Dr.喜作のブログ

2019年8月 の記事一覧

  • 8月17日 お盆休みの帰省ラッシュで 高速道路が二十キロ以上も渋滞していたのだそうです

    今年は ゴールデンウィークに続いて とんでもなく長いお盆休みの方が多かったみたいなのですが のんびりと故郷でお休みを過ごされた方たちが 一斉に地元に戻ろうとしての 大渋滞なのだそうです。とんでもない渋滞に巻き込まれることを 覚悟して帰途につかれたのかもしれませんが どうしてもう少し早めに若しくは遅めにUターンをスタートされないのか 私には理解できません。
    私は 基本的に待たされることが嫌いです。まあ現在は 仕事をしておりますし 業種的にはサービス病に分類される動物病院ですから 皆さんがのんびりとされる時期は かえって稼ぎ時と認識しておりますので そんな道路にしても お店にしても混み合う事がほぼ確実な時期に 混み合いそうなお店や観光地に出かけたことが一度もございません。私は人ごみ自体が苦手ですし 混んでいなければ すんなりと用が足せるはずの事を 予め混雑がほぼ確実に予想される所へ何故皆さんが集中して出かけられるのか不思議でしょうがありません。
    現在は仕事をしておりますから そのような時期に そのような場所へ出かけたくても出かけようがございませんが 恐らく仕事を辞めてからも 混雑する時期には じっと自宅で大人しく のんびりと過ごすのだと思います。今年は お盆の時期と 土日が上手く絡んで 長期のお盆休みになられた方が多かったのだと思いますが だとしたらなぜ地元へ戻る時期を他人とはずらそうとは考えないのでしょうか。一日二日 早目に自宅に戻って 静かに過ごした方が 休み明けの仕事への取り組む姿勢にも違いが出るように思いますが 私の考え方は 変なのでしょうか。ひょっとしたら 渋滞に巻き込まれて 大変な目にあうことまでが お盆休みの恒例行事だとでも考える方が多いのでしょうか。
    あと少ししたら 引退して毎日が日曜日の身分になりますから 世間がお休みになる時には 私は間違いなく自宅で過ごします。同様の事を皆が考えれば そんな混雑や渋滞は起こらなくなるように思いますがお勤めの方々の場合 自分で休みの計画を立てられないものなのでしょうか。私は ほんの数年間ですが 塩野義製薬と言う会社に勤めておりました。日本人なら誰もがその名を知っている一流企業ですから 福利厚生は充実していて 入社一年目から 有給休暇が15日も認められておりました。普通の感覚だと 入社したての場合 認められているとはいえ 会社や先輩上司に気をつかって有給休暇を使う人は殆どいませんでした。
    でも私は 組合にたまたま友人がいたこともあり その人の影響もあったのでしょうが 入社一年目から遠慮なく有給休暇を利用しておりました。まあそんな気持ちで勤めていたので サラリーマン生活が長続きしなかったのかもしれませんが 認められた権利なのですから 堂々と行使すべきだと思います。現在の一般的な企業の福利厚生事情は 全然分かりませんが 例えば 有給休暇として19日20日を休みにして その時期にUターンすれば 全然混雑していないはずです。こんなことを考える人が少なからずいれば この土日の渋滞もある程度緩和されているのではないでしょうか。
    仕事の再スタートが遅れることを心配されるのかもしれませんが 人間なんて長期の休み明は 無理して月曜日から出社するために大渋滞に巻き込まれて 疲れ果てている人たちは ぼんやりして仕事の能率なんて決して上がらないように思いますから その時期に休むことは とても賢い事のように考える私はおかしいのでしょうか。まあ私の様に他人と同じような事は なるべくしたくないと考える偏屈な人間だから なのだと思いますので 変人の戯言とお聞き流しください。 

