Dr.喜作のブログ

2016年4月 の記事一覧

  • 4月19日 HKTの新曲の歌詞が女性蔑視と騒がれていることについて

    この事実を車の中でラジオのニュースで知りましたが HKTのCDを買う気にはなりませんので ユーチューブでその曲を聞いてみました。男性が求める女の子の条件は可愛げがあることだという方が凄く多いように思います。女性は別にお勉強が出来なくても可愛げされあれば構わない といった内容でしたが この詩のどこが女性蔑視に当たるのか私には全く理解できません。

    私は女性のお化粧に関しては 否定的な考え方なので 女の子はメイクが上手であるほうがいい といった内容には頷けませんが まあ一つの曲の歌詞の内容について 全て納得がいく方が不思議なぐらいですから この曲の歌詞について全然違和感を感じませんでした。

    人のものの考え方なんて 千差万別であって当たり前ですから 男性が女性に求める者も十人十色だと思います。私は自分があまり賢くないことを自覚していますから 女性があまりいわゆるお勉強のできる方は 正直苦手です。多少はおバカな位の方が 可愛く感じて好ましく思います。ベタベタと化粧する女性は生理的に嫌いなので 逆にすっぴんの女の子は殆ど無条件で好きになります。欅坂で織田ナナが一押しなのは オーディションの時ですらすっぴんだったからです。

    現在 必死で勉強をしている女の子が この曲の影響でやる気をなくしてしまう 等という馬鹿げた意見を恥ずかしげもなく発表している人がいることに驚いてしまいます。必死で勉強している女の子は どうしても進学したい学校があるとか 将来なりたい職業がはっきり決まっていたりして 明確な未来の目標が設定できているわけで そんなしっかりした女の子が たかがアイドルの歌っている曲が どんなに大ヒットしたとしても 影響なんか受けるはずがありません。

    先日このブログで 蓮舫さんが女子サッカーがワールドカップで優勝した時に 素直に喜びの感情を表現した時に 二番手でも構わないのではないかと発言していたのに なんで世界一になったことを喜ぶのか 等とまるで鬼の首でも取ったかのように 蓮舫さんを攻撃する内容の投稿でそのブログだかツウィッターだかが炎上してしまったことを書きましたが 本当に日本人には頭の悪い輩が多くて情けなくなります。

    今回の女性蔑視発言も 確かに秋元康さんの大きな影響力を考慮すると 多少は影響を受ける女の子がいないわけではないのかもしれませんが もし影響を受けるような女の子がいたら その女の子は間違いなくお勉強がよくできる子ではないと思いますし、未来に明確なビジョンなど持っていないのでしょうから もともとこの歌詞で可愛らしいと表現されている女の子であるわけですから 取り立ててその女の子に変化があるわけではないように思います。

    現在の日本人は 色んなストレスにさいなまれながら生きているのは間違いないでしょうから 何らかの攻撃できそうな材料が見つかると 尻馬に乗っかって 攻撃したくなる気持ちは分らんでもありませんが そんな事をしても自分を卑しめるだけの事であることに早く気づいて 行いを改めて欲しいと思います。

  • 4月18日 1956年の本日 グレースケリーがモナコ王妃になられました

    私が生まれる前の年に結婚して 女優を引退されていますから 勿論女優さんとしての現役の姿は全然知りません。但し「喝采」という作品でビングクロスビーの相手役を務めて アカデミー賞主演女優賞も獲得されていますし 西部劇史に名を残す「真昼の決闘」ではゲイリークーパーと共演しています。ヒッチコックの名作「ダイヤルMを廻せ」や「裏窓」等の有名作品にも出演されていますから マリリンモンローと並んでハリウッドを代表する女優さんと言っていいのだと思います。モンローがセクシーさを売りにしていたのに対して グレースは気品に満ちた「クールビューティー」と称賛されましたから 乃木坂でいうとナナミンみたいな存在だったのかもしれません。

    一流の女優さんは 女優さんなりに制約されることの多い職業かもしれませんが 王妃という皇族の身分になってしまうと 更に雁字搦めに縛られた人生になってしまうのでしょうから 勿論すごく恵まれた生活ではあったのでしょうが 普通の幸せとは縁遠かったのかもしれません。王妃ともなれば 代役のきかない 公務が毎日のように目白押しであったのでしょうから 正直な気持ち あまり羨ましくは感じません。

    女優さん時代に浮名を流した俳優さんとしては ゲイリークーパーやクラークゲーブル、ビングクロスビー、ウイリアムホールデン等と言った超一流の それもかなり年の離れた方が多かったみたいですから 女優を続けておられたら どんな人生を送られたのか見てみたい気持ちもあります。

    52歳の若さで 車の運転中に脳梗塞を発症して 事故を起こしてそのまま亡くなられたみたいですが 彼女の人生が幸せに満ちていたのかどうかは疑問だと思います。脳梗塞という病気は 恐らく私が死ぬ時にもそうなるだろうと かかりつけのお医者さんに言われていますので なんだかグレースさんが身近に感じてしまわないでもありませんが 私の様に太った経験など一度もない方でしょうから やはり王妃というご身分が 想像以上にストレスの多いものだったのかもしれません。殆ど即死に近い事故だったみたいですから 苦しまずに死ねたことがある意味ラッキーだったのかもしれません。とにかく非常にお美しい女性であったことは 間違いありませんから ある意味で人類の財産であった方であるのだろうと思いますので 心よりご冥福をお祈りいたします。

