Dr.喜作のブログ

2022年6月 の記事一覧

  • 6月5日 語呂合わせで 落語の日なのだそうです

    落語と言えば 私は大阪人ですから 勿論上方落語しか知りません。正直な所 東京の落語家さんの落語を聞いて 面白いと思ったのは 先代の円楽さんと 小朝さんだけです。このお二人の落語は 非常に面白く拝聴させていただきましたが このお二人以外の落語家さんの噺を聞いても くすりとも笑えません。私はあくまでも 落語とはおもろい物 笑わせてもらえるものだと思っています。別に落語を聞いて 上手いねーなんていう感想は 吐きたくありません。なので お名前をお出ししたお二人以外の東京の落語家さんは 正直ん気持ち好きじゃありません。
    勿論 関西の落語家さんでも 抜群に面白い噺をされていた方は 極限られているように思います。私が心底面白いと思っていたのは 桂枝雀さんと 吉朝さんのお二人だけです。無論枝雀さんの師匠である 米朝さんの落語も 大いに笑えますが 何となく結構お若いうちに人間国宝になられてしまいましたから その噺も 芸術の域に達しているように感じられましたので 笑い飛ばすには失礼に当たるように思っておりました。ただ残念なことに枝雀さんが59歳の時に 自殺なさっていますし 吉朝さんは胃がんのために 僅か50歳でお亡くなりになられてしまいました。
    枝雀さんは その大きなアクションと大きな声で演じる独特の落語スタイルを 批判された時期も結構長かったのかもしれませんが 結局はお客さんが 無条件に枝雀さんの落語スタイルを支持したので 唯一無二かも知れない枝雀さんのスタイルが 立派に認められたのだと思います。只枝雀さんは あまりに生真面目な性格のために 落語を細かく分類して 研究し尽くして 芸術として極めようとなさりすぎて うつ病が悪化してしまい 自殺されたのだと私は理解しています。自分のやりたいスタイルの落語を 世間もプロの落語家さんたちも 認めていたわけだし 兎に角枝雀さんが 落語を披露すれば 爆笑が間違いなく起こっていたのですから それだけで満足されていればよかったのに 天才であるがゆえに あまりにその高みを目指しすぎて 生きるのがしんどくなってしまったのではないでしょうか。その年齢から 更にその話芸に磨きがかかり 円熟味を増して 師匠の 人間国宝である米朝さんさえもが 自分を越えていく唯一の弟子として 枝雀さんを認められていたのに 自らの寿命にピリオドを打たれてしまい 非常に残念で仕方がありません。
    吉朝さんは 枝雀さんのような強烈な個性を前面に出すのではなくて どちらかというと正統派の落語を目指しておられたように思いますが やはり師匠の米朝さんが その才能に折り紙をつけておられた 天才だと私は思います。枝雀さんの落語は その個性である大きな動きと表現に 面白みがありましたが 吉朝さんは 各所にくすぐりをちりばめた落語でしたので 常にくすくすと笑かされてしまう 非常に楽しい落語だったと思います。そんな天才落語家が 運悪く胃がんという病気に侵されて あまりに若い年齢でお亡くなりになられたのは 枝雀さんが自殺されたこと以上に 悔しく思います。まだまだこれから 芸を磨き 話術を高められて 最初から最後まで笑かしていただける 本当に面白くて 楽しすぎる落語を聞かせていただけると期待しておりました。
    勿論 米朝さんや 文枝さん(三枝)たちの落語も 非常に面白おかしくは感じますが やはりこのお二人の落語の方が 私の感性としては 面白く感じました。私は「ぬかる民」でしたから 鶴瓶さんは 芸能人でも別格に好きな方だし 尊敬もしています。なので鶴瓶さんの落語も非常に楽しく思いますし そのお弟子さんである 笑福亭晃瓶さんも毎朝ラジオを拝聴していますから 大好きだし その落語も好きです。でもやはり 枝雀さん 吉朝さんの落語の面白さとは 距離があるように思います。
    ちなみに「ぬかる民」というのは 私が十代から二十代にかけて 鶴瓶さんが新野新さんと日曜日の深夜にラジオ大阪で放送していた「ぬかるみの世界」のディープリスナーの事です。この番組は 十年以上にわたって放送されていました。当時は 鶴瓶さんが生きている限り この番組を続ける勢いで放送されていました。どのような事情があったのか よく分かりませんが 私が岐阜大学に通っていた頃 突然番組が終わりを迎えましたので すごくショックでした。当時は日曜日の深夜は AMラジオが他局はあまり放送されていませんでしたので 岐阜にいても ラジオのチューナーをあわせれば 雑音混じりながら何とか聞こえていましたので 頑張ってリスナーを続けておりました。高校生の頃 何気なくこの放送を聞いていて 凄くインパクトのある話になった時思わず 爆笑してしまったのですが 何と隣の部屋からも 似たような反応が聞こえたので 隣の部屋の妹に声をかかると ある意味私よりもっとディープなリスナーだったのには 驚きました。妹は 番組の本も持っていたし はがきを出して読んでもらったことが あったのだそうです。普段あまり話はしませんでしたが 同じラ時を番組にむちゅうになっていたので 妹との距離が縮まったような気がしました。
    そんな訳で 鶴瓶さんは 特別な存在だったので 大好きなタレントさんであり 落語家さんです。落語の方も デビュー当時は いわゆるお笑いタレントの仕事ばかりでしたが いつの間にか本業にも力を入れ始めて そこそこの実力者になってこられたみたいで 嬉しく思っておりました。
    私の代好きな というか心底面白い落語をされる落語家さんが 既にお亡くなりになられているので とても残念です。枝雀さんは その落語全集をビデオで買いそろえておりましたが 現在は視聴できません。しかたがないので DVDで発売されているものをまた買いそろえようと思います。吉朝さんのDVD全集も当然発売されていますから 購入して 仕事を引退したら 落語三昧の日々を過ごしたいと思います。