  • 8月16日 夕方になってから 草むらから秋の虫たちの鳴き声が聞こえました

    台風一過 まだまだ暑さが続きそうな天気予報に ウンザリしておりましたが 今夜病院の閉めがけに 近所のお店に買い物に出かけるため 裏道を通った時に コロコロとコオロギたちの 鳴声が聞こえました。昼間の蝉の大合唱もピークを過ぎたみたいで 幾らかボリュームが低下してくれたような気がしておりましたが 夕方になっても ムッとする暑さは相変わらずだなと 感じながら歩いておりましたら 今年初めての秋の気配に出会えて なんだかすごくホッとしてしまいました。
    昔から 日本は四季のある国 と言われてきましたが 暑い夏が凄く増大してしまって ゴールデンウィークには 毎年決まったように夏日になりますし 十月いっぱいぐらいは 暑さを厳しく感じることが多いです。夏の暑さは 気温の数値的にも確実に上昇していることは間違いありませんが その割に冬の寒さは 昔と同様に厳しく感じるので 何時も腹立たしく思っております。
    過ごし易くて 丁度いい季節であるはずの 春と秋が 存在しないわけではないでしょう。四月から五月にかけて 桜やツツジが咲き乱れる時期には ほんの一瞬ですが春を感じられます。夏の暑さがさすがに緩んで 冬の寒さを実感する前にごく短い時間ですが 秋を感じられるような気がします。でも子供の頃には 四季がちゃんと四等分ずつ存在していたように思います。子供の頃の暑さ対策の唯一の電化製品である扇風機を片付けてから 冬の暖房器具の代表選手であるストーブ引っ張り出すまでには そこそこの時間経過がありました。
    現在は便利になりましたから エアコンの場合 リモコンを切り替えるだけですから 先週まで暖房していたのに 今秋からは冷房のスイッチを入れるような現象に 大して違和感が無くなってしまいました。現在の日本は 人間にとって不快な 暑さと寒さしか 無いようなとっても残念な国になってしまったみたいです。まあ自然現象に文句を言っても始まらないのでしょうし 地球温暖化の引き金をひいたのは間違いなく人間であるのでしょうから 自分たちの生活の当面の快適さの為に 地球規模の環境破壊を引き起こしたことを自覚してからも その生活を改めようとしない人間であることが 何だかとても残念で悲しいです。

  • 8月15日 お盆が 大型台風の為に オジャンになってしまった方が 多かったのでしょうか

    オジャン と言う表現自体が 死語になっているのかもしれませんが 私たちの世代には 辛うじて通じる表現かもしれません。自然に文句を言ったってしょうがないのは 分っておりますが うちの病院でも ペットホテルの予約が 旅行の取りやめによって かなりキャンセルされましたので その世話は面倒ではありますが 基本的には可愛い動物を預かって世話をするのですから それなりに賑やかで和ませてくれる可愛い子たちですので 楽しみにしておりましたが その数がグンと少なかったので ちょっぴり残念でした。
    まあうちの病院としても 期待していた宿泊料が減少してしまいましたので 売り上げ的にも残念でしたが まあ笑い話で済むぐらいのものです。所が お盆の時期が一番の稼ぎ時である御商売をなさっておられる方々にとっては 相当大きなダメージだったみたいです。観光地のホテルや旅館さんたちにとっては お盆は正月と並ぶ一番の稼ぎ時なのでしょうから 殆ど満室の予約が入っていたのに 百パーセント近くがキャンセルされてしまったのだそうで 相当に深刻な状況のようです。部屋は利用されず残念でした で済みそうですが 料理の為に買い込んでおいた食材を 大量に廃棄せざるを得ないみたいで 実質的な無駄が出てしまいますし その被害金額は 相当なもののようです。
    海水浴場の海の家なども ただでさえ冷夏で 八月になってもお客さんが少なかったのが 期待していたお盆休みがほとんど全滅で ワイドショーの取材のインタビューを受けていた経営者が 今にも泣きだしそうだったので その深刻さが窺えました。そういえば私がファンである 乃木坂も関西の野球場でのコンサートを予定していたのが 台風の為に中止になってしまい 四億円以上のチケットの払い戻しをしたのだそうですから かなりの痛手を受けていたのかもしれません。野球場なので 翌日にはプロ野球の公式戦の予定が入っていたために 順延も出来なくて 丸損してしまったのだそうです。まあメンバー自体には直接響かなかったでしょうが 楽しみにしていたファンは 相当にがっかりしたでしょう。
    明日は京都で 五山の送り火がありますが 何とか台風一過で天候が回復して 無事にとりおこなわれることを期待したいと思います。送り火について それほど注目しているわけではありませんが 少なくともここ数十年は 毎年無事のこの行事はとりおこなわれていました。お盆の間お帰りになっているご先祖様を無事に送り返すための行事ですから 何とか例年通りにとりおこなわれて欲しいものです。
    今回の台風は かなり大型で 日本のかなり広い地域にタップリと雨を降らしてくれたみたいです。勿論その被害のニュースも時々流れてはいるみたいですが これで空梅雨やその後の日照り続きによる水不足の心配が 一気に解消されたのかもしれませんから 一安心と言えるのかもしれません。但し台風の影響で 野菜の結構な値上がりが あるみたいですので 貧乏性の私は 悲しい気分になっております。早く野菜の価格が落ち着いてくれることを期待しております。
    最後になりましたが この台風で何らかの被害を受けられた方たちに 心よりお見舞い申し上げます。まあ何とか怪我などしないで無事に過ごせたのなら それだけでもラッキーだと 前向きに考えて 目の前の仕事を頑張ってこなしてまいりましょう。