     

  • 4月17日 三菱自動車の燃費についての嘘情報は残念です

    私は病院を開業した頃からずっと三菱トッポを往診車として愛用してきました。その可愛らしいデザインと そこそこ優れた性能に惚れ込んでいましたから 製造が中止されてからも それまで乗っていた車を乗り潰したら 中古車市場で探して 結構遠方まででも買い求めに出かけたりしました。さすがに製造が中止されて相当に年数が過ぎてしまってからは いくら探しても見つからなくなりましたので スズキのワゴンRから 現在更に小さなアルトに乗り換えました。私が仕事を終えるまでなんとか現在のアルトに頑張ってもらうつもりです。

    三菱自動車は これまでにも何度か問題を起こしてきましたが 今回の嘘情報は燃費という軽自動車を選ぶ際の一つの決め手になる情報ですから、猶更罪が重いでしょう。更に残念な気持ちを大きくしたのが その嘘情報についての対応のずさんさです。三菱側が発表した対応策は 嘘情報と実際の燃費の違いをガソリン代に換算して その差額分だけユーザーに返金しましょう、というものです。これではまるで 万引きして捕まっておいて 商品の代金を払えば それで無罪放免ですよね といった酷い対応だと思います。

    フォルクスワーゲンは ドイツが世界に誇る立派な自動車会社であることは誰もが認めることと思いますが、アメリカで起こした問題に対して 対象となる車のすべてを買い取って対応するのだそうです。莫大な費用が掛かりそうですが きっちりとしたメーカーはきちんと対応しているようで立派だと思います。

    それに対して三菱自動車が 世界的にどれだけ売れているのか 日本でどれだけのシェアを占めているのか 全然知りませんが まあ日本の自動車メーカーの中でも 下位にランクされているはずですから その対応がお粗末極まりないのも 致し方の無い事であるのかもしれません。しかしこの事件で 日本の自動車メーカー全体が信用を失ったことは間違いの無い事だと思います。

    三菱自動車も 大三菱がバックについている企業であるのなら きちんとした対応で 損なった信用の回復に努めてほしいと思います。私が小学生の頃にいちばん憧れた車は ギャランGTOのヒップアップクーペでした。本当にカッコよかったです。そんな私の子供の頃の夢を壊さないような きちんとした対応を期待します。

     

  • 4月16日  熊本地震の被災者への救援は スムーズにいっているのでしょうか

    日本は火山の多い国だし 活断層なんてそこいらじゅうに存在しているし 昔から地震の多い国であったのでしょうが ここの所大規模な地震が阪神地方、東北地方 そして今回の九州地方と立て続けに起こっているように思います。今回の地震の震源地は今後三十年間に大規模な地震が起こる可能性は一パーセント以下と発表されていました。所が実際に大きな地震が起こってから 地震学者なんて奴らが現れてきて 今回の地震も活断層の真上に震源地がありますから 当然予想されていました 等と後付でもっともらしい顔をしてまくし立てていますが非常に不愉快です。

    本当に予想できていたのなら 地震が起こる前に大きな声で発表せんかい と思ってしまいます。大体日本は地震の非常に多い国なのですから 日本という国で一生過ごすつもりなら一度ぐらいは 大きな地震と遭遇するのは当たり前と考えて 地震が起こるのを予測することに力を入れるのをやめるべきだと思います。たとえどんなに正確に 地震が起こることを予測できたとしても 心の準備ができる位の事で 殆ど実質的には役には立たないように思います。

    アメリカなどでは もっと合理的に考えて 地震は地球が通常の活動をしている以上は 必ず起こるものであると割り切って もし起こった時にどのような準備をしておけば 被害を最小に食い止められるかに絞って研究しているのだそうです。日本はアメリカよりもよっぽど地震が多い国なのですから いい加減予測に力を入れるのではなくて いずれ必ず起こるであろう地震に対して 被害を少なくするための準備を心掛けるべきでしょう。

    大規模な地震が起こると 日本人は義援金や救援物資を被災地の方のために 送ることに熱心になります。不景気な世の中ですが 日本人の思いやりの心は 自画自賛みたいですが 立派だと思います。ただせっかく集まった義援金が 適切なタイミングで被災者の手元に届いていないことが 毎回繰り返されているのはとても残念なことです。被災するときには着の身着のままで非難するわけですから なかなか現金を持ち合わせていないのは当然です。そんな折に一人数万円でもいいから なるべく早くに渡してあげるべきだと思います。

    所が自治体がいったん預かった義援金は あたかもその自治体の財産であるかのように勿体をつけて やれ本人確認だとか証明書が必要だとか しちめんどくさい手続きを設定したりして はんこや身分証明書を持ってこいなどと要求してなかなか被災者が現金を受け取れていないように感じます。その地区の住民であることが確認できたら 出来るだけ速やかに現金を被災者の方に渡してあげて欲しいと思います。

