Dr.喜作のブログ

2013年10月 の記事一覧

  • 10月22日  伊豆大島町長について思う事

     台風により大きな被害を受けた伊豆大島の町長さんが えらくバッシングされているようです。まあ出張は公務なのだろうから 台風が接近してきて心配な時期に不在だったのは しょうがないようにも思います。ただ自分の町を大型の台風が接近していることは町に不在でも勿論知りえたことだと思います。その場にいられないのだから 尚更心配するのが防災対策の長である町長としてのごく普通の感覚ではないのでしょうか。
     はるばる出張してきた町長に対して 受け入れ側として歓待するのは当然なのかもしれませんが 自分の町に対する防災面の責任者としての自覚があるのなら こまめに連絡を取って 現状を確認したうえで どのような指示を出すのが最善であるのか 判断するのが町長の仕事だと思います。のんびりと酒を飲んで 連絡を怠り 必要な指示を十分に出さなかったのは 町長としての責務を十分に果たしたとは言えないので その責任を追及されても当然かもしれません。
     只、今回の様な大きな被害は伊豆大島の歴史でも初めての規模だと思います。実際に起こってしまってから 住民への避難指示が不十分であったと 一方的に町長を攻めるのは いわゆるコロンブスの卵みたいなもので 可哀そうではないかと思います。もし町長がその場にいたとしても まさかその規模の被害が出ることは予測しがたいことだと思うし 今まで起こったことがない規模の被害なのだから その危険性を住民に理解してもらい 実際に避難させるのは 現実的には至難の業だったのではないでしょうか。
     福島の原発事故にしても 今までに起こったことがない規模の津波を想定して対策を立てることは 現実的には無理だったのではないかと思います。一方的に 東電の地震対策が不十分だったとは 決めつけられないことだと思います。ちなみに 東電が 柏崎刈羽の原発の再稼働に動いていることに対して 福島の原発事故が現実的に収束に向かっていない時期だから 不謹慎だとか無責任だとか責め立てる声が強いように思いますが、果たしてそうでしょうか?
     東電の原発事故を処理するのに 税金がどんどんつぎ込まれているのです。東電が会社として利益を上げない限り 更に税金をつぎ込まざるを得ないのです。その為には 効率よく発電するために原発を再稼働させるのは致し方のないやり方だと思います。もし原発を利用しなければ主に火力発電に頼らざるを得ないのでしょうが 火力発電は沢山の二酸化炭素を発生するし、発電にかかる経費が原発に比べて数段高くつくのです。火力発電を主体として発電するのなら 電気料金を今までの数十%増位に設定しなければ 東電自身で事故処理をする費用を捻出することはできないでしょう。その様な料金設定にすれば 東電は原発事故を起こして迷惑をかけた上に 料金を値上げすることで更に国民に負担をかけることなど断じて許さないと 世間の人たちはまた東電を非難するのでしょう。それでは現実的に東電が原発事故を いつまで経っても自力で処理していくことが出来なくて ダラダラ税金を投入せざるを得ないのです。
     何が何でも原発反対を叫ぶ人たちは もう少し現実的なものの考え方を身に着けられることをおすすめします。

