Dr.喜作のブログ

2020年8月 の記事一覧

  • 8月20日 子供たちの夏休みが いつの間にか終わっていたようです

    今年はコロナ禍の影響で 夏休みの始まりが 非常に遅かったみたいですが 始まったと思っていたら あっという間に終わっていたみたいで 朝子供たちが集団登校をしているのを見て二学期の始まりを知り 驚いてしまいました。確かに三月の始めから 小中学生はお休みさせられていて まともに卒業式や終業式も行われなかったように記憶しております。子供たちにしてみれば 思ってもみなかった長期の春休みが 前倒しでやってきたようなもので 当初は喜んでいたのかもしれません。但し学校の卒業式というのは 人生の大きな そして大切な節目ですから その儀式が行われなかったのは 卒業生にしてみれば残念に感じるのかもしれません。
    その後新学年が始まる時期になっても 全く学校の活動は再開されないままに 緊急事態宣言などが発令されてしまって 学校の授業どころの話ではない状況になっていきました。卒業式が行われなかったように 入学式や始業式も割愛されてしまいました。六月ごろから ようやく徐々に学校の活動が始まりましたが 正常な形で授業が始まったのは 既に暑さを感じる頃だったように思います。一学期のスタートがかなり遅れてしまったがために それまでもリモートで授業が行われたり 各自に課題が配布されて 正常な授業ができない時期を何とか誤魔化していたのかもしれませんが スタートが遅れを取った分 一学期の終わりも 普段よりはかなり遅くなってしまったみたいです。つい先日 やっと夏休みが始まったらしいと知り 何時までなのか詳しいことは知りませんでしたし 地域によって夏休みの始まりも 終わりもまちまちみたいですが 正味お盆休み+アルファ のような形の夏休みになってしまったみたいです。
    私は器の小さな人間なので 毎年七月の二十日ごろ 終業式を終えて長い長い夏休みになる喜びを全身で表しながら 帰宅していく子供たちの姿を見て お盆休みすらない我が身が悔しくて このブログでも毎年ボヤいてばかりでした。でも今年に限っては いつものように新学年がスタート出来かったうえに 一年でも一番楽しいかもしれないゴールデンウィークのころ 外出を自粛させられて 寂しくてつまらない雰囲気の中 過ごさざるを得なくて そのうえ楽しい夏休みは ほんの少しだけ というのは正直とても可哀そうに思ってしまいます。ましてやお盆が過ぎても 連日猛暑日が続いている中 昼下がりにしょんぼりと帰っていく子供たちを見ると 熱中症にだけはならないようにと 願ってしまいます。
    今年は七月に大雨が各地で続いて 梅雨まで長く居座りましたから それ程気温が上がらずにすんでいましたが 八月になってからは 例年通りの猛暑がやってまいりました。昨年までなら 熱中症の患者さんが 病院に運ばれますと 一刻も早く体温を下げるべく治療が始まりましたので それ程重症化したり死亡したりする確率が高くなかったのかもしれませんが 今年は体温が上昇していてぐったりしている場合 新型コロナ感染症の症状と類似しているために 対応する病院のスタッフが まずはコロナ感染症を想定して対応を始めるのだそうで 取り敢えずは コロナ感染症の検査を行って 陰性と判断されるまで 熱中症の適切な治療が始められないのだそうです。その為に治療の初動が遅れてしまって 熱中症が重症化するケースが多いのかもしれません。ですから 勿論毎年熱中症にならないように気を付けることは大切ですが 今年の夏は ひょっとしたら来年の夏も特に熱中症にならないように気を付ける事が大切だと思われます。なので猛暑の中 炎天下に結構な距離を歩いて帰る子供たちを見ていると 余計に心配になってしまいます。
    特に来春 受験の時期を迎える子供たちが 猶更心配です。不安な中手探りで受験の準備をしなければならないのは みんな平等なのかもしれませんが ただでさえ不安になってしまう入学試験に ひょっとしたら例年とは異なる状況が発生するかもしれませんから 肉体的なストレスと共に 精神的にも大きなストレスに見舞われてしまいそうで 他人事ながら 心配してしまいます。何も入学試験で 人生が決まるなどとは思いませんが ただでさえ相当なプレッシャーのかかる出来事ですから 悔いの残らないような準備ができて 試験に臨んでいただきたいと考えます。
    このコロナ禍の世の中 本当に有り難いことに うちの病院は という事は恐らく動物病院という業種は あまり例年と患者さん数も売り上げも 変化がないのかもしれませんが 現在のような異常事態があと数か月続いたら かなり名の通った企業にも力が尽きてしまうような影響が出始めるであろうと言われています。人間も動物も 病気やけがでダメージを受けても 回復できる範囲であれば 元の状態に戻れますが 致命的なダメージを受けてしまうと 命に関わってしまい その後どんなに状況が好転しようとも 復活できない場合も少なからずあると思います。私はこの新型コロナ感染症なんて 十年後には 多分普通の風邪やインフルエンザと共に 人間社会にごく当たり前に存在するつまらない病気と認識されているはずだと思っております。ですから あんまり大騒ぎしないで 冷静に的確に対処すれば すむ話だと確信しております。
    この病気でお亡くなりになられた方には 心からご冥福をお祈りいたしますが 例年普通の風邪やインフルエンザで亡くなっている人数と比較したら 全然大したことはありません。無論病気ですからかからないように 努力することは 大切なことですが もし万が一かかってしまっても 適切な治療を受ければ 大部分の人が無事に治って 日常生活を送っているのですから 必要以上に警戒したり この病気にかかってしまった人を恐れる必要は 全くないことを いいかげん賢い日本人は 理解していくべきだと 私は思います。