  • 8月14日 1860年の本日 作家のシートンさんが誕生されました

    「シートン動物記」と言う書物が 現在の子供たちにどれくらい読まれているのか 見当がつきませんが ネットでも色んな種類の出版社から 幾つものシリーズが販売されていますから それなりに人気があるのでしょうか。私は 獣医師を職業として選ぶ位ですから 勿論動物好きな子供でしたので「シートン動物記」と「ファーブル昆虫記」はどちらも確か六冊ずつだったと思いますが 繰り返し繰り返し読みなおしました。
    「ドリトル先生」のシリーズも愛読書でしたが こちらは冊数が多かったので 最初の「アフリカ行き」と「航海記」は繰り返し読みなおしましたが 他の話は一度か二度しか読んでいません。このシリーズは 確か小5の時の担任の先生に薦められて 図書館の本を借りて読みました。図書館を利用すること自体が初めてでしたので その後は読んでみたい本を図書館で借りて読んで ジックリと読み返したい本だけ 親に頼んで買ってもらっていました。うちの家は 貧しかったのかもしれませんが もらっていた小遣いが 少なかったので 本も自分では買えませんでした。但しおねだりするのが ちゃんとした内容の本でしたので 親も嫌な顔をせずに買ってくれていたように思います。
    「シートン動物記」では「オオカミ王ロボ」の話が一番最初に登場しますし 最も有名で人気があったのかもしれません。確かにこの物語は 面白かったし 結構感動もしましたが 私は もっと身近な動物 例えば カラスやウサギそして犬と言った動物を主人公に描かれている物語の方が 好きでした。友人にやはり動物好きを公言している奴がいましたが その子はもっとメジャーなオオカミや熊を主人公にした物語が好みだったみたいなので 感想を語り合おうにも全然かみあいませんでした。ちなみにその子が熱狂的な阪神ファンだったので 私は阪神を嫌ってしまって 中日ファンになったように思います。
    私は子供の頃から 本を大切にしておりましたが 流石に現在手元に「シートン動物記」はございません。現在は ネットで簡単に読める時代なので 久し振りに読み返してみようかと思います。恐らく主人公は カラスかウサギの物語だと思います。私は子供の頃から 何時の間にか反骨精神というか メジャーなもの 巨大な力を持っているものに対して 反発心を持っていましたので 政党では 自民党 プロ野球では 巨人などが大嫌いでした。まあ人気があるのには勿論ちゃんとした理由があるのでしょうが ただ雰囲気に流されて 皆が支持するから 自分も同調する と言った生き方は これまでもしてこなかったし 恐らく死ぬまでその姿勢は変わらないと思います。

