9月18日 処置室の掛け時計が寿命を迎えました

 病院の処置室にかけてある時計がしょっちゅう遅れ気味なので 電池が切れてきたのかと思って 電池を新品に交換しましたが やはり一日で10分ぐらい遅れてしまい もう時計としての寿命を迎えたことが判明しました。もともとがかなり安価な時計なので修理して更に使う気持ちはなくて直ぐに買い換えようと思いました。病院が出来てから十数年たちますが 開業当初から使っていた時計か 二代目、ひょっとしたら三代目なのかは覚えていませんが ご苦労様という事で 新しい時計を平和堂で購入しました。病院のそれも処置室にかける分なので デザインもごくシンプルで大きさもほどほどのを選んで 価格は980円でした。
 あまり掛け時計なんて頻繁に買うものではないので 昔に買った頃の価格の相場など覚えていませんが 想像していたより安くて すっきりしたそれなりに可愛いデザインの時計で 気に入っています。はっきり言って一番安物の時計ですが たまに電池交換するだけで これから数年間きちんと時を刻んでくれるのですから ありがたいです。
 処置室の時計なんて一日にみるのは多くてもほんの数回 全く見ない日もあるかもしれませんが それでも時計は常にサボらずにずっと正確な時を刻み続けるのだから すぐにサボりたがる人間よりも ずっと立派だと思います。ずーっと正確な時間を刻んでも 別に誰から褒められるわけでもなくて もし少しでも狂い始めたら とたんに文句を言われて処分されるのにひたすら頑張るのです。
 まあ時計は与えられた使命を果たしているだけでしょうが この時計を作った方が この安い価格で これから先数年間にわたって私に正確な時を教えてくれる製品を製造されたのですから 拍手を贈りたいです。時計なんてそんなにしょっちゅう買い替えるものではないので 工場で大量生産されてはいないと思います。だから 殆どの工程は手作業で職人さんが組み立てられるのだと思いますが 不器用で短気な私にはとてもできそうにないお仕事です。
 勿論、動物のお腹を開いての手術なんて一般の方には想像もしたくないような作業を私はこれまでもこれからもずっと続けていくのですから やはり餅は餅屋 という事かもしれません。世の中にはいろんな方面の仕事を頑張っている人が沢山いるから なんとか成り立っているのであって 勿論仕事に貴賤等あるわけもないし 食べるときにはその食物を作られた方に、何らかの製品を使用する時にはそれを作った方に感謝を忘れずに生きていかなければ とたまには殊勝なことも考える私です。  

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