  • 8月19日 語呂合わせで俳句の日です

    私は昨年の確か九月から 枚方市で定期的に開かれている 努句会という集まりに初めて参加させていただいて 句会なるものを体験しました。参加者が自作の俳句を五つずつ持ち寄り 互いに誰の俳句か分からない状態で 参加者の提出した俳句を味わって 気に入った作品を 勿論自分の俳句以外から選んで 投票して 互いに提出された俳句について 批評しあうような集まりです。私は それまでテレビのプレバトを見て 俳句というのは 五七五の十七文字で 季語を含めて 自分の感動した場面や 気持ちを伝える作品を仕上げる作業であるとしか 分かっていない 本当に俳句の初心者の段階から その句会のメンバーに加えていただき いろいろとご指導を仰いでおりました。
    参加者は 私が一番の若手になるような 年配の方々の集まりの末席に加えていただきました。何度か参加して ある程度状況が把握できましてからは 新参者でありますし 年齢的には若輩者ですから 自分にできる雑用を 積極的に句会の雑用をお手伝いするように心掛けて 参加者の方々と 仲良くなるように心掛けておりました。正直な気持ち 私が新しい人との出会いに求めているのは 勿論その集まりの本来の目的に向かって 努力してその方向で頑張ることにありますが 出来ましたら 仲良くしていただける友達 というか人生の大先輩方ばかりの集まりですから 勿論下っ端扱いで構いませんので プライベートでもお付き合いをお願いできる友人が欲しかったのです。
    以前に合唱団の集まりに参加させていただいたことがあります。合唱は一つ目の大学時代に始めましたので それ以来幾つもの合唱団に参加しましたので合唱団員としての経験は それなりに豊富だと自負しております。もともと私は 下手したらピアノで生活をたてようとしていたかもしれないぐらいに 音楽には素養がありましたし 合唱という芸術についての経験と知識 そして譜面を読む能力や発声における基本的な技術についても アマチュアの合唱団のレベルなら そこそこに歌える自信がありました。その合唱団でも 所属するベースのパートにおいて 直ぐに他のメンバーから一目置かれるぐらいの立場には なっていたつもりです。
    結局は 私の人間性に問題があるからであるのは間違いないのかもしれませんが そんな合唱団の集まりの中で ほぼ一年ほど活動してみましたが サッパリプライベートにお付き合いする友人が出来ませんでした。私としては 勿論長年頑張ってきた経験のある合唱という活動については まあ技術的な面で幾つか不満な点がないでもありませんでしたが そこそこ楽しく頑張ったつもりです。でも私の本当のこの集まりに参加した目的である プライベートにお付き合いができる友人を作りたいという目標は 一切叶いませんでしたので 参加してちょうど一年たつか経たないかで その合唱団での活動からは 離脱しました。
    今度参加した俳句の集まりにおいては 全くの初心者でありますし 年齢的にも一番の若造ででしたから 先輩方に可愛がっていただこうと 自分なりに精いっぱい努力したつもりでありましたが やはりこの集まりの先輩方とも 個人的なお付き合いは始まりませんでした。女性のメンバーと 一度だけ個人的に食事に出かけたことは ありましたが 何しろ相手が私よりもずっと年上でしたから さすがに起つものも起ちそうにないので それ以上の関係には発展しませんでした。勿論俳句の集まりに参加するのですから 女性を求めているわけではありませんから 別にそのことについては それ程不満を感じてはおりません。
    それでも俳句作りは 非常に興味深くて 自分ではいい俳句が出来たと自信満々で句会に提出しても 誰からも評価されないのに 間に合わせで適当に言葉を並べただけ のつもりの句が 結構人気があって評価されたりして 未だ全然俳句という芸術へ 入門できたのかさえ 定かな自信がない位のレベルでしたが ネットで歳時記を検索して その季節に合った季語を勉強しては 自分の生活に関連のありそうな季語から 俳句を作る手順が 俳句作りの手法として 正しいのかどうかさえ分かりませんが 自分にできる 俳句作りの道筋として懸命に取り組み 俳句作りに懸命に取り組んでおりました。
    所が コロナ騒ぎが この月に一回開かれていた句会にも影響を与えました。月に一回 公共の施設の一部屋を借りて 十人前後が集まって 数時間ワイワイと楽しいひと時を過ごしておりましたが まずは公共の施設が会場の貸し出しを感染拡大防止のためにと断るようになったのだそうです。会場が見つからないために 当分の間は 各自の俳句をメールで送って メールで他人の俳句を鑑賞して 気に入った俳句に投票するような リモート句会を行うようになりました。私としては 先輩方と一緒にワイワイと俳句について語り合ったり 世間話をしたりするのが楽しかったので いつもの会場が借りられないのだとしたら 喫茶店に集合してもいいし カラオケルームを借りてでも 実際に集まって 句会を開く事を提案しましたが 年配の方々が多かったからかもしれませんが 集まって直接会話を交わすことに 大きな不安を感じる方が多かったみたいで 私の提案は却下されてしまいました。
    私はこのブログで何度も書いておりますように 新型コロナ感染症に対して 全く恐怖心を感じておりません。ですから 実際に集まって行う句会に対して 余りに消極的な 先輩方に対して 凄くがっかりしてしまいました。単なるメールのやり取りによる句会には 私は何の魅力も感じません。何とかもう少し積極的に取り組んでいただきたくて 色んな先輩にメールでいろんな形の句会 例えば人数を五人位に制限して行う とか 事前に済ませておける準備作業は すべて私が引き受けますから 短時間で終われる句会などを提案いたしましたが 全て却下されてしまいました。
    世代が異なるので 私の積極的な意見が 全く受け入れていただけなかったので 私としては 残念には思いますが 句会に対して考え方を異にする人たちとの縁を切ることを決意しました。代表者の方に 集まりから退会する意向をメールでお知らせしました。
    これもコロナ禍の一つの被害と言えるのかもしれません。でも私の俳句に対する熱意は 冷めておりませんので 別の俳句の集まりを探すか 俳句の師匠のような方を見つけて弟子入りするかの形で 今後も俳句作りに励んでいこうと思っております。私に俳句の才能があるのかないのかさえ 全然見当がつきませんが 自分の気持ちを伝える十七文字の文学に今後も真摯に取り組んでいく覚悟でおりますので どうぞ読反りくお願い致します。自信作が出来ましたら このブログでも紹介させていただこうと思っております。