    それから 被災地で必要になる救援物資などは 実際に被災地の避難所などで生活してみなければ 分らないものが結構あると思います。各自治体は そのような実際に被災を経験した自治体やそこの住民の方から 直接情報を集めて 必要になるものを十分に備蓄しておくべきだと思います。東北の地震の時には 食料や水など重たい物資は殆どが一階に備蓄してあったために 津波で流されてしまって全く役に立たなかったのだそうです。本当に緊急時に必要なものなど 緊急時になってみなければわからないものでしょうから 実際の被災地での貴重な情報や体験談などをもっと有効に活用して 自分たちが実際に被災した時に役立てるように準備してほしいと思います。

    インターネットが発達した現在ですから 何処の避難所ではどのようなものが不足しているのか 直ぐに必要なものはなんなのか きめ細やかに情報を取りまとめて せっかく集まった救援物資が有効に活用されるように 各自治体が頑張ってほしいものです。例えば飲料水は人間が生活していくうえで必要不可欠なものです。ある避難所に大量のペットボトル入りの飲料水が届いたのだそうですが そこにはすでに給水車がいて 殆ど飲料水は必要としていなかったのだそうです。情報管理がいかに大事であるかわかると思います。

    兎に角地震大国である日本で暮らしている以上は 何時自分が被災者になるかわかりませんから 十分な準備と有効な対策プランをきちんとしておいてほしいと思います。

  • 4月 15日 「保育園落ちた日本死ね」について思う事

    つい先日は 保育園が地元住民の反対により開園できなかったことについて 書きましたが 今話題になっているブログ「保育園落ちた日本死ね」について思う事を書きたいと思います。先日の似たような話題の時にも書きましたが 私には子供がいませんから 正直保育園については 殆ど関わりがないので 興味もなければ知識の蓄えも全然ありません。勿論自分が通った経験もありません。

    そもそも幼稚園と保育園の違い というごく基本的な知識すらあいまいでした。私が通ったのは枚方に存在した聖母幼稚園でしたので そこについての嫌な思い出しかありません。キリスト教系の幼稚園だったので 毎日礼拝堂の様な所に集められて お祈りをさせられました。現在もそうですが当時も私には信仰心の欠片もないガキでしたから 苦痛でしかありませんでした。それ以外のお絵かきやお遊戯も私は大嫌いでしたから 幼稚園にいて楽しかったことなど殆どなかったように思います。小学校に上がって 普通に授業を受ける毎日の方が よほど楽しかったです。

    私の母は 専業主婦でしたから 私立の幼稚園に通わせてもらって 今考えればありがたいご身分だったのかもしれません。保育園とは 基本的にお母さんが働いていて 仕事が終わるまで面倒をみてもらえる施設だと解釈しています。お母さんの立場にしてみれば 子供の面倒をみていればよいのなら それに越したことはないけれども 経済的な事情などが絡んで働かざるを得ないので 仕方なしに仕事が終わるまで面倒をみてもらえる施設に子供を預けるのだと思っています。

    アベチャンが唱えた アベノミクスで 庶民の収入が向上していれば 共働きをせざるを得ない家庭が多少なりとも減少していたのかもしれませんが アベノミクスの効果は何時まで待っても庶民にいきわたる事等絶対にないのです。ですから最近アベチャンから アベノミクスという言葉を全然聞かなくなりましたが 自分たちの生活を向上させたかったら国民全体で活躍しよう つまり全国民がせっせと働きなさい 等と言い出しました。

    所が小さな子供を抱えた母親が 活躍する 即ち働くためには 保育園などの施設が充実していて 存分に活躍できる環境が必要なのに アベチャンの政策は働け と号令をかけるだけで 働ける環境の整備が全然できていないのです。この辺りについては 政治家が個人的な意見をいろいろと述べています。

    私はそのような情報を多少聞きかじった程度ですが なかなかなるほどという提案には出くわしませんでした。ヨーロッパ辺りでは ベビーシッターが沢山いて かなりの割合の就学前の子供の面倒をみているのだそうです。日本にもそのようなシステムを積極的に導入すれば いわゆる箱モノの建設も必要ないので 合理的である という提案をしている人がいました。

    そんなに簡単にベビーシッターになれる人が沢山現れるとは どう考えても思えません。そもそもベビーシッターが子供の面倒をみるのがふつうである文化が定着している国であれば ベビーシッターはプロの方もいらっしゃるみたいですが 学生のアルバイトも多いみたいです。そのような文化の根付いた国であれば ベビーシッターをやろうと思う人自身が ベビーシッターに面倒をみてもらった経験者が多いはずです。

    自分が面倒をみてもらった経験があれば このように面倒をみてもらえて楽しかったとか あんな風に面倒をみられたくはない 等といろんな経験を持っているのでしょうから ある程度の経験値がある人になら 親も任せておけるのかもしれません。親自身もベビーシッターに面倒をみてもらった経験があれば 尚更安心して任せられるのかもしれません。