  • 10月21日 中国の大気汚染が心配です

     私は中国という国も中国人も大嫌いなので 別に中国の大気が汚染されて 自然が破壊されて 中国人の健康を害することなんかどうでもよいのだけれど その汚染物質が海を渡って日本にも飛来することと日本人にも悪影響を受けることが 非常に腹立たしいし 健康被害を受けるのではないかと心配です。中国は総理大臣が靖国神社を参拝したのしないのと 大騒ぎをして日本を非難するのだから 日本も実質的に迷惑を被っているのだからもっと大きな声で文句を言うべきだと思います。黙っているから舐められるのです。
     汚染物質の発生する主な原因が暖房の為の石炭と質の悪いガソリンだそうですが いずれも国がきちんとした対策を立てさえすれば未然に防げる事だと思います。中国人自身が被害を受けるのは自業自得だと思うので全然構わないのだけれど どうして他人に迷惑をかけないように心掛けるといった一般常識が無いのでしょう。そしてこの非常識な人民が地球上に最も多く存在することは 凄く困ったことだし 不愉快なことこの上ありません。
     自分たちの国土の自然環境を守るための対策を全く立てない国なのに レアメタルの採掘には慎重な姿勢を崩さないことも不愉快なこと極まりなく思います。レアメタルの採掘をもっと積極的にすればレアメタルの希少価値が失われるので こんな時だけ自然破壊をすすめるようなことはできないと わざと採掘量を制限してその価値をより高めようとするお国柄が恥ずかしくないのが不思議で仕方がありません。
    アメリカで中国産の原料を使ったジャーキーを食べて多くのペットが亡くなっているそうです。ジャーキーの原料なんてアメリカ国内でも十分に調達できそうに思いますが 何でよりもよって中国産の原料なんて 世界で一番胡散臭い原料をわざわざ用いられたのか不思議でしょうがありません。私はもともとスーパーで食材を買い求めるときに 予め中国産と分かったものは極力避けるようにしています。うっかり気づかずに買っている場合が無いとは限りませんが 以前にあった毒入り餃子事件やダンボール混入疑惑など とても日本では考えられないことが 逆に中国ではごく当たり前に起こっているのだろうと思わせる数々の出来事、呆れてしまってお喋りな私が無口になってしまいます。別にこの日記を読まれた方に 中国産の品々に対する不買運動をおすすめするつもりはありませんが 少なくとも私としてはこの姿勢を生涯続けるだろうと思います。
     中国人の行動について孟子と荀子が唱えた「性善説」と「性悪説」を考えてしまいます。一般的に性善説と性悪説は誤解されている方が多いかもしれませんが、本来の意味は「人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ」というのが性善説、 「人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ」というのが性悪説です。
     この意味を吟味すると 中国人はあまりに多くの悪行を学び過ぎて 成長してしまったのだと考えれば 孟子の唱えた性善説は成程と納得がいきます。でも中国人は善行を学んだのだが全く身に着かなかったのだと考えれば 性悪説にも説得力があります。これらの説が唱えられてから数百年を経ても 消え去らないのは 恐らく両方とも中国人の真理をついているからだろうと思います。
     北朝鮮も道理の通じる国ではないので 非常に困ったものですが まだ世界に与える影響力が小さいのでましかもしれませんが 中国はその国土と人口があまりに巨大であるので 非常に厄介な存在です。大体国名にもなっている中華思想とは中国が世界の中心でありその他は華夷思想即ち中国の民族よりも卑しくて劣る民族だとする考え方が根本にあるのだから まともに付き合えるわけがないでしょう。
     中国と一切の国交を絶って日本がやっていけるのならそれに越したことはないけれど 中国の存在があまりにも日本への影響力を強めてしまった現代では 上手に付き合っていくしかないのは私もわかっています。私たちは大人なんだから 例え忌み嫌う存在であろうとも にっこりと笑顔で接するように努力していくしかないのだろうなあと思います。

  • 10月20日 急に寒くなりました

     つい数日前までは 今日も夏日だ等と相当に暑かったのに 本日急に寒さを痛感しましたので 冬服にシフトチェンジしました。と言っても私の場合はトレーナーを重ね着するだけの事です。私は夏は肌着のシャツの上に 半袖のポロシャツを着るだけです。下半身はジーパンで素足にサンダルで 一年中全く変わりません。靴下を履いて 靴を履くのは 旅行に出かけるときと 狂犬病の集合注射に出かけるときだけです。冬に素足は寒そうに思われるかもしれませんが 慣れると全然平気になります。勿論冬の寒さは感じるわけで 病院の二階ででテレビを見たり食事をするときには 暖かくした炬燵に足を突っ込みますが 外出する時でも殆ど素足です。素足の快適さに慣れ親しんでしまうと 靴下を履くことの束縛感が辛くてしようがありません。さすがに雪が積もっていたら どうしようか考えますが 結局めんどくさくなって素足で出かけてしまうと思います。
     上半身は冬はポロシャツの上にトレーナーを重ね着するだけなので 私の持っている服はシャツのパンツの下着とポロシャツ、トレーナーそしてジーパンしかありません。寒いときに外出する場合には 少し厚手のウインドブレーカーをはおる位です。洋服に関しては 清潔であり破れたりしてみっともなくなければそれ以上の事は全く望まないので 今持っている服だけで十分だと思います。
     勿論奥様には 少しでも可愛らしくて 年齢も考慮するとある程度上等の服やアクセサリー、カバンに靴など欲しいものを何でも買ってあげたいのだけれど 奥様も私ほどではないけれどあまり欲がないみたいで 必要最低限のものしか 買い物しませんのでちょっぴり残念です。正直な所私は物欲が殆ど無いので 奥様を喜ばせるために仕事を頑張っているつもりなのですが 奥様もあまり物欲が強くないみたいなので張り合いがありません。まあ、わけの分からないブランド物に凝りだして 湯水のように無駄金を使われるのも困りものでしょうから お互いに慎ましく暮らして 老後のんびりできるだけの蓄えを一日も早くため込んで 二人で暖かな南の島でのんびりとした老後をおくれたら それが最高の幸せだと思ってあと数年仕事を頑張ろうと思います。