  • 8月18日 1927年の本日 城山三郎さんが誕生されました

    私は 最近こそサッパリ読書をしなくなってしまいましたが 小学生のころから 三十歳前後までの 私の人生の前半は 殆どが小説ばかりですが かなり沢山の作品に目を通しました。作家さんとしては 栗本薫さんのものが圧倒的に多くて それに次いで 石坂洋二郎さん 五木寛之さん 司馬遼太郎さん辺りの作品は 相当数読破したつもりです。栗本さんは 勿論ミステリー作品が殆どでしたし 石坂洋二郎さんと五木寛之さんは青春を題材とする小説 司馬さんは勿論歴史小説が主でした。城山さんの作品は それ程沢山読んでいるような実感がなかったのですが 経済小説自体が 私が無意識に好きだったジャンルだからかもしれませんが 書店でその作品名から 内容を類推して 面白そうだと思って購入して せっせと読んでいたみたいです。
    普通は 作家さんの名前で 購入する本を選ぶことが多いように思いますが 城山さんの小説の場合 そのタイトルの魅力にひかれて 購入しては読んでいたみたいなので 思っていたよりもかなり沢山のお気に入りの小説があったことに 正直驚いております。一番最初に城山さんの作品と出会ったのは 「官僚たちの夏」という 今はなき通産省の高級官僚の 仕事や出世を描いた小説です。私は 公務員になろうなどと考えたことが全くなかったし 通産省という役所が具体的にどのような仕事をしているのかさえ 全く知りませんでしたので 凄く興味深く読み進めました。読み終わった時には かなり面白かったので 城山さんのファンになっていたのかもしれませんが その後かなり沢山の城山さんの小説を購入して読んでいる割には 城山さんの作品だからという気持ちで選んだことは 殆どありませんでした。
    次に読んだのが 城山さんの代表作と言えるのかもしれませんが「総会屋錦城」です。直木賞を受賞された作品だとは知らずに読みましたが そもそも総会屋なる人たちの存在すらほとんど知らなかったので 株式会社の仕組みや 総会屋という職業の人たちが 世の中に相当数存在することを知って 非常に興味深くそしてある意味恐ろしさを感じました。一応塩野義製薬という株式会社に数年勤めましたが 単なる一平社員でしたので 株主総会がいつどのような形で開かれているのかさえ全く知りませんでしたから 見知らぬ世界を描かれていて 興味深かったです。
    その後「素直な戦士たち」という作品を読みました。わが子を東大に合格できるように育て上げる母親の物語でしたが そのシュールな内容に好感は持てなかったけれど 文章が読み易くて 割と自分に身近な題材が取り上げられていたので 大変面白く読み終えられました。その後「重役養成計画」や「百戦百勝」など 割とコミカルな内容でしたので すごく面白くて楽しめました。その後「乗っ取り」という小説は タイトル通り株を買い占めて 会社そのものを乗っ取ってしまおうという一味を描いた小説でしたが 株の売買では 私の父が数千万円もの財産を喪失しておりますので 自分には全く無縁の社会の出来事として理解しましたが いろいろな人間関係やお金がらみの人間同士のしがらみなどが描かれていて 身近には感じられませんでしたが やっぱり面白かったです。
    他に読んだ小説としては「男子の本懐」や「毎日が日曜日」「黄金の日々」「価格破壊」などなど他にも思い出せないでいる小説が少なからずありそうですが 城山さんの小説は 特に感動したり 涙を誘われるようなシーンは殆どありませんでしたし、勿論エロチックな場面を描いたシーンなど全くありませんでしたけれど 本当にどの作品も 面白くて一気に最後まで読み通してしまいましたから 凄く魅力的な作品ばかりだったと思います。今のお若い方には 殆どそのお名前さえ知られていないのかもしれませんが 特に男性なら 一度城山さんの小説を読んでみられることをお勧めします。多分普通の本屋さんで 城山さんの作品を探せば 簡単に見つかると思いますし 文庫本でしたら そこそこお安いと思います。ワクワクしながら きっと読めますので 是非ともお勧め致します。

  • 8月17日 今年は 虫の発生が少ないように感じます

    相変わらず昼間の屋外では 蝉が 特にクマゼミが元気よく鳴き盛っているようにも思いますが 今年は長梅雨の影響か 明らかにセミたちが大合唱を始める時期が遅いように感じました。セミの鳴き始める時期としては 例年に比べてそれほど遅くないのだそうですが 私が毎年感じるよりは その鳴き声のボリュームがかなり弱弱しく感じております。それから夏の嫌な害虫の代表である蚊やゴキブリもあんまり見かけないように思います。トリミングの伊豆を預かったり送り届けたりするときに 結構蚊に刺されて不愉快な思いをしますが 今年はあまり蚊に刺された記憶がございません。
    ゴキブリに関しては 市販されている駆除薬のうちで 恐らく最強だと思われる薬剤を一階の病院や 二階の生活スペースにも配置してあります。例年と同じ薬剤を 今年も同じ時期に 同じ分量配置しました。それでも 夜中にいきなり照明のスイッチを入れると たまにゴキブリの黒い影が 足元をゴソゴソ這いずり回る気配を 時々感じておりました。所が 今年は もう八月も後半になっておりますが 今シーズンゴキブリを見かけたのは 二回だけです。世の中 コロナ禍で大騒ぎをしておりますが そのうえ今の時期は熱中症騒ぎまで 頻発して 人間社会が ひどい目にあっておりますが そんな気配を察知してくれているのかどうかは分かりませんが 今年の夏は 殆どセミの鳴き声もそれほど耳障りじゃないし 蚊にも殆ど刺されずに済んでおりますし ゴキブリも例年に比べると 見かける回数が激減しております。平和すぎる日本であるのは 例年通りかもしれませんが 多くの方々が コロナ禍で大変苦労されているのは間違いありません。虫たちも多少はえらい目にあっている人間社会に気を使ってくれているのでしょうか。
    大阪府知事さんが 真面目に一生懸命に 感染症対策を頑張っておられるのは とてもすてきだと思いますが まあ正直申し上げて それほど有効な対策が出来ていないと感じるのは 都知事の小池さんと どっこいどっこいのようにも感じてしまいます。小池さんのように 全ての発想にオリジナリティがなくて 他人の真似ばかりしているよりは 吉村さんの方が 独創的でありかつ斬新な対策を立てている分 ずっと立派だとは思います。でもこれだけこの感染症に振り回され続けて かなりの時間が経過したのですから いい加減この病気の本質的な姿を 理解して対応策を考えるべきだと思います。
    この病気は 感染しても無症状でいる人間が多数存在するのですから 完全に駆除してしまう事は 不可能なのではないでしょうか。例え有効性が確立されていて そのうえ安全性まで間違いのない特効薬やワクチンが いずれ開発されたとしても 日本というよりも世界中に いわゆる普通の風邪やインフルエンザが 消失できないのと 同じような存在である病気だという事を悟るべきです。確かにこの病気でお亡くなりになられる方が少なからずおられるのは間違いありません。現実に日本人で亡くなられた方の数は千人を超えました。
    とはいえ このブログでは何度も何度も書いておりますが 毎年日本でインフルエンザで亡くなられる方が 約五千人 普通の風邪をこじらせての肺炎で亡くなる方が 数万人いらっしゃるのです。いわゆる普通の風邪なんて 人間の歴史とともに存在していた病気でしょうし インフルエンザという病気の存在が認識されて 人間社会にどっぶりと根を張ったのは まだほんの数十年の歴史しかないのかもしれません。いずれにしても 撲滅できずに 人間社会と共存しているのです。インフルエンザについては 有効と言われる治療薬や ワクチンが存在しますが それでも殆どコントロールできずにいる病気なのです。
    ですからこの病気に対する有効な治療薬やワクチンの開発に躍起になっておられる国々や製薬会社がありますので いずれは有効かつ安全な治療薬 そしてワクチンが開発されて 十分にいきわたる時代は到来するのでしょうが だからと言って この病気を人間社会から完全に駆逐することは 不可能だと私は思います。千人以上の方々が お亡くなりになられたのですから 恐ろしい病気であることは 決して否定するつもりはございませんが もう少し冷静になって これまでの人間と病気の関係を落ち着いて考察すれば それ程恐れて大騒ぎをするほどの病気ではないこと そしてその存在を失くしてしまえる病気ではないという事実を 理解する人がもう少しでも増えてほしいものだと 願っております。