  • 6月4日 風鈴の季節を迎えたみたいです

    ニュースで 京都に風鈴寺と呼ばれるお寺があり 風鈴まつりが行われているのだそうです。私は その写真を見て あれっと思ったことがありました。写真に写っていた風鈴が ガラス製の いわゆる江戸風鈴とそっくりの形状をしていました。京都の人は 東京を未だに地方と呼び 普通は東京へ行くことを 上京すると言いますが 京都の人は東へ下る と表現なさるのだそうですから そんな見下した江戸の文化を そのまんま受け入れているのだろうかと 疑問に思いました。
    私の風鈴のイメージは 金属製で チリーンチリーンと 風情のある 涼しげな音色が鳴り響くものでした。ガラス製の江戸風鈴は ペコペコと いかにも安っぽい音色に聞こえて そんなものが聞こえてきても 全然涼しさが味わえないように思います。調べてみると 一口に風鈴と言っても 全国で 様々な素材 形状 そして音色のものがある事を知りました。私がイメージしている風鈴は 岩手県の名産の鉄器である 南部鉄器をそざいとした 南部風鈴と言われるものみたいです。まあ鉄器は 関西でも作られているのでしょうから 関西産の鉄器でできた風鈴なのかもしれません。何故だか分かりませんが 子供の頃から わが家の軒先に吊るされていたのは 鉄でできた風鈴でした。
    各地で そこの特産品を用いられているのかもしれませんが 金属製でも鉄ではなくて 真ちゅう製のものもあるみたいです。音色は金属ですから 鉄製のものと似ていますが 注意して聞けば その違いが分かるような気がします。やはりガラス製の江戸風鈴が分布する割合は高いのかもしれませんが 陶器や炭などを素材とした風鈴がある事は 初めて知り 驚きました。スミによる風鈴は 備長炭という上等の炭が 棒状のものを数本ぶら下げられていて 風が吹くと それらの炭が ぶつかり合って 独特の音色を醸し出すのだそうです。音色もそうですが その形状が 従来の風鈴とはかけ離れていますから びっくりしました。昔、竜巻をテーマにした外国映画を見た時に 一般のお宅の軒先に 金属製の棒を何本かぶら下げられていて 風が吹くと 個性的な音色を奏でていたように思いますが あれもその国の風鈴だったのかもしれません。風鈴という文化は 日本に限らずいろんな国に存在するのでしょう。
    日本の風鈴という ごく小さな文化でも 知らない事が少なからずある事に 驚きましたが 引退したら キャンピングカーで 全国を回って 私の知らない日本の文化と巡り合えることが とても楽しみです。

