりします。即ち お気に入りの 歌い込んだ歌の方が却って 原曲の楽譜からは徐々に離れていってしまう事が多いみたいです。百点満点の採点法の場合 楽譜から離れた部分は 殆どが減点対象となってしまいますから いい点数を出そうとすれば どうしても意識が楽譜に忠実に歌おう と言う気持ちになってしまいます。私にすれば 歌い込んで自分なりのオリジナリティを込めた歌い方が楽しいのに 通り一遍の楽譜通りの歌い方では全然楽しくないのです。
私が気に入っているプレミアムダムのトーナメント形式の採点法は 基本的に歌えば歌うほど得点が加算されていく採点法です。ですからこの採点法に満点はありません。最初にこの採点法に出会ったころは 普通の曲を 一生懸命に歌うと三万点台が出ていました。「マイウェイ」や「長い夜」等を 力いっぱいに歌うと やっと四万点台が出ましたので大いに喜んでいました。四万点以上を出すと その部屋の過去の最高点で第一位の座を獲得できていました。
所が ある日入った部屋の過去の成績を見たら驚きました。何とその部屋の過去の成績ベストテンは五万点台がズラッと並んでいたのです。この採点方法は 正確な音程やリズムにこだわって歌うよりも 大きな声量で目一杯声を出し続けることが得点につながることがだんだんわかってきました。それから得点を加算していきますから ある程度長い曲 それも思いっきり声量を出して歌い上げるような曲が高得点が出やすい事も分ってきました。
これはズルいやり方かもしれませんが 以前に歌われて高得点が出ている曲は 誰が歌っても高得点が出やすいので そんな曲を自分のレパートリーに加えていくことで 確実に高得点が出せる持ち歌が増えていきました。例えば「サライ」とか「純愛ラブソディ」、「サヨナラ」、「アメフラシの歌」等がそうです。これらの歌を全力で歌いきると 殆どの場合五万点台が出るようになってきました。何とか五万点台がコンスタントに出せるようになって 自信を深めていたら ある日入った部屋で なんと六万点台が叩き出されていました。
しかし人間と言うのは不思議なもので 六万点台の点数を目の当たりにすると 何とかその点数に近づこう その点数を追い越そうと努力するものです。レパートリーとしてはそんなに追加されてはいませんが 六万点台を出そうという気持ちで歌うと いつの間になんとか六万点台が出せるようになってきますから驚きます。今年の最高点は 六万九千点台 夢の七万点台にあと一歩まで迫りました。只 この採点法は 歌う技術だけではどうにもならない不確定な要素があるのが欠点です。勿論歌うのは生身の人間ですから その日の体調やのどの状態によって 多少は音程や声量にばらつきがあることは当然だと思います。でも自分で歌っているのですから それほど極端な出来不出来は無い事は分ります。なのに先週六万点台が出た曲を 殆ど似たりよったりぐらいの出来のつもりで歌ったのに四万点台しか出ないことが時々あります。
勿論部屋が違うので カラオケの装置そのものが 同じ機種ではありますが違います。カラオケの音量やマイクの受信ボリュームなどの設定が なるべく同じように調整しているつもりでも異なっているのかもしれません。安物のカラオケ屋さんに出かけていますから 最初に渡されるマイクの勿論機種は同じでしょうが 明らかに感度が違う事を感じるときは しばしばあります。つまり細かいカラオケ環境が 日によって微妙に異なるのは致し方の無い事ですが それにしても同じように歌ったつもりなのに 点数が前回の三分の二しか出ないことがあるのは 一体どのような要素によって起こるのでしょうか。