    所がそのような習慣の殆どない日本にその様なシステムをいきなり持ち込んでも 先ず安心して頼めるベビーシッターがいるのかいないのかという問題が発生するでしょう。勿論それなりに条件がいいとは言えないかもしれませんが お金が稼げるのですから ベビーシッターになり手は見つかるかもしれません。しかし親としては 安心して他人にわが子を任せられるのでしょうか。

    外国でベビーシッターが物心つかない子供を虐待していた事件を 時々耳にしたように思いますから 例えば親戚の子とか 近所で昔からの知り合いになら任せてみようと考える人もいるのかもしれませんが とても待機児童の数が目に見えて減少するような成果はなかなか上がらないように思います。

    保育園をいくら増やしても その度に入園希望者が湧き出るように増えてしまうので 増園しても無駄だ 等とほざく大馬鹿者の政治家もいたのには驚きました。待機児童は保育園が受け入れてくれるキャンセル待ちのようなものですから あまりにその数が多ければ最初からあきらめてしまっているから カウントされていないだけで 潜在的な保育園入園希望者はお役所が把握しているよりもずっと多いことぐらい知っておくべきでしょう。

    以前にこのブログで書きましたが 京都府が発表している待機児童数は六人でしたが ある調査機関が 簡単なアンケートにより調べたところでは 少なくとも600人ぐらいの待機児童が存在したのだそうです。お役所としてはとにかく待機児童の数を減らしたいので 待機児童に対する条件を厳しくして その条件をすべて満たさないと 待機児童と認めないので 実数とお役所の発表する数字に大きな違いが生まれたのです。

    更に保育園の増園しやすくするためにせっかく法律が改正されたのに 各都道府県が勝手にハードルを上げるような条件を課すものですから実質的になかなかスムーズに保育園の数が増えていかないのだそうです。せっかく自治体が重い腰をあげて 保育園を作ろうとすると 今度は住民の我儘な反対にあって新しい保育園が誕生しませんでした。

    「保育園落ちた、日本死ね」と仰る方の気持ちは凄くよく分ります。もう少し日本を住みやすい国にできる政治家が現れて欲しいと切に望みます。

  • 4月14日 「子供の未来応援基金」について感じる事

    私には子供がいませんから 子供関連の情報には 特に疎いのかもしれませんが この「子供の未来応援基金」についても全然知りませんでした。普通に新聞を読んで 普通にテレビのニュース番組をみておられる方なら 知っていて当然の常識レベルの事なのでしょうか。一応この基金のホームページに入ってみて 基本的な情報は仕入れてみました。

    そのホームページには 現在の日本に経済的に貧困である子供たちが少なからず存在しますから その子たちを救うために設立された基金だと書いてありました。いかにも暇な役人が 何かしら自分たちの仕事の足跡を残すために始められたようで いわゆる仕事の為に作った仕事というようなわざとらしさを感じるのは 私だけでしょうか。

    その内容説明文には 日本はOECD(経済協力開発機構)の加盟国の中で 貧困率が最悪 即ち最も高いのだそうですが そもそもOECD自体が先進国間の経済発展、貿易自由化 、途上国援助を目的として集まった国ぐにが加盟している団体であり なぜそのような団体加盟国と日本の子供の環境を比較するのか 意味不明です。近隣アジア諸国と比較してどうなのかが重要であるように思いますが如何でしょうか。

    そしていかにも仕事のための仕事であるのが明白になったのが 蓮舫さんが指摘した 今回行われた「子供の未来応援基金」に寄付を募ったのだがその活動にかかった費用が約二億円 その結果として集まった寄付金が二千万円 では 本当に仕事のための仕事であったのではないか ということです。何もしないで二億円を基金に寄付した方が 有意義な税金の使い方であったのではないかという指摘です。

    役人というのは 国民の血税を無駄にしても これっぽっちも己の懐が痛まないので こんな無茶苦茶な仕事ができるのです。もしこの仕事に携わった役人どもに 本当に貧困で苦しんでいる子供たちを救おうと 真剣に考えているものが一人でもいたのなら こんな滑稽な結果にはならなかったはずです。無能で無責任な役人どもにしてみれば 取り敢えずは給料をもらっている限りは 仕事をしているふりを見せかけでもしなければならないのでしょう。その為に例えば効果の全く期待できないようなPR活動に平気で無駄なお金をかけられるのです。

    これがもし民間の企業であったなら ただちに責任問題となり 場合によっては背任行為として訴えられるかもしれません。勿論この応援基金のPR活動は 寄付を集めるためにだけ行われたものではないのでしょうが 結局は国民の血税の無駄遣いになってしまっているようです。もし本当に貧困に苦しむ子供を救いたい気持ちがあるのなら その無駄遣いの分を寄付金にまわして 直接子供の役に立てることを考えるべきではないかと 私は思います。

    話は変わりますが 蓮舫さんで思い出すのは 民主党政権時代に 枝野さんたちと行った事業仕分けの事です。事業仕分けの是非は 難しくて私にはわかりかねますが 国民の血税を費用として注ぎ込むわけですから 無駄遣いをやめようと頑張った姿勢は評価できるのではないかと思っています。その仕分けをしている最中に どこかの研究施設が とある設備を必要であるとして予算を請求していました。その請求を通せば その研究設備が日本でだったか世界でだったか覚えていませんが ナンバーワンのレベルに達するので必要である とその研究所の職員は主張しました。