  • 8月16日 お盆が何とか無事に終えられたみたいでホッとしております

    お盆休みは大して大事件が起こったという報道もなかったみたいですから 例年とはかなり趣の異なった形になったのかもしれませんが 割と無事に終わったのかもしれませんが 厳しい暑さは当分続きそうですから 飼い主さん自身もペット君たちも 熱中症に要注意です。ペットは体が人間よりも小さいですから 熱中症の状態に陥りやすいし 重症化して命に関わる状態になりやすいのでその対策を普段から考えておくべきですし 熱中症と気づいたら 少しでも早く適切な治療が必要です。気づいたら 時間外でも結構ですので 取り敢えず当院に電話してください。
    今年は七月に大雨が続いて 梅雨が長引きましたから 各地に水害の多大なる被害が 続出しました。梅雨が明けて 月が替わり 直接被害を受けた地域以外の人は そのような被害があったことさえ 目の前の暑さによる熱中症と 以前として衰えないコロナ禍によって 忘れ去ってしまっているのかもしれません。コロナ禍の影響で 今年は県境を跨いでのポランティア活動も自粛せざるを得ない状況ですから 被災地の復興も思うようには進んでいないはずだと思いますが 大して被害を受けなかった関西地方のニュースでは 九州の被災地についての情報などサッパリ入ってきません。
    今年は 連日コロナ感染症の確認人数ばかりが取りざたされてしまっていて 熱中症の被害が あまり強調されていないように感じますが 今年も死亡者は相当数に昇っているようです。凄く厄介なのが 熱中症の初期症状が コロナ感染症の症状と似通っているために 熱中症であれば取り敢えず体を冷やす処置が真っ先に行われるはずなのですが 検査して コロナ感染症ではないことが確認されてから ようやく熱中症の治療を始める為に 治療の初動が非常に遅れてしまうので 熱中症による死亡者数が増えているように思えてしまいます。
    先日来院された熱中症の子犬の場合 九州から車で帰省されたのだそうですが 車の中では キャリーバッグに入れられていた為に 車の中はそこそこ冷房が効いていたのかもしれませんが キャリーバッグの中まで涼しくなっていなかったために 大阪に早朝に到着したのだが 実家についてから犬をバッグから出してみてようやく 熱中症の状態にあることに気づいて 朝の五時ごろ電話を貰って 対応しました。体温が体温計で測れないぐらいに上がっていましたので 取り敢えずは氷水の中に体全体を沈めて 冷やしました。八キロほどのシェルティでしたが 五分ほど氷水で体を冷やすと どうにか平熱に戻りました。体調が落ち着くような治療をしましたら 帰るときには 何とか立ち上がろうともがくぐらいに回復してくれましたので ホッとしました。
    トイレのしつけができていないので 何処でもおしっこをしてしまうので キャリーバッグに入れておいたのだそうです。到着する三時間前にサービスエリアで 犬を歩かせたときには 普通の状態だったと飼い主さんは言っていましたが 注意深く観察すれば 熱中症の症状が 読み取れたのかもしれません。でも 飼い主さんもこのコロナ禍に感染確認人数の多い大阪までそこそこの人数でやってくる最中だったので それなりの緊張感があって 犬の異常に気付いてあげられなかったのかもしれません。長時間車に乗るのは 人間にとってもかなり大きなストレスがかかりますが 犬にとっては 肉体的にも精神的にも 人間が想像する以上に大きなストレスがかかっていることに 気付いてあげていただきたいです。
    七月は長雨で 日照時間が短かったので 農作物に影響が出て キャベツや白菜など凄く高騰していました。所が八月になって 快晴の日ばかりが続き 気温も凄く高い毎日ですが 全然野菜の価格が落ち着いてくれません。キャベツを主食にしたいと考えている私としては 辛い日々が続きます。一二年前にはキャベツが余りに豊作のために 一玉の売値が百円を下回るので 出荷しても利益が出ないという理由で 畑に廃棄されているのを テレビニュースで見かけました。農家の方々としては 丹精を込めて育てた作物が 順調に生育してくれることは 嬉しいことのはずですが 沢山出来すぎると単価が下がるし 不作の場合は 希少価値で単価は上がるのかもしれませんが 決して喜べないのでしょうから 自然を相手にしながらの難しいお仕事だと思います。野菜の一消費者としては 常識的な価格に早く落ち着いていただきたいです。
    野菜の値段なんて どうでもいい話題でぼやいていられるのは 自分が取り敢えず健康であり 仕事もそこそこ頑張れいるからだと思います。歴史的に確実に名を遺すであろうコロナ禍の時代に 大した影響も受けずに 自分の仕事に邁進できることは 非常に感謝すべきことだと思っております。水害に見舞われた方々には 心よりお見舞い申し上げます。新型コロナ感染症で苦しんでおられる方や 熱中症で辛い思いをされている方が 沢山いらっしゃるこの瞬間に 元気で仕事に励めることの有難味を 今一度よく認識して 真摯に働いていこうと思いますので どうぞ今後もよろしくお願い致します。