  • 8月13日 1939年の本日 落語家桂枝雀さんが誕生されました

    私は子供の頃から テレビのお笑い番組 寄席番組と言うのが大好きでした。これらの番組に出演される 落語家さんや漫才師さんに勿論好みに合うのか合わないのか という違いはありましたが 所謂お笑い芸人さんが大好きでした。そしてもちろん土曜日のお昼には 吉本新喜劇を楽しみにしておりました。好きな漫才師さんとしては いとしこいしさんや先代のWヤングさんがお気に入りでした。全盛期のやすきよは勿論無条件に面白かったですが 私が一番漫才師として面白くて 腹を抱えて笑ったのは ダウンタウンの漫才でした。二人とも 超忙しくなってしまいましたので 全く漫才をやらなくなってしまったので とても残念に思っております。
    落語家さんで好きだった と言うか面白かったのは 関西の落語家さんばかりです。東京の落語家さんの落語で 面白かったのは 先代の円楽さんと小朝さん位のもので それ以外の方の落語を一席聴いても 一度も笑えない事がざらにあります。私が好きだった落語家さんは やっぱり思いっきり笑える方ばかりです。個性的だけど好きだったのが ガリガリに痩せていた春蝶さんでした。やくざものの現代落語家なんか 独特の世界観があって大好きでした。ただあまりにやせ細っておられたことが災いしたのか44歳の若さで他界されました。それからやっぱり落語の王道を立派に貫かれた 米朝師匠の落語は 聴いていて安心感さえ感じられる位に楽しいものでした。
    私が一番面白いと思う落語家さんが 本日誕生日を迎えられた枝雀さんです。あの独特の体全体を使ったパフォーマンスは 落語というジャンルを食み出しているのかもしれませんが 兎に角見ていて楽しくて 面白くてしょうがありませんでした。この枝雀さんに勝るとも劣らないように感じていたのが 吉朝さんでした。まだお若かったのにその話芸は 既に円熟していたように思います。お二人とも 米朝さんの弟子筋にあたりますから この二人の落語家さんを育てられただけでも 米朝さんの功績は偉大だと思います。ただ残念なのは 私の大好きなお三人さんとも 既にお亡くなりになられている事です。
    米朝さんは90歳で 天寿を全うされましたが 枝雀さんは 僅か59歳と 落語家としての円熟期を迎えようとしている時期に 自殺されてしまいました。落語家としては 天賦の才に恵まれておられましたし ご本人の落語に対する熱意は 落語を掘り下げて研究しすぎていると思えるぐらいの取り組み方でしたから 凡人にはよく理解のできない方でした。あまりに落語について突き詰めて考えすぎて 自殺と言う信じられない方向に向かってしまわれたのだと思います。枝雀さんの落語のCD集を持っておりますので 時々再生して観ますが とても楽しそうに落語をしておられるので この方が自殺されるなどとは とても考えられません。
    落語家さんの全盛期が何時ごろなのかは 人によって異なるのでしょうから 一概に表現できないのかもしれませんが 六十歳目前で お亡くなりになられたのは 残念でたまりません。更に話芸に磨きがかかって 輝きを増していたであろうに違いない 六十代の枝雀さんの落語が観てみたいです。吉朝さんは 胃がんを患ってしまい その実力と人気から 米朝の後継者として期待されていましたが 僅か50歳でお亡くなりになられてしまいました。どうして私が大好きな 非常に面白く感じられる落語をなさっていた人たちが 早死にされるのか 不思議です。私は 枝雀さん 吉朝さん 春蝶さんの年齢を 通り過ぎていますから もう少し人間として 円熟して穏やかに落ち着いて仕事が出来る人間になりたいです。