    蓮舫さんはその研究所の人間に「ナンバーワンのレベルになる必要があるのか ナンバーツーではどうして駄目なのか」と問いただしました。研究所には頑張っていただいて 日本の為により良い技術の開発や新発見をしていただきたいですから より良い設備を用意してあげたいのは当然ですが その設備のレベルがナンバーワンになれるか ナンバーツーのポジションになるのかなんて言うのは 研究所の人間の自己満足に過ぎないことではないかと思いますから 蓮舫さんの指摘は 非常に的を得ていたように思います。

    この話には後日談があります。女子サッカーワールドカップで 撫子ジャパンが世界一に輝いた時に 日本国民としては当然の感情として 世界一になれた喜びを 蓮舫さんがブログかツウィッターか何かでささやかれたのだそうです。その直後に 事業仕分けでナンバーツーでもよいのではないか とした発言の揚げ足を取ったつもりなのかもしれませんが 蓮舫さんの素直に女子サッカーが世界でナンバーワンになれた出来事を喜んだのに対して 非難を浴びせたのです。

    ワールドカップというのは 文字通り世界のナンバーワンを決める大会であり 日本の女子チームがナンバーワンに輝いたわけですから 日本人なら素直にうれしいのは当然でしょう。研究所の施設のレベルも 勿論高い方が良い結果がもたらされるのかもしれませんから 高いに越したことはありませんが 何もその設備のレベルを世界と争っているわけではありませんから 無理してナンバーワンのレベルを保持しなくてもよいのではないのかという ごく常識的な蓮舫さんの発言に対して 何故そんな屁理屈で 揚げ足を取ったつもりで 大はしゃぎで大騒ぎが出来るのでしょう。日本人にも頭の悪い奴らが結構沢山いるみたいで とっても悲しくなりました。

    話が横道にそれてしまいましたが 今回の税金を二億円も無駄遣いして 集まった寄付金が二千万円 という情けない出来事で 仕事のために仕事をしている役人自身が 大いに反省すべき出来事であったのではないか と考えます。

  • 4月13日 本日は喫茶店の日なのだそうです

    喫茶店に通うという行動にはある程度習慣性があるように思います。私がせっせと喫茶店に通った時期は三回ありました。一回目の喫茶店通いは 一つ目の大学時代でした。ガロの「学生街の喫茶店」という曲が大ヒットした影響で 取り敢えず大学に入ったら 喫茶店に入り浸ってみようと思っていました。

    一つ目の大学時代には 入学してすぐに混声合唱団に入団しました。正直申し上げて立命館大学の理工学部化学科は 自分の志望とはかなり外れていましたから 勉強にあまり打ち込めなくて サークル活動に精を出しました。授業も出席を取る科目以外は殆どサボっていましたから 空いている時間は合唱団の部室にいて 先輩が喫茶店に誘ってくれるのを待っていました。

    喫茶店に行くと言っても まだ世間知らずの童貞のガキでしたから もっぱらレモンスカッシュや カフェオレ等の軟弱なものばかりを注文していました。その時代はいくつか年上の先輩の話が 凄く大人に感じられて 楽しかったです。それに高校時代も公立でしたから勿論共学でしたが 約半数いる同級生の女の子と一言も口をきかない日が多かった私としては 女の子と喫茶店に出かけてお喋りをするのが 最高に幸せでした。

    一つ目の大学時代は自宅から通っていましたから そこそこ小遣いももらっていましたが 昼飯代のはずのお金が喫茶店で消えてしまうので 喫茶店の費用を稼ぐためにアルバイトをしていたように思います。京都駅前の旅館でのバイトは 色んな人との出会いがあり楽しかったのを覚えています。兎に角一つ目の大学時代は まだコーヒーの味さえ全然わからないのに 喫茶店の雰囲気を味わいたかっただけなのかもしれません。

    二度目の喫茶店通いをしたのも やはり二つ目の大学時代でした。岐阜を含めて名古屋を中心とする中京地区は 昼間喫茶店でコーヒーを頼むと いつもピーナッツなどのお菓子がついてくるのが当たり前の様です。朝喫茶店でコーヒーを注文すると 断らない限りは 驚くほど充実したモーニングサービスがついてきます。

    大阪でもモーニングサービスはありますが わざわざ注文して 別に料金を加算してついてくるものです。大阪ではトーストにゆで卵 気の利いた店ならミニサラダがついていればいい方でしょう。中京地区では 通常のコーヒー一杯分の料金で お店によって内容は千差万別ですが 例えば味噌汁とごはん 目玉焼きに海苔、漬物までといった立派な朝定食がおまけについてくるのです。極端なお店だと バイキング方式でサラダなど食べ放題のお店まであるのだそうです。