  • 8月14日 本日はお盆なので 墓参りに出かけてきました

    私は無神論者なので 宗教的な意味合いの強いお盆の時期さえよく知りませんし どのような決まり事をすればいいのかさえほとんど理解しておりません。東京では 七月の半ばにお盆の行事が行われていることさえ全然知りませんでした。東京在住の友達とメールのやり取りを一年以上続けておりますので その方と近況報告を送りあうようになり 七月に頂いたメールによって 東京では 一月早くお盆がやってくることをようやく知りました。明治時代に 旧暦から新暦に 世界標準に合わせる為に制度が変更されたのだそうです。それまで日本では太陰暦が採用されており その暦によると 現在の七月半ばをお盆とするスケジュールがあったのだそうで その時期が現在の暦でいうと八月半ばなので 全国的にはお盆の行事は八月半ばに行われるのが一般的であるのに対して 東京だけが 旧暦の七月に拘ったがために 未だに七月にお盆を迎えるのだそうです。
    東京は 政治 経済 文化の面から見ても 日本の中心にあるはずなのに どうしてお盆だけが全国標準とずれているのか 不思議に思いますが なんだか東京だけ他とは違う事を強調しているみたいに感じてしまって このことを知った時に かなり不愉快な気持ちになってしまいました。細かい所まで調べてみると それこそお正月のお雑煮や御節料理と同様に 全国でさまざまに様相が異なるようですが 一般的には13日の日に迎え火を焚いて ご先祖様を自宅にお迎えして 16日に送り火を焚いてご先祖様を送り出すのが標準的な流れのようです。
    ですから本日は お盆の中日であり ご先祖様は自宅に在宅されているはずの時期でありますから そんな時に墓参りに出かけても あまり意味がないのではないかと思わないでもありませんが「留守参り」という言葉がありまして ご先祖様がお留守であることを分かったうえで お墓の掃除や草取りをして 同時に手を合わせてお参りさせていただくこともあるのだそうです。只ご先祖様がお留守と分かっていて お参りを私も本日致したのですが なんとなく首をひねりたくなる気持ちでした。現在枚方にあるお墓には 十数年前に亡くなった母のお骨と 父の故郷である福岡県杷木町にあるお墓から 分骨してきていただいた 林家のご先祖様が眠っておられるはずです。母とご先祖様を思い浮かべて 心を込めて手を合わせてまいりました。
    昨年までは 父が自分でお参りしておったはずですが 私は お盆の時期はどちらかというと病院の仕事が忙しいことにかまけて 知らん顔をしておりましたが 今年は父が施設に入り 骨折してからは 車いすの生活になってしまいましたので 本日昼から時間が空きましたので 奥様と二人でお墓に出かけて 墓参りの真似事をしてまいったようなわけです。私は最初にも書きましたが 無神論者であり 宗教的なことに サッパリ興味も拘りもございません。ですから 自分が死んだときには 極端なことを申し上げると 葬式など行ってほしくありません。病院か自宅で亡くなるのだと思いますが その場から火葬場に直行してもらって お骨ぐらいは奥様に拾っていただいて 現在ありますお墓に収めていただければ それで十分です。無駄な費用や労力は 出来るだけ省略できることはしてほしいと考えております。
    私には 子供がおりませんので 林家は私の代で途絶えてしまいますが 私や父のような 世間様に対して ご迷惑しかかけておりません家系は このまま断絶してしまった方が むしろ世間様のためにも 良いことだと考えております。但し 私は現在自分の子孫を残しておりませんので 何時までも性欲がなかなか衰えてくれないのかもしれません。その為に 還暦をだいぶ過ぎたジジイなのに 乃木坂46が大好きなのかもしれません。非常に飽きっぽい私が 十年近くこのグループの熱狂的なファンを継続しておりますのは 一押しのカズミンが 頑張っているからかもしれませんが さすがに最近はかなり興味が衰えておりますので 四期生はみんな同じ顔に見えてしまって 名前と顔がさっぱり一致しません。
    とはいえ 乃木坂以外で好きな女優さんやタレントさんが 沢山出現しましたので そちらに興味の方向がシフトされただけのことかもしれません。現在女優さんで一番のお気に入りは土屋太鳳ちゃんですが そのほかにも 浜辺美波さんとか リンゴ娘の王林ちゃん 福原遥さん 安斎かれんさん 鈴木光さんなどが非常に大好きです。半分死にかけているジジイとしては 恥ずかしいことこの上もございませんが この方たちが登場するテレビ番組は 出来るかぎり予約録画して見逃さないように 努力することは苦痛ではありませんので やっぱり自分はおかしいと思わざるを得ません。まあ私は死ぬその日まで チャーミングな女性を追い求めながら生きていくのだと思いますし その方面の欲があることで そこそこ元気でいられるのでしょうから 無理にその方面の欲望を抑え込むつもりはありません。但し 来院される飼い主さんでも 魅力的な方がたまにいらっしゃいますので そのような方に対して いやらしい目で見ている私の気持ちが ばれないようにだけは気をつけようと思っております。