  • 10月18日 釣堀について思う事

     藤坂駅の近所に釣堀があります。その釣堀はいつもお客さんが一杯いて とても繁盛しているみたいです。雨の日には一人用のテントが用意されているみたいで テントの中に腰かけて釣っているみたいです。そのテントが結構ズラッと並んでいるので雨の日でも特に休日にはお客さんが一杯です。
     私は釣り自体殆ど経験がありません。子供の頃に少しだけ友達に誘われて 釣竿を購入して近所の池で鮒やもろこを釣ったことがある程度です。私が子供の頃にはその辺の池で魚を釣っている人は結構見かけましたが 今では池で魚を釣っている人は殆ど見かけません。ひょっとして、最近ではその辺の池では魚を釣ることを禁じられているのでしょうか?全く興味がないのでその辺の事情が分からないのですが もしかしたらそのような状況なので どうしても釣りをしたい人は釣堀を訪れるのでしょうか。
     そもそも釣堀とは 予め釣れるように魚が用意されているわけで そんなところで釣って何が楽しいのか私には理解し難い気がします。釣りとはある意味お魚さんとの戦いであるのだから ひょっとしたら全然魚がいないかもしれないし 逆にうじゃうじゃいて入れ食いになるかもしれない自然を相手にしなければ面白くないように思うのですが如何でしょう。
     私は将来病院を引退したら石垣島あたりで 民宿をやるのが夢です。中古の小さいクルーザーを買って 勿論免許を取って自分で操縦して トローリングでも楽しもうと思っています。釣り経験のない私では釣れるわけがないのかもしれませんが 大自然を相手に勝負できればそれだけで十分に楽しいでしょうから そんなことを勝手に夢見ています。
     その前に少しだけ釣りの経験をしておこうと思いますが その近所の釣堀では 竿などを全て貸してくれるらしいので 面白味はないけれど そのうちに一度奥様と出かけてみようかと思っています。私は全ての事で奥様にかなわないので 恐らく釣堀勝負でも奥様に叩きのめされることを覚悟でやってみるつもりです。

  • 10月17日 肺に水が溜まった犬が来院しました

     朝一番の患者さんは肺に水が溜まる病気、肺水腫の柴犬で当院には初めて来院されました。肺に水が溜まるのは心臓が悪い子に多い病気です。心臓は血液を全身に送り出すポンプとよく表現されますが、それは同時に血液を吸い上げるポンプでもあります。心臓が悪い動物は当然血液を全身に十分送り出せないために 体が血液のたりない状態になります、血液は全身に送り出されていろんな役割を果たしますが 一番重要な働きが酸素の運搬です。だから心臓の悪い子は酸素が十分にもらえないために すぐに息が切れてへたり込むことが多くなります。貰える血液が足りないために酸素を沢山取り込もうとして呼吸を頑張りすぎるために ゼイゼイ行ったり喉が詰まったような咳を頻繁にするような症状が現れます。
    血液を全身に十分に送り出せない心臓は 血液を心臓に吸い上げる力も弱いので 広い空間、例えば肺や腹腔内、そして心臓から遠い部分例えば後ろ肢の先に水分が貯まってしまいます。結果として肺に水貯まれば肺水腫、腹腔内に水が溜まれば腹水貯留、足の先ではむくみといった状態になります。
     この柴犬はまだ4歳と年齢が若いので恐らく先天的に心臓に問題を抱えていたのかもしれませんが 初めて診察したので過去の事はよく分かりません。飼い主さんの話だと 1歳ぐらいから全力疾走をしたり 興奮した時に よく咳き込んでいたらしいので 生まれ持った心疾患だろうと思われます。
     昨日の晩からゼイゼイと呼吸をしてへたり込んで動けないとのことで来院されました。聴診器をあてるとかなり心音が聞き取りにくい状態で かなりの心雑音がしましたので 心臓弁膜症であり肺水腫を疑いました。念の為レントゲンを撮影すると 普通は肺の部分は空気が入っているので黒く見えるはずですが かなりの量の水が溜まっているので 肺の半分以上が白く映っていました。
     症状が軽い場合は 利尿剤や強心剤を使っては肺に貯まった水が自然にひいていくのを待つ治療法もありますが、この子の場合には症状がかなり重いし、飼い主さんが相当に心配されていたので 肺に針を刺して直接たまった水を抜く処置を実施しました。かなりの量の水が抜けて 呼吸がかなり楽そうになりましたので 処置を終わり 強心剤や利尿剤をタップリと点滴に加えて皮下に流し込みお返ししました。
     取り敢えず運動や興奮など心臓に負担のかかることをなるべく避けるように心掛けてもらい 食餌療法をすすめるとともに内服薬を投与しました。まだ年の若い子ですから、これから先 弁膜症を抱えた心臓を少しでも長持ちさせて 少しでも元気で長生きしてくれることを望みますが 飼い主さんがあまり食事療法などに興味を持ってもらえなかったので 予後の見通しはあまり明るくないのかもしれません。その犬には可哀そうだけれど飼われている犬の立場としては 飼い主さんを選べないので仕方がないのかもしれません。