  • 8月11日 犬が散歩中に 突然ひっくり返り呼吸が停止した子が来院しました

    夕方の診察時間に すごく切迫した状態の飼い主さんから電話が入りました。まだ一歳と若い犬が ごく普通に元気よく散歩に出かけたのだそうです。公園でお散歩友達の子とであって 元気に走り回っていた所 急にひっくり返って起き上がれず 殆ど呼吸もできていないのだそうです。その場所が 割とうちの近所だったので 出来るだけ早く連れてきてもらえれば 救命処置によって 息を吹き返す可能性がありますと答えました。
    結局病院に到着されたのは それから十分後ぐらいでした。聴診器を胸にあてると 心音が微かにその名残だけが聞えました。呼吸が停止してすでにかなり時間が過ぎていますし 年齢が若いとはいえ 正直蘇生する可能性はかなり低い事が直ぐに判断できましたが 僅かな可能性がある以上は 取り敢えず手術台に運んで 酸素マスクを被せて 心臓マッサージを行いました。直接心臓に動き出してくれることを期待しての薬剤を 注射してマッサージを繰りかえしました。二分ほど マッサージをしてから 聴診してみましたが 心臓が動き出す気配はありません。
    再度心臓に直接薬剤を投与して マッサージを続けましたが やはり心臓が再び動き出すことはありませんでした。瞳孔反射も全くありませんし 呼吸が停止してしまってから 二十分以上が経過していましたので もう回復 蘇生の可能性はない事を飼い主さん 二十歳前後の若い男性に説明しましたが もう少し頑張って心臓マッサージを続けて欲しい と希望されましたので 再度心臓マッサージを継続しましたが 残念ながら 奇跡は起こらずその子の死亡が確定しました。
    何時まで心臓マッサージを続ければ 飼い主さんが納得してくれるかと 途惑いながらマッサージを継続していましたら 急をききつけて飼い主さんのお母さんが駆けつけてこられました。お母さんに現状を説明した所 まだ若くて元気盛りの犬の突然の死を受けとめられず 一瞬意識をなくしかけられましたが 何とか踏みとどまって 事態を理解することに務められたみたいで しばらくして落ち着かれてから 継続していた心臓マッサージに ストップをかけてくださいました。
    お母さんが駆けつけてこられるまで 連れてこられた若い男性は 泣きじゃくっておられました。正直な所 殆ど死んでいる状態で連れてこられましたから 原因が何であるのか 大雑把な推測しかたてられません。普段のこの子の様子を全く私は知りませんから 致し方のない事だとは思いますが この凄く蒸し暑い時期に 仲良しの友達と出会って 気持ちのテンションが上がり 全力疾走をしていたみたいですから 心臓に凄く大きな負荷がかかってしまっての 心臓発作であるだろう としか申し上げられませんでした。
    今回のこのアクシデントは この子の非常に短い人生を突然終わらせてしまいましたから 凄く悲しい結末となりましたが 飼い主さんご一家が この子の死をこれだけ悲しまれるのだとしたら 僅か一年間でしたが 凄く愛されて面倒をみてもらえていたのでしょうから ほったらかしにされて生きているだけの犬を少なからず知っていますので この子の短い人生は それなりにすごく幸せなものだったと思いますと 飼い主さんにその気持ちをお伝えしました。
    ただ散歩に出かけた時には 普段と変わった様子がなかったという事ですから ひょっとしたらこの子には 先天的な心臓に疾患を抱えていたのかもしれませんが 亡くなってしまってから 正確で細かい検査は出来ませんし 勿論現実的に無意味なので実施しておりませんから それ以上の事は申し上げられません。この時間帯に散歩に連れ出したことも 極日常的な事の様でしたから 付き添っていた若い男性に落ち度は何もなかったように思います。当たり前ですが 亡くなってしまったワンちゃんにも責任はないのでしょうから 不幸な悪条件 ストレスが 一時にかかってしまったために 心臓の発作が引き起こされただけの事の様に 推測されます。
    私はこの仕事を長年やっておりますので このような不幸で悲しいアクシデントとは 何度も対面しておりますが 勿論この飼い主さんご一家にしてみれば 初めての事でしょうし ショックを受けられるのは 当然のことだと思います。お母さんが駆けつけるまでの間 若い男性は号泣しながら 受け入れがたい事態に 何度が嘔吐されていたみたいです。この不幸な事件が 全部自分の責任だ等と 勘違いされないように 何度もお話ししましたが どこまで理解されたのか 疑問ですし 今後上手く気持ちを切り替えていけるのか 凄く心配しております。
    つい先日 安楽死と言う処置を実施して 私自身が結構落ち込みましたが 本日のこの悲しい事件のダメージもかなり大きそうです。やっぱり 一日でも早く引退して このような辛い場面との遭遇を避けて生きていきたくなりました。かといって明日仕事を辞めます とは言えませんので 私なりに気持ちをうまく切り替えて 頑張っていこうと思っております。