    その店の個性を出そうとして かなり工夫をしたモーニングサービスが ついてきますから 色んな喫茶店を巡ってモーニングサービスを楽しみました。兎に角モーニングサービスが充実している喫茶店が多いので 特に日曜日の朝などは モーニングを食べに結構お年を召したご夫婦だとか 小学生の子供連れの家族など 普段は喫茶店であまり見かけない年代の人たちまでが 集まってきて 特に日曜日などの休日の朝は喫茶店が混み合うのです。他の地域でも似たような現象があるのかないのか知りませんが かなり特異的な状況だと思います。

    三度目の喫茶店通いは 病院を開業してから数年たってからの事でした。近所の喫茶店に奥様と二人で出かけた時に そのお店の対応をしてくれる女の子が凄くさわやかで 可愛らしかったので 私がいたく気に入ってしまいました。相変わらずコーヒーの味が分るとは言い難かったのですが その時には コーヒーの美味しさは苦味だと思い込んでいましたから ストロングコーヒーを注文して 当然ブラックで飲んでいました。カッコをつけたい年代だったのかもしれません。

    当時はその喫茶店に コーヒーを楽しみたい気持ちが三分の一、スポーツ新聞を読みたい気持ちが三分の一、その可愛い店員さんの顔を見たいのが三分の一位の気持ちで 週に一度か二度通っていました。ところがある日その店員さんと話していて その子が男と同棲中であることが発覚してしまいました。まあいまどきの可愛らしい女の子なのだから 当然彼氏がいて頻繁にセックスしているだろうぐらいには思っていましたが 男と同棲していることが分ると 急にその女の子がだらしのない不潔な女の子に思えてしまって それを切っ掛けにその店に通う事を止めてしまいました。

    それ以来喫茶店ではなくて自宅で美味しいコーヒーを飲むことを目指して 頑張っています。豆を挽くミルやサイホンを買い込んで 楽しんでいたこともありましたが やはり面倒になってきてしまいました。最近は ドリップタイプのコーヒーにはまっています。簡単で かなり美味しいコーヒーが楽しめるように思います。価格も喫茶店に行くよりも十分の一以下で何時でも飲みたいときに楽しめますから 有難いです。ですから 当分は喫茶店に通う事はないのかもしれません。

  • 4月12日 保育園建設に反対する人について思う事

    私は幼稚園や保育所 小学校と言った子供の集まる場所の近所に住んだ経験がないので そのような子どもの集まる場所がどれだけうるさく感じるのか想像できません。子供たちの歓声だけではなくて 例えば運動会がある時にはその練習のために そこそこの期間 音楽や楽器の音が近所に響きわたるのかもしれません。運動会が近づけば その類の音が聞こえてくるのは 当たり前だと私は思います。反って季節感がわいて 風情があるのではないかと思ってしまいます。子供の元気な声が聞こえてくれば 反って微笑ましく感じてしまう人は私だけではないと思います。

    昨今は 何か事をおこそうとすると住民が反対運動を起こすことが 定番の様になっているようで不愉快に感じてしまいます。私の交野の実家の近所に汚水処理場が出来ることが決まってしまいました。もう数十年前の話ですから 今ほど住民の反対運動に勢いのなかった時代です。汚水処理場が出来てしまったら 24時間365日 その匂いに悩まされるのではないかと 近所の住民たちが不安に感じて 建設に反対の声をあげました。汚水処理場は 全ての住民の生活と切り離せない施設ですから どこかに建設しなければならないことは 誰しもわかっています。

    ただその建設される場所が自分たちの家の近所だと言う事で 不安を感じてしまうのだと思います。所謂「総論賛成、各論反対」という奴です。汚水処理場が出来てしまったら 四六時中その嫌な臭いに悩まされるのではないか というのは近所の住民としては ごく当たり前の不安ですが その時に建設を決めた行政側が 既存の施設への見学会を開きました。

    実際に同様の施設へ見学に出かけて 自分たちの鼻で匂いが気にならないことを体験しましたし、近所の住民の方から直接話も聞けたみたいです。それで不安が解消されたみたいで 反対運動は無くなってしまったようです。現実に汚水処理場が出来てから その匂いが気になった経験は一度もありませんし わざわざ言われなければ そのような施設が近所にあることに気づく人は少ないと思います。

    保育所が建設されれば 当然これまでとは環境が変化するわけですから 諸々の状況に変化が生まれるのは当然のことだと思います。静かだったのが賑やかになるのかもしれません。その賑やかさを受け入れられる人ばかりなら問題はないのかもしれませんが 中には強硬に受け付けない人がいるのかもしれません。

    団地でピアノを弾く音が原因で とんでもない事件に発展したことがありました。私は自分がピアノの練習を長年摘みましたから 近所からピアノを練習する音が聞こえてきたとしても 全然うるさくは感じません。いつも同じところで間違えていれば 笑ってしまうかもしれませんし、その日は調子よく上手に引けていれば 拍手をしてしまうかもしれません。

    勿論ピアノの音が生理的に受け付けない人がいるのは 当然だと思いますし、そのような方にしてみれば 子供が練習する下手糞の演奏では 非常に不愉快に感じるとしても 致し方の無い事なのかもしれません。しかし壁のそんなに厚くない防音の不十分なアパートに住んでいれば そのような自分にとっては不快な音との接触は避けられないものとして受け入れざるを得ないのではないでしょうか。