  • 10月16日 映画を見に行きました

     本日未明に台風26号が通過した模様ですが 有難いことに枚方は雨も大したことはないし 風が多少吹き荒れたくらいで 殆ど被害もなくてたすかりました。伊豆大島などで大きな被害が出ているようで心からお見舞い申し上げます。台風一過とはいえまだ風が結構吹いているので 奥様と映画なら台風とは無縁だろうと出かけました。枚方シネプレックスで 私が50を超えているので夫婦で2000円で見られるので有難いことです。
     何時もは映画館でコーラとポップコーンのセットを買うのだけれど 最近はカラオケ屋さんにお茶とお菓子を持ち込むのが癖になっているので 芋ほりのサツマイモがまだ残っている事もあり 大学芋を作ってタッパーに入れて持ち込みました。映画館の方御免なさい。余裕をもって準備を始めたつもりでしたが 何時も時間ギリギリになって病院を出るので電話を転送モードに切り替えるのを忘れてしまいました。まあせっかくのお休みなのだからゆっくりと映画を楽しむことにしましょう。
     映画のタイトルは「エリジウム」と言うアクション映画です。マットデイモンが主役なので シンプルでスカッとする映画を期待していましたが 私の予想とは異なり 結構伏線の多いややこしいストーリーでした。私は久しぶりに映画館で映画を見るので 単純にアクションを見て楽しみたかったのに 細かい前振りが多くて退屈で三回ほど眠ってしまいました。三回目に眠った時には鼾までかいてしまって 奥様に足を蹴っ飛ばされました。
     さすがに三回も居眠りしたので ストーリーもちゃんと理解できておらず 結末を見ても納得のいきかねる終わり方でした。最近、特に字幕の映画の場合は 居眠りする確率が高いので 今回は眠らずに頑張ろうと思っていましたが やっぱり面白いと感じられない映画では眠ってしまうようです。奥様の感想も「わざわざお金を払ってまで見に来るほどの映画かな?」という事でしたので そもそも映画のチョイスを間違えてしまったようです。
     喫茶店でお茶を飲んで帰りましたが 映画の話では盛り上がらず 台風の被害について話しました。昔子供の頃には台風が来るとよく停電をして ろうそくの明かりで晩御飯を食べたりしたものでした。懐中電灯をつるしてお風呂に入ったりして それはそれで今思い出せば懐かしい話です。テレビが映らないので普段は聴かないラジオのお世話になりました。台風の情報を伝えてくれながら 音楽やドラマなどが新鮮で楽しかったです。 
     今ではほとんど停電を経験しなくなってしまい 懐中電灯なども常備していない事に気付いたので 来週の休みにでも買い出しに行こうと思います。以前にはラジオがついていて便利な懐中電灯などを買い揃えた時期もありましたが今ではどこに行ってしまったのかさっぱり記憶にありません。でも災害は予期せぬ時にやってくるものですから もう一度何かあった時のための備えをきちんとしようと思いました。