  • 8月10日 安楽死と言う処置をとりおこないました

    こんなことは 勿論自慢になる話ではありませんが 年に一度くらいのペースで 安楽死と言う処置を行っています。うちは病院ですから その使命は 病気やケガで苦しんでいるペットの辛さを少しでも取り除き 回復に向かうお手伝いをする場所です。予防注射や避妊の手術と言った健康体に対して行う処置もありますが これもペットが元気で長生きする事へのお手伝いだと考えております。
    人間の場合の安楽死については 賛否両論ありますが 現在の所 耐え難い苦痛に苛まれていて 回復の見込みがなく 死期の直前と判断されて 本人が強く希望している場合には 認められることもあるのかどうか といわれているみたいです。ペットに関しては 当院でも似たような条件が揃えば 勿論最後の条件は ペット本人ではなくて飼い主さんの気持ちですが それらの条件がそろった場合 正直仕方なくですが 安楽死の処置をとる場合があります。
    本日安楽死の処置を実施した子の場合 昨年から当院で治療を受け始めておられました。他の病院で 足の裏にできた 腫瘍に対して 手術が無理なので 内用薬と外用薬を併用して対応するしかない と言われて半年ほどその治療を続けていたが ラブラドールで体重が40キロぐらいある事もあり 腫瘍からくる痛みで 立てない 歩けないので 寝たきりの生活しか出来そうにないので 何とかならないかと言う事で来院されました。
    その時13歳と そこそこ高齢ですが 心臓の状態はかなり元気で 心音もほぼ正常でしたし 血圧も問題ありませんでした。血液検査をすると 肝機能と腎機能が 年齢相応に 正常値を上回ってはいましたが その時点で麻酔をかけて手術を行えない事はなさそうに 思われました。始めて来院された時は 内科的な治療 即ち薬によるその場しのぎの治療を望まれて来院されましたので そのご希望に沿えるような薬を出しましたが 手術で摘出して 解決してしまう治療法もある事だけ お知らせしておきました。
    一週間後に 再来されて たまたまなのでしょうが うちの出した薬がよく効いてくれたとのことでした。その事で うちに対する信頼度が かなり上がったみたいで うちの病院が提案した 手術に前向きになっておられました。前にかかっていて 手術は無理だと診断された病院が 枚方で規模が一番大きくて 獣医師の数も恐らく一番たくさん抱えている病院なので うちのような枚方の隅っこで 細々と営まれている病院の獣医師の言葉は 容易に信じがたかったのかもしれませんが 治療効果が現実に上がって 立てない歩けない状態だった子が 何とかかろうじ立ち上がり よろよろと長柄歩き始めてくれたので 手術をすすめた言葉にも信憑性が増したようでした。
    二回目の診察時には 一回目と同様の薬の投与で終わりましたが 三日後に電話がかかってきて 手術をする決心がついた とのことで 互いの都合の良い日に手術を行いました。何しろ大きくて 重たいワンちゃんの足の裏のかなり大きな腫瘍の縫合手術をして しっかりと縫合するので かなり神経を使う厄介な手術でしたが 何とか無事に終える事が出来ました。十日後に抜糸するときには 殆ど普通に歩けるぐらいになっていましたので 手術をして本当に良かったです と喜んでいただけました。
    その後は 問題なく生活できていたのか 全然来院されていませんでしたが 先日お父さんと娘さんで また来院されました。来られた時が 珍しくうちの病院が凄く混み合っているタイミングでした。普段は 閑古鳥が鳴いている病院なのに 不運としか言いようがございません。何しろ大きな子ですから 待合室には 他に小さな犬や猫が複数待っておられましたので 気をつかって病院の前で 暑い中かなりの時間お待たせしてしまいました。まあ病院としては 緊急を要する場合は別ですが 来院された順番に 診察させて頂くのが原則でしたし そういう時に限って来院された患者さんが 検査や治療 投薬に時間のかかる方ばかりでしたので ようやくその方の順番が来て 私が慌てて病院の前に出向きましたが 残念ながら その時は既にお帰りになっておられました。
    チラッと様子を見た時には 片目が腫れ上がっていましたし 呼吸もかなり促迫していて すくにでも治療が必要な状態だと思っておりましたので 心配しておりましたが 今朝早くに電話をもらいました。要件は 安楽死の要請でした。当院としては 最終手段として安楽死を位置づけしておりますので 取り敢えずはその子の状態や家庭環境を詳しく確認し調査したうえでないと 安楽死は出来ないとお答えしました。娘さんが 結婚しても自分の両親と同居しておられて その方が主役となって その子の面倒をみておられるのだそうです。
    ご両親は かなりのご高齢で お父さんが癌の末期を迎えており お母さんがうつ病にかかっておられるのだそうで ご両親の面倒をみるだけでも 大変な状況のような事は理解できました。そしてその娘さんは小さなお子さんを抱えておられて 更には二人目を御懐妊中とのことでした。ご主人が ご両親の面倒やお子様の子育てにも かなり積極的に手伝ってくださっているのだそうですが それだけでもかなり大変な状況であることは間違いなさそうです。