    もし本当に静かに暮らしたければ 人里離れた地域の一軒家で生活すればよいのです。但しそんな自然の豊かな場所の場合 池が近所にあればカエルの鳴き声が賑やかかもしれませんし 森が近所にあれば夏にはセミの鳴き声が凄く煩いのかもしれませんし 秋にはコオロギの鳴き声が不愉快に感じられるのかもしれません。今の日本の中に 本当に静かな場所なんてあるのかどうか疑問だと思います。

    住民の方の言い分としては これまで静かであり老人の憩いの場であった公園を潰して 保育所を建設するのが気に入らないのだそうですが これまでが恵まれすぎていたのだと言う事に気づかないのでしょうか。飛行場の近所で爆音と振動に悩まされながら生活している方も少なくはありませんし 工場が出来てしまってからその騒音や臭いに悩まされている方だって沢山いらっしゃるはずです。

    これまでがたまたま恵まれていただけの事ですし 保育所が出来るのですから 少なくとも健全な場所です。レジャービルでも建って風俗のお店が出来てしまう事を考えたら お姉ちゃんの喘ぎ声よりも 子供の歓声が聞こえる方が よほど健康的ではないでしょうか。交通事故の心配なんか 勿論予防的な対策は十分に立てておくべきかもしれませんが 人が集まるのだからそれなりにトラブルは発生する可能性は否定しませんが 実際に困ったことが起こってから きちんと対応していけば済むことのようにも思えます。

    風潮としては 反対する人が一般的に攻撃対象になっているみたいなので 反対する人を擁護する意見を述べた方がカッコいい かのような論調をはるひともいますが 私は正直に感じることを述べたら やっぱり反対する人を非難するような意見になってしまいました。どちらが正しいのかよく分りませんが保育所をどこかに建設する必要があることは間違いの無い事だと思いますから やみくもに反対すればよいとは どうしても思えません。

  • 4月10日 テレビの番組改編期ですが 新番組に興味がわきません

    三月で 非常に楽しみにしていた「あさが来た」が終わってしまって とっても残念です。このNHKの朝ドラは 私の中では「ちりとてちん」に次いで面白い 素晴らしい作品だったと思います。あさが 苦労して苦労して作った女子大に通う 平塚女史にボロクソに罵られて ちょっぴりへこむ所なんて 凄く可愛らしかったし 夫の新次郎さんのひょうひょうとした生き方 頼りなさそうだけれども 信念は持っているし 何よりも友達が凄くたくさんいるところが 羨ましかったです。

    五代さんを演じたディーンさんは 凄くブレイクしましたが 玉木君ももっと大騒ぎされてもいいように思いますが もともと知名度は高いし人気もあったから それほど話題にも上っていないだけなのかもしれません。視聴率的にも凄く高かったみたいでしたが 私としては「ビックリポンや」が昨年の流行語大賞になっていてもいいように感じていました。

    個人的な好みから言わせていただけるなら この四月からは「欅って書けない」が全国放送されて 関西でも見られるようになってほしかったです。なんで欅坂46の人気があれだけ盛り上がっているのに その放送エリアが関東だけなのかさっぱり理解できません。「乃木どこ」は初回から関西でも視聴できましたから 凄く残念です。

    海外のドラマでは「エージェントオブシールド」にクロエベネットという女優さんが出演しているために大好きだと以前にこのブログで語りましたが 四月から始まった新シリーズでは クロエさんが見違えるほどに太っていて 非常に残念です。第一シリーズの時のクロエさんは それこそナーチャン、マイマイに匹敵するぐらいにチャーミングだったのに なんで女優さんがあれだけ激変するのか不思議でなりません。

    日本の地上波のドラマも一斉にスタートしましたがキャストとタイトルで見たくなるようなドラマが無くて 結局は海外のドラマの続いているシリーズ「メンタリスト」や「ナンバーズ」「BONES」「重大犯罪課」「ブラックリスト」「キャッスル」等が自動的にどんどん録画されていきますから それらを何とかみては消去する作業にいそしんでいます。

    正直に申し上げて 「乃木坂工事中」は 企画自体が面白くないのもありますが やはり乃木坂のメンバーをもう見飽きてきたからかもしれませんが 放送を見ても心底楽しくはありません。その点「欅って書けない」の方が 企画は正直言って「乃木どこ」の 二番煎じのようなものですが やはり出演しているメンバーが 若くて初々しいので 微笑ましささえ感じてしまい 楽しいのです。

    奥様に言わせれば 私は昔から少しでも若い女の子が好き なのだそうで恐らく来年には乃木坂への興味が殆ど無くなり 欅坂一本に絞られるだろうとのことです。奥様の私に対する予言は殆ど的中していますから そんな風になりそうな気がします。乃木坂にナーちゃんがいる限りは乃木坂に無関心になることはありえませんが マイマイが卒業してしまいますから 乃木坂の魅力が半減してしまう事は間違いありません。もしナーチャンが乃木坂を卒業してしまったら 一押しのカズミンはいますが乃木坂への興味が無くなってしまう可能性は強いのかもしれません。そんな状態をどうしても回避するためにも 乃木坂三期生に期待しています。ナーちゃん、マイマイに匹敵するぐらいのチャーミングなメンバーが加入してくれることを希望します。