  • 10月15日 会津若松からの患者さん

     昨日の朝7時ごろに電話があり、犬が散歩中に急ふらついて歩けなくなったので診てほしいとの事でした。14歳と高齢であり 呼吸がひどく苦しそうという事なので すぐに来院してもらいました。診察すると眼振がひどくて歩けないどころかまともに立てない状態になっていました。眼振とは目が横方向や縦方向に一定のリズムで触れてしまう いわゆる目が回っている状態の事です。眼振がありまともに歩けない状態の場合前庭疾患と言う病名がつきます。頭を強打した時などによくおこりますが この子の場合は散歩中でごく普通に歩いている状態から 急にこのような状態になったという事なので 特発性前庭疾患と診断すればよいのかもしれません。診察すると心雑音がひどくて 興奮時に詰まったような咳をして苦しそうになるそうなので心臓の弁膜症もかなり重篤であるように思われました。血圧を測ると相当な高血圧であり来院時の呼吸困難な状態は 急な前庭疾患状態になりその不安からひょっとして心臓の発作まで併発した可能性まで疑われました。嘔吐はしていませんでしたがとても食欲があるようには見えなかったので 背中の皮下に十分量の点滴を入れて取り敢えず前庭疾患の治療薬と心不全の治療薬を投与して 様子をみることにしました。
     本来なら高齢でもあり治療を始める前に血液検査をして 体調をチェックしてからなのですが ご住所をうかがうと福島県の会津若松の方で 親戚の結婚式に出席するために数日前から当院の近所まで来られていて明日に車で福島へ帰られる予定だという事であり 普段からかかりつけの病院がおありになるそうなので 省略しました。その時の様子から見て眼振が消失するのに二三日はかかり その後食欲が戻ることを予想しましたので 翌日つまり本日帰る前に来院してもう一度治療をしてから帰られることをおすすめしました。
     今朝7時に病院のシャッターを開けると その子がなんとか立ってよろけながらも歩いているので その回復力には驚きました。勿論こちらの予想が良い方にはずれたので 喜びました。勿論まだ普通の状態にはほど遠くて 昨日と同様の治療を施し 内服薬を五日分処方しました。予想を上回る回復力なので数日で普通の状態に戻ってくれそうに思います。勿論心疾患が治癒するわけはないので心臓については継続治療をおすすめしました。
     但し、本日の長時間にわたるドライブは健康であってもかなりのストレスですから無事に帰りつけるかどうか若干不安はありますが 休憩をしっかり取りながら慎重に帰るそうなので無事を祈りたいと思います。ドライブのコースは私は福島と言えば東京の北側にあるから 名神、東名を抜けて東京から北上するのかと思っていましたが 会津若松はかなり内陸部にあるので北陸から新潟を抜けて帰られるのだそうです。
     私はこの日記でも何度も書きましたが 津波に加えて原発事故で苦しまれている福島の方を心から応援したい気持ちが強いので 今回の治療で少しでも福島の方のお役にたてたのであれば 嬉しく思います。本日は雨まで降りだして ドライブ日和ではありませんが 無事に帰りつかれて ワンちゃんも順調に回復されることを心からお祈りいたします。
     