  • 6月3日 1987年の本日 長澤まさみさんが誕生されました

    私が初めて 正美さんをお見かけしたのは 大分県臼杵市を舞台にした映画「なごり雪」でのことです。まだ デビューして間もなかったのかもしれませんが 準主役の方の娘さん という役柄で 出演場面は ほんの数分ぐらいの いわゆるちょい役で 登場されていました。出番は 極限られたシーンだけでしたが 当時まだ幼さを残したお姿でしたけれども 非常にチャーミングな女の子として 私の心に非常に大きなインパクトを残されました。準主役の方が 当たり前ですが ずっと登場場面は多かったのですが その方のお名前も 申し訳ないけれど 失念してしまいました。映画「なごり雪」という作品は あまりヒットしなかったのかもしれませんが 私の様に全然女性にもてなかった男には あまりに悲しすぎる結末に 声を出して泣いてしまう位に 強烈なインパクトのある映画ですので 生涯もてない男の 悲哀に興味のある方は 一度ご視聴ください。最後にベンガルさんが 駅のホームに崩れ落ちて 声をあげて泣くシーンに 心動かされる方は少なくないと思います。結局 もてる男は 何にもしなくても 些細な努力さえしなくても もてるのだと思い知らされるような結末が もてない男には あまりにも残酷だと思えて仕方がありません。
    今日は そんな映画で初めて見て ちょい役だったけれど 非常に魅力的に光り輝いていた長澤さんの35歳のお誕生日です。若くして 主役クラスを演じる女優さんになられたので まだそんなに若いのかと驚くぐらいですが かつては好きな女優さんベストスリーに入れる位に魅力を感じておりました。二十年ぐらい前に 好きな女優さんを三人あげると 長澤さんの他に 綾瀬はるかさん 広末涼子さん という 当時としては人気絶頂の名前が挙がっても当然のメジャーに人気のある女優さんばかりが好きでした。
    それが十年前に好きな女優さんを三人あげると 榮倉奈々さん 多部未華子さん 小西真奈美さん と勿論主役クラスを演じられることが多い女優さんですが 一寸個性的な女優さんに様変わりしています。現在のベストスリーは 一位が断トツで 土屋太鳳さん 次いで 浜辺美波さん 最後に 松本穂香さんになります。ちなみに四番目は 永野芽衣さんです。多部さんや 永野さんは お顔立ちも大好きですが 特にその独特の声に 凄く魅力を感じます。私は 正統派の美人女優さんは あまり好みではありません。例えば乃木坂でも 美しさで秀でていたのは 白石麻衣さんや 橋本奈々未さん 現在のメンバーでいうと 山下美月さん辺りが いわゆる美人だと思いますが 私の推しメンベストテンには この三人は全く入りません。
    念のため申し上げておきますと 現在の乃木坂の推しメンベストテンは 一位から順に 依田祐希さん 鈴木絢音さん 久保史緒里さん 佐藤楓さん 阪口 珠美さん 向井葉月さん 遠藤さくらさん 筒井あやめさん 岩本蓮加さん 樋口日奈さん辺りになるかと思います。ズラッと三期生が並ぶのは 兎に角粒ぞろいのメンバーですから 致し方がないのかもしれません。卒業したメンバーでは やっぱり高山一実さん 西野七瀬さん 深川麻衣さんが 不動のベストスリーです。とはいえ 一押しのカズミンが卒業してしまってから 益々乃木坂への興味が薄れてしまいました。カズミンがいる十年間 ひたすら乃木坂を応援してきましたが 落合監督を解雇した中日球団への愛情が 消え去ってしまったように いずれは乃木坂も過去に好きだったアイドルグループの一つになってしまうのでしょう。
    話を 長澤さんに戻すと 現在も結婚されてい内からもあるのでしょうが 光り輝いて見えます。二十年前に好きだったのに 今も全く老けて見えないのは さすが一流の女優さんだと思います。でも年齢から考えても そろそろ結婚 出産を経験された方が 演技力に厚みが加わって 真の意味での一流の女優さんになられるのではないでしょうか。まああれだけの美貌を維持されていますから ご本人がその気になれば 直ぐにでもお相手は見つかるのでしょうから そろそろ幸せになっていただきたいと思います。今 一番大好きな 土屋さんには 当分結婚して欲しくないのが 不思議です。どっち道 私のものになる可能性は 皆無ですから 期待はしていませんが 結婚してだれかだけのものになってしまうのは もう少し先にしていただきたいです。