    兎に角せっかく年度が改まったのに ワクワクするようなテレビ番組はないというのはとっても寂しいことなので テレビ関係の方に頑張っていただきたいです。

  • 4月9日  必勝法が売れるのはどう考えても不思議です

    インターネット広告でたまたま目にとまったのですが 株の必勝法 つまり株の売り買いのコツ、要するに株で殆ど確実に利益を得られる方法を 幾らで教えてくれるのか全く興味が無いので 知りませんが 恐らく数万円で教えてくれるのだと思います。数十万円では恐らく庶民には手が出ないと思います。株価というのは いろんな要素によって上がったり下がったりしますから 安い時に買って高くなったら売れば その差額分の利益が出るごく単純な作業です。

    株の売買はハイリスクハイリターンで 勢いに乗ってツキまくっていれば 大勝ちできるのかもしれませんが なかなかその人生を勝ちっ放しで終えるのは至難の業だと思います。そんな株の売買の世界で 広告主は たまたま一二年運よくツキまくって 大きな利益を上げているのかもしれませんが 調子に乗って その自分の株売買のやり方の秘訣を 偉そうに伝授してやろうなどという広告に 飛びつく馬鹿が この世の中存在するのでしょうか。

    そもそも必勝法自体が存在するのかどうか疑問ですが もしその必勝法が本当に本物であったとしても 公に知らしめたその瞬間に 必勝法ではなくなってしまっているはずです。株の売買で儲けるためには ターゲットとした銘柄の人に知られていない 株価を上昇させる情報を密かに入手して 株価が上がらないうちにできるだけ買い集めて 一旦株価が上がり始めたらさらにその上昇を煽るように買い注文を浴びせて ころあいのタイミングで 売り抜けるのが 一度にがっぽりと儲ける基本的なやり方だと思います。株価を釣り上げるのは割と簡単そうですが 絶妙のタイミングで売り抜けるのが 至難の業だと思います。

    そんなギャンブルのようなやり方ではないとすれば 地道に株価が上がる情報を集めて コッソリとその株を買っておき あまり欲張らずに程々の利益が出たら 売り抜けるのが地道な必勝法かもしれませんが そんなことは誰でも知っているやり方であって 必勝法でも何でもありません。株の売買で儲けるためには 普通の人が思いつかないようなやり方を駆使できなければ 儲かる時はあるかもしれませんが 必ず損をするときもあるはずです。

    話は変わりますが 必勝法で私がはまってしまったのは 小学生の頃におぼえた麻雀かもしれません。友人たちよりも覚えた時期が早かった分 経験値がものを言って 中学生の頃には負け知らずでしたが 高校に入ってから出逢った友人には ものすごく強い奴らが何人かいて そいつらには何度挑戦しても 全く歯が立ちませんでした。麻雀には勿論 運不運で結果を左右される場合もありますが どんなについている時でも結果的には負けていました。麻雀はやはり運ではなくて それ相応の技術というかテクニックがあるのです。

    その為に本屋さんで売られている麻雀必勝法の類の本をせっせと買い集めては熟読しました。阿佐田さんや小島さん 灘さん等の本を それこそ何十冊も買い集めて 必死になって勉強しました。但し必勝法というのは 本になって出版されて 誰でも知ることのできる情報になってしまったら たとえその情報が 非常に勝率を上げる有効な方法だとしても 相手も同じ情報を持っていれば 必勝法でも何でもないのです。理論的に考えて 実戦で有効な打ち方を教えてくれはしますが 結局必勝法とは巡り会えませんでした。

    よく詐欺に引っ掛かる愚かな人たちがいますが 冷静になって考えれば 簡単に金儲けのできる方法を 赤の他人がただで簡単に教えてくれるはずが無い事に気づくべきだと思います。もし本当に儲け話の情報を入手したら その大切な情報を他人に教える訳がないでしょう。もしその儲け話に元手が必要であるのなら 赤の他人に教えてあげるよりも サラ金等から出来るだけ借金してでも 元手を掻き集めるのに人は必死になるはずです。

    赤の他人がそんな儲け話を持ってくること自体がありえないはずなのに そんな情報を持ってくるのはおかしいとすぐに気付ければ 詐欺の類で被害を受けることはないと思います。まあ偉そうに言っている私も とにかく麻雀が強くなりたくてたまらない 相当に追い込まれた精神状態だったために あるわけの無い必勝法の本にのめり込んでしまいましたから 人間はやはり貧すれば鈍するのかもしれません。追い込まれた精神状態では 冷静な判断力が無くなってしまうのかもしれません。

    まあ私の人生でこれから 貧することはあまりないと思いますから 悪質な詐欺に引っ掛かることは 恐らくないだろうと思いますが 何しろ人一倍ウッカリした人間ですから そんなに安心もできません。でも私にはしっかり者の奥様がついていますから 何か決断するときには必ず奥さまにお伺いを立てて 奥様の意見を尊重していれば 多分大丈夫だと思います。