  • 10月14日 クライマックスシリーズが始まりました

     高木の糞じじいのおかげて 初めてドラゴンズの出ないクライマックスシリーズが始まりました。広島が阪神に連勝して巨人と日本シリーズをかけて争います。もし広島が勝ってしまったら 公式戦の勝率五割以下のチームがセリーグの代表になってしまうという珍事が起きるかもしれません。例え公式戦で三位になっても勝率が五割を切っていたらCSへの出場は辞退する位の不文律があってもいいのじゃないかと思ってしまします。
     パリーグも三位のロッテが西武に勝ってしまいました。ロッテは三位から日本シリーズに出て ドラゴンズを破り日本一に輝いた実績があるし 星野はどうせ短期決戦に弱いのだから ロッテの日本シリーズ進出は大いに可能性があると思います。巨人には是が非でも広島を退けてもらって 五割以下のチームがセリーグ代表になるような恥さらしな事にだけはならないように頑張ってほしいと思います。
     本当の本音をいえば CSなんて公式戦を一年かけて 144試合も戦って その最高勝率のチームがそのリーグの優勝と決まっているのに とんだ茶番劇であり 公式戦の結果を踏みにじる可能性のある行為で 最凶最悪な制度だと思うから 一刻も早く辞めてしまえばよいと心の底から思っています。
     もともと、人気のないパリーグがちょっとでも人目を引きたいと言うスケベ心と ちょっとした小遣い稼ぎの為に 大リーグの制度の形だけ真似をしてスターとしたばかげたシステムなのに 実際に始めてみたら予想以上に盛り上がり CSを勝ち上がった勢いで 日本シリーズもパリーグのチームが勝ちきってしまう現象が続いたので その事に気付いたセリーグが慌てて同様の制度をスタートさせてしまって現在に至ります。 
     そもそも、大リーグの舞台は 国内ですら時差が生じるぐらいに広い国土のアメリカ合衆国です。ナショナルリーグとアメリカンリーグの二つのリーグに所属するチームが 凄く広い国土に散らばっているので 両リーグとも三つの地区に分けられていることから 各地区の最高勝率のチームと二位で最高勝率のチームが トーナメントをしてワールドシリーズへ進出するチームを決めていた制度です。ワイルドカードの制度については少し疑問が無いわけではないけれど、たとえ地区優勝を逃しても最高勝率を目指して各地区の二位のチームが頑張るのでそれなりの意義はあるのかもしれません。
     アメリカの場合は、各地区の優勝チームがワールドシリーズをかけて争うのであって 日本のように一位から三位の球団が日本シリーズを争うのとは根本的に概念が異なるのです。もし今年広島が巨人に勝ってしまったら 恐らくシステムが大幅に変更されると思います。CSが始まったばかりの頃にソフトバンクが優勝したのに日本シリーズ進出を逃す事が続いたのに システムの変更はなかったけれど 巨人が優勝して二位のドラゴンズが日本シリーズに進んだ次の年から 優勝チームに一勝のアドバンテージがつきました。未だに巨人が実際に損をしないとシステムは変更されないのです。
     殆どの方がご存知ないと思いますが 現在おこなわれているCS 初めはプレーオフと言う名前でしたが この現行制度が行われるずっと昔からプレーオフが行われる可能性はあったのです。
     もうかなりの大昔ですが、リーグ優勝はリーグ戦の最高勝率のチームと決まっていました。勿論現在もそうです。所がある年にドラゴンズが最高勝率で優勝したのですが 引き分けがやたらと多くて 勝利数では巨人の方が上回るという珍現象が起きた年があったのです。プロ野球の歴史が始まって以来の珍現象でしたが 最高勝利数の巨人が優勝できなかったので 今後同様の現象が起きた場合には最高勝率のチームと最多勝利のチームで優勝決定戦 いわゆるプレーオフを行うことが決定されました。幸か不幸かそのような珍現象はそれ以来一度も起らなかったので、そのプレーオフの制度が日の目を見ることはありませんでしたが この時も巨人が優勝できなかった 巨人が不利益を被ったからこそ このような優勝決定システムが生まれたのです。何のかんのときれいごとを言ったって結局は巨人が実際に損をしないとシステムは変更されないのが 悲しいけれど日本プロ野球の現状なのです。
     話は変わりますが タイガースの和田監督は本当に無能な監督だと思います。理由はCSの第一線にエースの能見を先発させなかったからです。広島は 今季甲子園で無失点の前健に決まっていますが どうせ負けるのならと高校出のルーキーを先発させて捨てゲームにしました。スタメンを見た瞬間に両チームともにそのゲームの勝敗を確信して 事実その通りの結果が出ました。広島は初めてCSに出るプレッシャーから解放されて 伸び伸びとプレーをして快勝しました。広島は今季二けた勝利をあげたピッチャーが四人もいるのです。前健だけが突出しているわけではありません。最初のゲームを捨てゲームにして相手に勢いだけ与えておいて 連勝できる計算をするなんて 監督としての予測が甘すぎます。9月10月の両チームの戦い方を思い出せば どちらのチームに勢いがあったのかは明らかです。そんなことも予測できないようなな監督が来季も続けてくれてドラゴンズファンとしては嬉しい限りです。
     例え、エースの能見を立てて初戦で敗れても 広島はそれほど楽な勝ち方はできなかったでしょう。たとえ敗れても 広島にあれほどの勢いを与えずに済んだはずです。それと第一ステージを勝ち抜いたらすぐに第二ステージが待っているのです。第一戦にエースを立てておけば 第二ステージの後半でまた使えるのです。まさか能見を温存したまま第二ステージへ進めると思っていたのでしょうか。こんな無能な監督が来季も指揮を執るタイガースは少なくともノーマークにして大丈夫でしょう。
     なんにしてもドラゴンズの参戦しないCSなんて盛り上がらないことこの上ないので 落合さんが復帰したドラゴンズの来年に期待しましょう。