  • 6月2日 体育大会で 中高生が 熱中症で バタバタと倒れたのだそうです。

    気温は 三十度にも達していないのだそうですし 体育大会なんて 自分の出番でない時はほとんど座って休んでいて たまに自分が出場する種目の時に ほんの数分間頑張るだけだったように思います。今どきの若者は 本当にひ弱になってしまったようで とても残念に思います。私は 両親があまり勉強しろと 煩いことを言わない 子供の自由を認めてくれる方だったので 特に小学生の頃は 夏休みなど 虫取り網とかごを抱えて 炎天下に野山を歩き回っていました。せめて帽子位株ればよかったのかもしれませんが 殆どかぶらずに何時間でも 汗びっしょりになりながら セミを追いかけていたように覚えています。
    兎に角私の夏休みの 大半は蝉取りに明け暮れていましたから 自然と夏の暑さに対する抵抗力のような者が身についてしまったのかもしれません。確かに気温的には 私が子供の頃に比べて 夏の日の最高気温などは 五度から十度高くなっていると思います。とはいえ 六月の最初の まだ最高気温が三十度にも達していない状況で どうして一番元気なはずの中高生がバタバタと熱中症に倒れるのでしょうか。日頃部活で しっかりとした練習に打ち込んでいないのでしょうか。勿論体育系の部活に参加している生徒ばかりではないのかもしれませんが 大半を座って休んでいる体育大会本番の日に 少なからぬ数の生徒が熱中症に倒れるなんて 厚労省なり文科省なりは 子供の体の鍛え方について 根本的に考え直す必要があるように思います。
    私は 自分が 暑さに強い体質に生まれついたのかもしれませんが 現在でも 炎天下に数時間歩き回って 自分の病院のチラシをポスティングしております。無論 熱中症対策には 気を配っています。肥満体で 心臓に不整脈などという病気を持っていますから 適度な時間を見計らって車に戻って 冷房を利かせた車内で 休憩し 冷たい飲み物をタップリと飲みます。私は今年65歳になりました。そんな病気持ちの肥満体の老人が 炎天下に数時間歩き回っても 熱中症の兆候すら感じたことがありません。若くて元気な中高生が どうして熱中症にかかるのか 勿論学校側としても 十分に熱中症への対策を立てたうえで スケジュールを組んでいるはずなのに どうしてこんな現象が 毎年発生するのか 本当に不思議に思います。
    やっぱり親が 子供たちを暑いさなかに公園などの屋外で 遊びたいだけ遊ばせない事に一番問題があるのではないでしょうか。そもそも 子供たちの遊びが ゲームなど室内でのものばかりになっていて 外で遊ぶことに興味を持てないのなら 恐らく親の環境づくりに問題があったのではないでしょうか。子育ての一番肝心な部分は やっぱり家庭環境によるもののように思います。現在の中高生の親世代自体が あんまり屋外での活動を好まなくなっていたのかもしれませんが やはり人間は外に出て 自然と触れ合うべきだと 思います。夏の屋外は 兎に角蒸し暑いし 日焼けはするし 虫たちも飛び回っていますが そんな環境で育った方が 多分間違いなく 丈夫で逞しい人間になれると思いますから 親世代から考え方を改めないと 大した暑さではないし 大した運動もしていないのに バタバタ熱中症にかかる生徒を生み出す現象は 減少していかないと思います。多分この夏も似たようなニュースが 続出するのでしょうが 正直私は 倒れた子供たちへの心配な気持ちよりも 申し訳ありませんが そのひ弱さ 不甲斐なさに 不愉快さを感じてしまうと思います。

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