  • 8月13日 唇に釣り針が刺さったプードルが来院しました

    私は 仕事を引退したら 海辺に移住するつもりですから 釣り三昧の暮らしが出来たらと 考えておりますが これまで魚釣りと言えば 小学生のころに家の近所の池で 鮒を釣ったことぐらいしか経験がありませんので ぶりなどを釣るときに使うルアーを うっかり床に落としたところ 犬がそのルアーにとびかかって加えた際に 口の中のどこかに引っかかってしまって 取れないので何とかして欲しいと電話がありましたので 実際の所の状況がどんなものなのか 正直見当がつきかねましたが 来院してもらいました。
    そこそこ遠くの方でしたが よほど急いで来られたみたいで こちらが対応の準備ができたところで 飛び込んでこられました。とりあえず簡単に問診してから 診察室で 犬を診察してみました。犬種はプードルで 割とおとなしい性格の子でしたので 頭をなでてから 目や耳の状況を調べてから 問題の口の周囲を診てみました。右の口から ルアーといういわゆるカラフルな疑似餌に 三方向に反り返った 簡単にかかった針が外れないための大きな返しがついた釣り針が 犬歯の根元の辺りの歯茎に がっちりと突き刺さっているのが 確認できました。
    大人しい性格の犬でしたので 何とかそのままの状態で 刺さった針を鉗子に挟んで 抜こうと試みましたが 大きな返しの部分がしっかりと引っかかっているので 簡単には外せそうにありませんでした。飼い主さんが出血してもいいから 強引に針を引き抜いてくれと 言いましたが 固い歯茎の部分にがっちりと食い込んでしまっているので 力ずくで蓮そうとすると 痛がって 暴れて噛まれそうになるので そのままの状態では針を外す処置は難しいと判断しましたので 軽く麻酔をかけてから 鎮静化した状態で 針を外す作業をすることにしました。
    飼い主さんに麻酔をかけるので 承諾書にサインをもらってから 導入麻酔を注射しました。すぐにふらふらとした足取りになりましたので マスクをかぶせて さらにもう少しだけ麻酔状態を安定させてから 口を大きく開いて 歯茎の部分にがっちりと刺さっている大きな返しのある釣り針を 出来るだけ歯茎の傷が広がらないように注意しながら そっと外すことに成功しました。歯ぐきから 当然そこそこの出血がありましたし 軽くて短時間ですが 麻酔をかけたので 皮下点滴と抗生剤や消炎剤 止血剤などを投与して 明日以降の飲み薬をシロップで数日分用意して 投薬にやり方などを指示して 渡しました。
    恐らく明日の朝には ほぼ普段通りの生活に戻れるでしょう。飼い主さんとしては いつもの所に置いていた釣り針を口にした犬の方が悪い といった口ぶりで説明されていましたが 犬の行動範囲内に そのような危険なものを置いていたのは 飼い主さんの不注意だと考えるべきかもしれないことを話して むしろワンちゃんの方は 痛い思い 怖い思いをした被害者なのですから 今後はくれぐれもこの子の行動範囲 口が届くところに このような危険なものを置かないように注意してあげていただきたいと お願いしました。
    以前には 普通の釣り針を飲み込んでしまい お腹を開けて 胃袋を開いて 摘出する 大手術になってしまった犬もいましたので 釣り針というのは 非常に危険な代物であることを 飼い主さんが十分に理解していただいて その扱い 管理には 十二分に気を付けていただきたいと思いました。
    私が予定している移住先には その住宅内にプライベートビーチのような砂浜がありますし 歩いて十分ぐらいの所に 結構大きな突堤がありますので 年中何かしらの魚が釣れるのだそうです。そのすぐわきにある波止場には 年間一万円位で船を係留しておけるらしいので 同じ住宅地の人たちが 結構立派なクルーザーを繋いでいるのだそうです。まあ釣り自体が全くの初心者ですので 取り敢えずはクルーザーを所有しているような釣り好きの先輩方と仲良くしていただいて釣りそのものや 釣れた魚のさばき方などもご指導をお願いしたいと勝手に考えております。
    船の係留代も 他に比べて凄く安いので いずれはモーターボートに毛が生えた程度の船を購入して 勿論船舶の運転免許も取得して 自分で近所の海に出かけたいと考えております。一日も早く 気楽に釣り三昧の生活に入れることを祈っております。

  • 8月11日 巨人阪神戦で 何と内野手登録の選手が登板したのだそうです

    そのゲームの展開としては 11-0と阪神が一方的にリードした八回の裏 そのイニング頭から投げていた投手が大量失点してワンアウトの時点で いわゆる正にの形の敗戦処理投手として 高校時代に投手経験のある内野手を 一軍の公式戦であるにもかかわらず巨人の原監督がマウンドにあげたのだそうです。 打者三人に対して 四球を一つ出しましたが 何とか二人を打ち取って そのイニングを締めくくったのだそうです。巨人としては 連戦が続くときに 中継ぎ投手が残っていなかったわけではないが いずれも接戦もしくは勝ちパターンに登板する大切なピッチャーばかりだったので それらの投手を休ませるために 敢えて内野手として登録されている選手をマウンドにあげたのだそうです。指名された内野手は 可能性は低いが どうしてもという場面があるかもしれないので 普段からスクランブル登板の準備はしておくように言われていたのだそうです。当人としては 勿論望んではいないけれど 高校時代に投手経験があることもあり 少しでもチームの役に立てるなら と心と体の準備はしていたので 指名されて張り切って登板したのだそうです。ちなみに高校時代は 勿論甲子園のマウンドを目指したが かなわなかったので その夢がかなって 嬉しかったのだそうです。
    昔 オールスターで イチローがマウンドに上がったことがありました。試合の結果がほぼ見えた 九回のツーアウトからでしたが お客さんは拍手喝采して大喜びしていました。プロ野球は所詮見世物なのだし ましてや公式戦ではない お祭り気分のオールスター戦ですから お客さんが喜ぶような パリーグ監督の選手起用は悪くないと思います。イチローは高校時代 投手として甲子園のマウンドで投げていますから 単なる強肩の外野手ではありません。恐らく監督から チャンスがあれば お客さんが喜ぶだろうから そのつもりで準備をしておくように位のことは言われていたのだろうと思います。140キロ以上のストレートをポンポン投げ込んでいましたから 下手な変化球投手よりも 速い球を見事なフォームから投げ込んでいました。
    所が セリーグの監督が ある意味頭の固い野村さんでしたので 打席に立つはずの松井を呼び寄せて 簡単に相談して 自軍のピッチャーである高津を代打に送りました。パリーグが投げる専門家ではないイチローをマウンドに立たせるなら セリーグは打つ専門家ではない投手を代打に送る 一軒筋は通っているのかもしれませんが いささか面白みに欠ける采配をしてしまい ファンとしてはかなりの方ががっかりしたように思います。野村さんとしては 松井という打つ方の専門家をそのまま打席に立たせて 外野手がマウンドに上がっているのに もし打ち取られるようなことがあれば 松井の面目がつぶれてしまう事を配慮したのかもしれませんが ファンが喜んでいた状況なので 私としてはかなりガッカリしました。結果的には 代打で打席に入った 投手高津が 内野ゴロで凡退して 面白くもなんともない興醒めした結果に終わりました。
    原監督の今回の選手起用は 別にルール違反をしているわけではありませんから 誰からも文句を言われる筋合いではないのかもしれません。特殊な事情で開幕したペナントレースで 快調に首位を走っていますから その采配はさえわたっているのかもしれませんが 私としてはちょっと調子に乗りすぎたのじゃないかと思ってしまいます。11-0で八回の裏 ですから勝敗はすでに決しています。巨人に控えの投手がいないのなら 致し方がなかったとも考えられますが 中継ぎ投手がまだ四五人ベンチにいたにもかかわらず 内野手を登板させたのは やっぱり相手の阪神に対して失礼に当たるのではないでしょうか。
    幾ら変則日程のために 例年よりも連戦が続く場合が多いのかもしれませんが 貴重な戦力である中継ぎ投手に無駄な登板をさせて 疲れさせたくない という気持ちは分かりますが 一応勝負をかけた公式戦ですし 数が少ないとはいえ お客さんを球場に入れているし テレビでは人気の阪神巨人戦ですから かなり沢山の視聴者がいたはずです。プロ野球は見世物ですから 最低限度のその試合を見ていただいているお客さんに対して 最低限度の礼儀はわきまえての戦い方があるように思います。合理的な考え方が徹底されている大リーグでは それ程目くじらを立てる事ではない という見解が一般的なのだそうですが やはり日本人の感情としては 許されないことだと感じる人が少なからずいるみたいです。プロ野球のOBである江夏さんを筆頭に かなり反発する意見が飛び交っているみたいです。
    でもまあ 実際に対戦した阪神のバッターが あっさり打ち取られてしまいましたから 結果的には問題なかったと言えるのかもしれません。阪神のバッターが 内野手登録の選手がマウンドに上がったことは 当然知っていたはずですが そんな投手としてのきちんと練習もしていない選手の投球を滅多打ちにして マウンドから引きずりおろせなかったのですから 阪神のバッターにも問題があったと言えるのかもしれません。私は生まれてからこの方ずっと 巨人が大嫌いですから 原監督のやることなすこと ムカつきますので プロ野球の監督としてあるまじき采配だったと思いはしますが 昔投手経験のある内野手を登板させるという 相手チームを舐め切った采配が 上手くはまってしまったのですから 今更文句を言っても始まらないようにも思います。
    文句を言うなら あっさりとまがい物の投手に抑え込まれた阪神打線に対しても 怒りをぶつけるべきではないでしょうか。プロ野球は所詮強いものが勝つのではなくて 勝ったものが強かった 勝ったものの戦い方が正しかったと判断されてしまうのだと思います。無論この試合の勝者は阪神ですが ペナントレースを勝ち取るのは 恐らく今年も巨人でしょう。無駄な敗戦処理に 大切な中継ぎ投手を登板させなかった原監督が優勝してしまえば 結局は原監督の采配が 正しかったと言われてしまうのだと思います。ですから 阪神でも広島でもヤクルトでもいいから 何とか頑張って 巨人を優勝させないで あんなことまでしたのに優勝できなかった原監督は 無能であり 大変無礼な監督だと 言われるような結果に終わって欲しいと 切に願うばかりです。五十年以上もファンだった中日は 安定の最下位ですから 優勝を期待しても無理なのが とても残念です。