  • 10月13日 今日はお弁当を持って交野山へ上りました

     本日は連休の中日なので 割と暇だしお天気も良くて涼しそうだったので 交野山へ車で登りました。交野山は頂上にご神体とあがめられる巨石があるのですが 奥様と会ったばかりの頃一度連れて行った時に ちゃんと「有難いご神体だ」と教えたにもかかわらず あんなのものは「ヤッホー岩」と呼べばいいのよ、と言って譲りません、そのうちにきっと天罰が下ると思います。
     今日はその頂上までは上らずに途中にある白旗池のほとりでお弁当を食べました。予定を立ててのお出かけの場合はお弁当は大抵私が作りますが本日のお出かけは奥様の発案だったので 奥様が作ってくださいました。勿論急な思い付きなので冷蔵庫の有り合わせで作られたので おにぎりと卵焼き、鶏肉のチーズ焼き。野菜炒め、ミートバールそれに生野菜のサラダと言った献立でした。私は自分の料理には結構自信がありますが 奥様の作る料理も愛情がこもっているのかどうかには自信はありませんが 何時もとても美味しく感じます。今日のお弁当もどれも凄く美味しく感じました。
     勿論心地よい風の吹く池のほとりで 眺めもいいし 空気も美味しいので 何を食べても美味しく感じたかもしれませんが 間違いなく奥様の作られる料理は何時も美味しいです。デザートなどは行きがけにどこかで買い足していくつもりでしたが 忘れていたのでデザートがあればさらに充実した食事になっていたと思います。
     この場所は年に何回かお弁当を持って出かけてきますが 本日は日曜日であり 気候も一番外でお弁当を食べるにふさわしい時期なので 結構賑やかでした。普段来るときは 平日だからかもしれませんが 鳥の泣く声位しか聞こえない静かな場所ですが 子供たちの走り回る声がきこえたり お年寄りのグループの笑い声が聞こえて それはそれで楽しい雰囲気で悪くありませんでした。
     つい二三日前までは 最高気温が夏日だとか言っていましたが 本日は日陰にいると 水面を駆け抜けてくる風が本当に心地よくて 清々しい気分になりました。
     奥様の思い付きでふと出かけてみましたが とても楽しくて有意義な時間を過ごせたと思います。