    更には刈っている犬が 今年十四歳になった一月位前から 急に認知症の症状を示しだしたのだそうです。昼間ぐっすりと眠って 夜中に徘徊するし 散歩を要求してかなり大きな声で泣き叫ぶのだそうです。昼間とにかく刺激して 眠らないように働きかけてみるのですが 他にもしなければならないことが山ほどあるので この子にかかりきりにはなっていられないのだそうです。ご両親の面倒と 妊娠中の子育てですから 当然だと思います。
    この子が小さな犬なら 多少泣き叫んでもそれほどの負担にはならないのでしょうが 何しろ40キロもある大型犬ですから いつも夜中になると泣き叫けぶので 御近所さんから苦情が出始めているのだそうです。犬にも 人間と同様の症状を示す 認知症と言う病気があり その治療薬も存在します。但しその効果には 個体差が大きいし ひどい症状に対する明確は効果は これまでの経験から見ても あまり期待できないように思います。
    そこら辺りの 事情をうかがってしまうと 飼い主さんが 十年以上も可愛がってこられた愛犬の安楽死を望まれても致し方のない事かと 考えるようになりました。診察時間の早いうちに 来院されましたので 取り敢えずは診察台にあげて 様子を見てみました。片目に腫瘍らしきものが出来て 腫れ上がってしまっていて きちんと診察しようとすると 歯を剥いて抵抗します。昨年足の裏の手術を した時は 割と穏やかな性格でしたが 一年経ってしまうと かなりの苦痛にずっと苛まれているみたいでかなり扱い辛い性格に変貌してしまっているみたいでした。
    心音は 相変わらず元気で奇麗な音でしたが 心臓が元気な分 散歩を要求する鳴声にも 力強さがありそうでした。娘さんとも一年ぶりの再会でしたが やはりかなり疲れ果てておられる様子が窺えました。診察を始めてほんの数分で 本来なら 認知症の治療をすすめて その治療効果を確認する必要があるのかもしれませんが この子の状況と 飼い主さんの事情を考慮すると 安楽死を選択するしかないように判断して その処置をとりおこなう事を承諾しました。
    安楽死にうちの病院で用いる薬は 硫酸マグネシウム4グラムを水10mlに溶かしたもので 体重一キロ当たり1ml静脈注射します。この子は40キログラムもありますから 40mlもの大量の薬物を静脈注射しなければなりませんので それ自体かなり難しい作業になります。私も安楽死の為の静注は 何度も経験がありますが これほど大量に駐車したことがありませんでしたので まずは注射ポンプの選択に迷いました。
    40ml一本で吸い込むためには ガラス製の50ミリリットルの容量を物を用いなければなりません。ガラス製なので 注射ポンプ自体がかなり重たいし たっぷりと薬剤を含みますから 扱い辛くなる心配があります。20mlのディスポーザブルの方が軽くて扱いやすいのは間違いありませんが 途中でポンプを差し替えねばなりませんから それはそれで厄介そうです。
    それでまず50mlのガラス製注射ポンプでの静注を試みました。所が案の定 ほんの数ml薬を投与したところで ポンプの内筒が外筒に引っ掛かってしまったように全く動かなくなってしまいました。小さなものなら 強引に力づくで解決できる場合もありますが 何しろ大きなポンプですので 直ぐに諦めました。慌てて薬を作り直して20mlの注射ポンプ二本を用意しました。反対側の腕の静脈から 取り敢えずは半量の20mlを投与しました。半量の薬剤でかなり呼吸がゆっくりになりましたが 苦しませないためには残りの半量も出来るだけ速やかに投与しなければなりません。
    静脈に針を残したまま注射ポンプを外して もう一本のポンプを装着しようとしましたが その時に犬が暴れてしまって 注射針が静脈から外れてしまいました。仕方がないので 右の後肢の静脈から残りの半量を投与しましたら 速やかに呼吸が停止しました。聴診器を当てて 心音の停止を確認しました。目に光を当てて 瞳孔反射が消失したことを 確認してもらい 死亡したことを 飼い主さんに告げました。
    朝一番で やり遂げた仕事が 大きな子の安楽死でしたから 何ともやりきれない一日の始まりでしたが 元気な子が予防注射などに来てくれて 飼い主さんと笑いながら話が出来たので 少し気持ちが晴れました。安楽死と言うのは 作業自体は 静脈注射するだけですから それほど大変ではありません。本日の子は 独大サイズだったので 結構手こずりましたが 本人がそれほど苦しまないで逝ってくれましたので まだ気が楽でしたけれども やはり心の中はどんよりとしてしまいます。まあ結果的には 飼い主さんのお役に立てたことだと思いますので 前向きにとらえていかねばならないのでしょう。でも正直 あんまりやりたくない仕事でした。