  • 8月10日 梅雨が明けてから まともに雨が降っていません

    一月ほど前には 記録的な大雨が続いて 日本各地で大きな河川が氾濫して 大きな水害がもたらされました。幸いにこの地は 大阪の片田舎に位置しておりまして さほど魅力的な場所では全然ございませんが 自然災害とは 非常に有り難いことですが 全く無縁でこの三十年ほど過ごさせていただいております。私は両親ともに福岡県の出身でもありますので 親戚の殆どが九州で暮らしています。熊本や鹿児島 福岡など相当に広範囲にわたって 大きな水害に見舞われましたが 幸いにして悪運が強いのかもしれませんが 私の親戚筋は ほとんど無傷で助かったようなので 一安心しております。
    そうでなくても コロナ禍で 都会は都会なりに 田舎は田舎なりに いろいろと辛い思いや苦しい事情を抱えながら 皆精一杯頑張っているはずです。なのにニュースなどで 被災地の惨状を伺い見ると 当たり前ですが その方自身は 何にも悪いことをされていないのに例えば ここ数十年にわたって 農業をされている方の場合 もうすぐ実りの季節を迎える時期なのに 丹精を込めて面倒見ていた 田畑が一瞬にして全滅したり 購入したばかりの高そうな機械が水に浸かってしまって 単なる大型こみになってしまったりして 途方に暮れておられました。
    コロナ禍で 長いこと休業しておられて ようやく感染防止の対策に お金と手間暇かけて 十分な準備を施して ようやく始まるゴートゥートラベルキャンペーンを楽しみにしておられた旅館に 大量の泥が流れ込んで いったいこれからどうしたらいいのか 全く見当がつかなくて 立ち尽くされている経営者の方を見たら お可哀そうで 声も出ませんでした。この方だって いわば天災であるコロナ感染症の被害を受けて 今年前半殆ど収入がなくて これまでの貯えで何とか乗り切ってきたので 今年後半で何とか盛り返そうと 真面目に一生懸命に お仕事と向かい合って頑張ってこられたのに 何にも悪いこともずるいこともしておられないのに どうしてこんなひどい目にあわなければならないのでしょうか。
    コロナ禍も考えようによっては 天災だと思いますが 大雨による水害というもろに天災が どうして重なって一部の方々の人生に 降りかかってしまうのでしょうか。本当に有り難いことに ここ枚方では 確かにしっかりと大雨には見舞われましたが 実質的には大した被害を 私個人としては 何にも受けておりません。有難いことに 病院の患者さんの数も売り上げの金額もこれまでの所 例年とほとんど変わりませんでした。勿論ゴールデンウィークも お盆休みも 例年ならかなり込み合って賑やかになってくれるペットホテルなのですが 今年は殆ど予約が入りませんでしたし 幾つか入っていたものも キャンセルになってしまいましたので 今年のお盆は 静かで寂しい日々になりそうです。ゴールデンウィークとお盆という ホテルが賑わう時期にとても寂しいのは 売り上げに直接響きますが 幸いにそれ以外の患者さんの売り上げで 何とか大した減収にはならずに済みそうなので 病院が儲かるのは あまり大っぴらに喜ぶべきことではないのでしょうが 正直感謝しております。健康に仕事に励めておりますし 勿論それなりに失敗したことが 一つもないなどと偉そうなことは申し上げませんが 自分にできる事を一つずつ一生懸命に取り組んでおります。
    さて 当たり前かもしれませんが ようやく梅雨が明けてくれてからは 猛暑といいお天気が連日続いております。七月涼しかった分を 取り返そうとでもしているかのような 連日の猛暑ですが 今年もやはり人間の熱中症が急に増えてきているみたいです。今年はまだあまり死亡されたというニュースまでは聞いていないように思いますが 特にお年寄りは ケチケチしないで 十分に冷房の効いた快適な部屋で のんびりしていただきたいです。ようやく入所した施設で 落ち着いてくれたらしい父も 十分に手厚い看護を受けているらしくて 安心しております。
    ただ 七月の天候不順によって 高騰したであろうお野菜の価格がさっぱり下がらないのが 私のようなけちん坊からしたら 大いに不満です。七月は日照時間がかなり短かったらしいので 野菜が高騰するのはしょうがないのかな と納得しておりましたが 八月になってこれだけお天気が回復していて 逆に水不足が心配されるほどにまとまった雨が降らないお天気ですが どうしてお野菜の価格が落ち着かないのでしょうか。こういう時期には 冷凍野菜を利用すると良いよ と人から教わったことがありますが うっかりすると中国産の冷凍野菜が多いのかもしれません。私はどんなに困っても 中国産の製品だけは 絶対に買わないように決めております。いくら見た目が良くて 価格が安くても 中国の土地で 育ち 中国人の手で加工されたものなど 絶対に口にしたくありません。冷凍野菜をこうにゅうするときには その産地だけはしっかりと確認してからにすることだけは忘れないようにしたいと考えております。
    さて 私は天気や気象について 殆ど興味がありませんが これだけ連日いいお天気と猛暑が続くと 毎年どこかで起こって 貧乏くじを引いたように 被害を受ける方たちがおられる ゲリラ豪雨が心配になります。この枚方のちは これまで どんなに大型台風が通過したとしても 何故か大した被害を受けておりません。だからこそ 今度こそは枚方の地が なんでやねんと叫びたくなるほどの 局地的な大雨にでも見舞われて ひどい目にあわないかと 正直心配しております。そんな不運に見舞われないように 毎日自分のできる事を コツコツと一生懸命に取り組んでまいります覚悟でおりますので お天気の神様 どうかよろしくお願い致します。