  • 10月12日 ラジオの思い出

     私はラジオと言えば AMラジオが大好きですが 奥様は殆どFMラジオをばかりを好まれます。AMとFMの伝達方式の違いが AMは振幅変調、すなわち音波を電波の強弱の変化として伝えていく方式、FMは周波数変調、すなわち音波を周波数の変化として伝えていく方式です。まあ、分かりやすい言葉でいえば FMの方が良質の音楽情報を伝達できて混信の影響を殆ど受けないので音楽放送に向いているという事だと思います。
     私がラジオ放送に最初に熱中したのは中学生の頃でした。勿論AM放送のラジオ大阪で夕方の6時15分からメインパーソナリティーを横山プリンと言うタレントが務める「カットジャパン サーティテーン」と言う番組でした。この番組は兎に角横山プリンの面白さに尽きる放送でした。あまりの人気で読売テレビの日曜日の昼間に番組を持つほどでした。
     その風貌はまだそんな年寄りでもないのに頭が禿げあがり 独特のファッションとあいまって かなりのの異彩を放っていました。ラジオ番組ですからリスナーからハガキが届くのですが 面白い内容なら褒め称えられますが 逆にしょうもない内容だと破られ踏みつけられました。恐らく、PTAの方々の評判は宜しくなかったでしょうが おもろいことが大好きな関西の中学生であった私には最高に面白くて楽しい番組でした。その頃仲の良かった同じクラスのメンバーも全員が欠かさずにきいていたので もしうっかりと聞き逃すと次の日に話題についていけないほどでした。6時15分から確か8時までの番組だったと思いますが 月曜から金曜まで熱心に聴いていたので いわゆる子供向けのテレビ番組は一切見なくなりました。
     横山プリンが立命館大学出身と言うのは有名な話だったので 好きなタレントだけれどもまさかその後輩に自分がなるとは夢にも思っていませんでした。
     一応中学生ですから 晩御飯の後で勉強机に向かう習慣がありその時間帯にもやはりAMラジオを聴いていました。毎日放送の「ヤングタウン」やラジオ大阪の「ヒットでヒット バチョンと行こう」朝日放送の「ヤングリクエスト」などをその日の気分やパーソナリティーによって聴いていました。それまでは歌謡曲しか聞いたことが無かったのが洋楽に初めて触れたのもこの頃でした。ビートルズなんか勿論名前は知っていましたがその楽曲を初めて聞いたのもこの頃でした。その後世間よりもかなり遅れてステレオがうちにも購入された時にせっせとビートルズのアルバムを買い漁りました。
     「オールナイトニッポン」と言う放送は現在でも続いている 特に有名な番組でしたから一度聴いてみたかったのですが 深夜の一時からだったので 夜更かしの経験の殆どない私にはなかなか起きていられませんでした。
     中学高校の頃には 勉強のお供に深夜放送を聴いていましたが 大学に入ってからパタッとラジオを聴かなくなりました。その時間帯に机に向かわなくなっったから当然かもしれませんが、大学に通っている時に とある日曜日の夜寝られなくてふとラジオのスイッチを久しぶりに入れてみました。すると私の好きな笑福亭鶴瓶の声が聴こえてきたので思わずその内容に耳を傾けました。その話し相手はあとになって知りましたが新野新と言う放送作家でした。話している内容はごくありふれた事だったと思います やけにむきになって二人が熱弁をふるっていたので そこから最後まで聴いてしまいました。その番組が かの有名な、と言っても知っている人は知っているくらいだと思いますが 鶴瓶、新野の「ぬかるみの世界」でした。日曜日の深夜12時から始まって終わる時間は決まっておらず二人がしゃべりつくしたら終了するという不思議な番組でした。
     この番組は最初スポンサーすらつかずに始まった番組でしたが 一時は鶴瓶か新野先生が死ぬまで続けるだろうと言われたほどの伝説的な番組です。一旦聴き始めると 中毒のようになって 聴かずにはいられなくなる不思議な番組でした。この番組にはラジオによくあるコーナーなどが一切なくてその時にどちらかが思いついたことであったり リスナーから届いた一枚のハガキから話題を取り上げて それについて二人が納得のいくまで話し合います。勿論その内容にリスナーからの反響も反映されます。現代ではないのでメールの様なリアルタイムの反響ではなくて 次週に届くハガキによる反応になりますが 内容があれば必ず取り上げられ 更にその反響が反響を呼んで何週間にも渡って盛り上がる場合があります。あまり盛り上がるとリスナーを集めて討論会まで開かれました。勿論その討論会も放送されました。
     日曜日の深夜なので 電波がかなり遠くまで飛ぶらしくて かなり遠方のリスナーからの反応もありました。そこで、各都道府県でどれくらいのリスナーがいるのか全国を縦断して調査しようと言う企画が持ち上がりました。リスナーが自分の住所と電話番号を書いて はがきを投函するとその都道府県別の枚数が発表されて代表者が電話で話せるという企画です。私は塩野義製薬に勤めていた時に金沢と富山にいました。北陸でも雑音は入りますが結構聴こえるので はがきを送りました。金沢、富山は各10人くらいが投稿していて代表に選ばれる確率が高いので電話がかかってくるのを楽しみに待ちましたが残念ながらかかってきませんでした。
     岐阜大学に通っている時にも頑張って聴いていました。北陸よりも岐阜の方が雑音がひどくて かなり聞き苦しかったのですが辛抱して聴いていると信じられない内容を鶴瓶がしゃべりだしました。この番組が終了するというのです。鶴瓶か新野先生が死ぬまで続けるって言うてたやん、いつか島を皆で買ってぬかるみ島と名付けて ぬかるみん(ぬかるみのリスナーのこと)だけで暮らそうっていうてたやん、とぼやいても終わるものは終わるので その期限が来たら終わってしまいました。番組が終了した直後は日曜日の深夜をどう過ごせばいいのか悩みました。まあ今では日曜の12時からは「乃木どこ」の時間なので一週間でい一番楽しい時間です。
     それからはラジオを聴く習慣が殆ど無くなってしまいましたが 病院でトリミングを始めてから 犬の送り迎えで7時半から8時半ぐらいまで車を運転する毎日なので いつもKBSの笑福亭晃瓶の「ほっかほっかラジオ」を聴くようになりました。 晃瓶さんは勿論鶴瓶さんのお弟子さんでこれも何かの縁かなあと思っています。
     私はこのようにFMラジオをほとんど聴きません。私にとってラジオは人の声をきくものだと思っているからかもしれません。ラジオを聴くのは携帯ラジオか車のラジオぐらいですから 音楽を聴くのはやはり十分な能力のスピーカーを備えたステレオで聴きたいというきもちがあるからかもしれません。
     ラジオについてこんなにダラダラと長く語るつもりはなかったけれど 私にとってラジオって思っているよりも大切なものなのかもしれないと思いました。