まあカラオケの機械自体の性能が それほど厳密ではないから 採点結果にもそれ位の誤差が出るのはしょうがない事なのかもしれませんが 何となく点数が思惑通りに出ない日は 落ち込んでしまいます。それと一軒のカラオケ屋さんに プレミアムダムが設置されている部屋が 数部屋ある場合が多いのですが 最初に設置されている部屋の番号を確認させてもらい 順番にこの採点法でチャレンジします。過去の記録と戦う訳ですが レベルの低い部屋の場合は 奥様と二人で 高得点ベストテンを独占してしまいます。レベルの高い部屋の場合は 何とか一位の点数をたたき出して ベストテンを半分ほど私たちで書き直すのが精いっぱいの部屋もあります。まあこの採点法にはまってチャレンジされた方が 勿論皆さん高得点を出そうと頑張られていますから しょうがないでしょう。そういうチャレンジをしていって 不思議なことが一つあります。
何軒もカラオケ屋さんを回って 同じ採点法にチャレンジしていますが 殆どの部屋で 少なくとも歴代第一位の点数を出して 更に高得点ベストテンにずらっと自分たちの曲を並べることが出来ます。所が どのお店でも一部屋だけ 私たち夫婦が必死になって頑張っても全然歯が立たない部屋があるのです。一位はおろかベストテンにすら入れないで 全く爪痕を残せない部屋が 不思議と一部屋だけ存在するのです。
その部屋はベストテンに五万店から六万点台がズラッと並んでいますから それなりに高レベルの部屋ではありますが 普段の自分たちの得点を出せれば 少なくともベストテンの半分くらいは 自分たちの曲で占められるはずなのに 普段コンスタントに六万点台が出せる曲を 気合を入れて歌っても 何故か四万点台の得点しか出ないのです。私と奥様の高得点を出せるレパートリー つまり五万~六万点台を コンスタントに出せるはずの曲を歌っても 全く点数が伸びないのです。そんな部屋には ある程度期間を開けてから 再チャレンジしますが やっぱり同様の結果しか出せません。
一軒のカラオケ屋さんのプレミアムダムの部屋を全部回ると また別のお店に出かけるようにしています。次のお店でもその機種の部屋を全部回ると 更に別のお店に出かけるようになります。近所のカラオケ屋さんを回ってしまうと 又最初のお店に舞い戻ります。
所が 残念な事に プレミアムダム と言う機種が一番古いタイプの機種みたいで 久し振りにカラオケ屋さんに行くと 以前はその機種の部屋が十くらいあったのが もっと新しくて人気のある機種に交換されていることが多いのです。以前は十部屋ぐらいあったはずなのに 久し振りにいくとほんの二三部屋しか残っていない なんてことがよくあります。確かに新しい機種の方が 歌いたい歌手なり曲を検索するのが凄くスムーズにできます。例えば 歌手名で [の」の一文字を打ち込むと のから始まる歌手がズラッと並びます。乃木坂はのから始まる歌手では一番人気なのでしょう 何時も一番上に表示されます。曲名でも最初の二文字三文字を入力すると 歌いたい曲が表示されますから 歌いたい曲を簡単に 短時間で検索できます。大人数のグループで出かけた時などは 便利なのだと思います。
つい先日 プレミアムダム以外の部屋に入った時に その便利さ 簡単さには 感心しました。然しその機種には当然ですが何時もの採点法はありませんから いつもの曲をいつものように歌うのですが 本気で思いっきり歌わないので なんだかせっかくカラオケに出かけたのに あまり気分が晴れませんでした。いずれは プレミアムダムと言う機種が絶滅してしまうのでしょうから 何らかの解決策を見付けださないと カラオケと言う私にとって非常に重要なストレス発散の手段が無くなってしまいます。
現在の私にとってのストレス発散法は 大好きなアイドル乃木坂や欅坂の映像を再生して楽しむことと カラオケで大声を出して スカッとする事 囲碁のゲームソフトでパソコン相手に対戦する事ぐらいしかありません。いずれ仕事を辞めてから それこそ腐るほど時間が出来た時の為に 真剣に打ち込める趣味をもう少し充実させたいのですが どなたか何かこんな私にも始められそうなものを ご紹介いただけるととてもありがたいので よろしくお願い致します。 

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