  • 8月9日 赤とんぼを見かけましたし どこかでツクツクボウシの鳴き声を耳にしました

    今年はセミの鳴きはじめるのが遅いと つい先日 このブログで書いたように思いますが 私としては秋の到来を予告するセミであるツクツクボウシが鳴き始めたのに気づきましたから 今年は夏が短かったのかなと思っていたら 赤とんぼが夕焼け空に飛んでいるのを見かけて 猶更秋を感じてしまいました。まだお盆前のこの時期に 連日猛暑を実感しておりますが 既に秋を予告する自然を感じるというのは やはり今年の夏は コロナ禍だからだけではなくて 異常なのかもしれません。テレビのニュースでは どこかでヒガンバナが咲いているというやはり異常な事実を告げていました。
    ヒガンバナという花については よく知りませんが有毒植物なので 田んぼの畦道や お墓の周りに植えられているのだそうです。田を荒らす動物の忌避やお墓の虫よけの目的があるのだそうです。そういえばお墓の周りで見かけた記憶がありますが その毒々しい花びらの色と形などに 不気味さばかりを感じておりました。親から 毒があるので近づくな 等と言われておりましたので 猶更恐れおののいて 遠くから眺めるだけの花でした。お彼岸つまり九月の下旬に咲くためにその名前がついたのだと思いますから 一月以上も前に どこかでは咲き始めたのだそうですから 何か不吉なことが起こる前兆なのでしょうか。すでに世の中は コロナ禍で ひっくり返りそうなめにあっていますけれど。
    赤とんぼと言っても いろいろな種類があるのだそうです。代表的なものに ショウジョウトンボやアキアカネがいるみたいです。アキアカネのほかに実はナツアカネという種類もいるのだそうですが あんまり聞いたことがありません。アキアカネというのは確かに秋になってから飛んでいるイメージがありますが 実は六月から活動していて 晩秋まで見られるのだそうです。ショウジョウトンボなどは実は春ごろから秋まで飛んでいるのだそうで いわゆる夏にも見かけているはずですが こちらが勝手に赤とんぼと言えば 夕方には幾らか涼しくなった夕暮れ時に飛んでいるイメージがあるので 秋の訪れを知らせる虫だと私が勝手に思い込んでいるのかもしれません。
    ツクツクボウシについても 実は六月ぐらいから 鳴いているのだそうですが お盆明けになって よく耳にするのは それまでアブラゼミやクマゼミの派手で耳につく鳴き声にかき消されてしまって 人間の耳にまで届いていないのだそうです。お盆が明けた時期になると アブラゼミやクマゼミの数が減少してくるので ようやくツクツクボウシの特徴的な鳴き声が 人間に認識されるようになるのだそうです。つまり 私が勝手に秋の訪れと感じていた 赤とんぼもツクツクボウシも 実は普通の夏 いわゆるお盆前にも当たり前に存在しているのだけれど こちらが勝手に見逃したり 聞き逃したりしていただけなのかもしれません。
    普段は見逃したり聞き逃したりしていた アキアカネの姿やツクツクボウシの鳴き声を たまたま気付いただけで 特に不吉なことが起こる前兆だなどと 騒ぎたくなるのは やはり普段とは色んな意味で異なる夏に対して 必要以上に警戒しているだけのことかもしれません。毎年 お盆にはお墓参りなどの恒例行事で 必ず帰省していたのに 今年は帰ってこないように言われてしまって 帰省できない。せっかくゴートゥートラベルなどのキャンペーンがあるけれど 旅行に出かけて 感染症を持ってきた と疑われるのも嫌だし 勿論持って帰るのも恐ろしいので 大人しく家にいるしかない 等と仰る飼い主さんが多いみたいです。
    相変わらず感染確認人数は 日本全国で増大しているみたいです。風邪の類の病気のはずなので 暑い季節には 衰えてくれるはずなのに サッパリ大人しくしてくれません。これが秋から冬の寒い時期には 更に猛威を振るうのかもしれませんから 先を考えると 更に不安な気持ちが増大してしまいます。そうでなくても このじきには 暑さによって熱中症などが心配されますが その症状が新型コロナ感染症と類似しているので 対応する医療関係者としても 例年以上に手間暇がかかってしまい そうでなくても疲弊しておられるでしょうから 頑張っていただきたいと願うばかりです。
    まだお盆前から 寒くなる時期を心配しても 鬼が笑いそうですが 特効薬もワクチンも安全性と効果が確認されたものが一般庶民に十分に届くのは まだまだ先の話でしょうから 苦しいこの時期を何とか踏ん張って乗り切ってまいりましょう。のど元過ぎて 忘れ去っているのかもしれませんが 先月の今頃の大雨で被害を受けた方々のダメージは コロナ禍どころの話ではないはずですから 心からお見舞い申し上げますとともに 国のしっかりとした援助を期待したいのですが ほとんど表に顔を出さないアベチャンが日本のトップに居座り続ける以上 実質的に有効な対策など全く期待できません。逃げ隠れするのなら さっさと政治家を引退して欲しいものです。