  • 8月9日 愛用していたコーヒーカップの取っ手が取れてしまいました

    このカップは 病院を開業した時に実家から持ってきた金属製の縦長のいつもアイスコーヒーを飲むときに使っていたお気に入りのものでした。まあ道具ですから 三十年近くもずっと使っていましたので 何時かは壊れるのも致し方のない事ですが ここの所特に暑かったので 毎朝 仕事を始める前にアイスコーヒーを飲んでいた時にずっと使っていたので 何だかとても残念です。
    まあ金属製なので 殆ど冷たい飲み物を飲むときにしか使っていませんから 取っ手が無くても カップの本体の部分を直接持っても それ程不都合はありませんが やはりいつも取っ手を握って飲んでいましたので 何だか違和感があって途惑ってしまいます。別に実家から引っ越すときに 特にこのカップがお気に入りだったとかそういうものではありません。只金属製のカップが これしかなかったので 暑い季節冷たい飲み物を飲むときにはいつも使っていただけです。
    ただ長い事 私の人生のほぼ半分もの間 愛用していましたので 今思うととても大切な思い出の詰まった日用品だったのかもしれません。普通の方だと 取っ手が取れてしまいましたから このカップを捨ててしまわれる方が多いのかもしれません。でもこのカップは基本的に冷たいものを飲むときにだけ 使用しますから 取っ手が無くても飲み物を入れる器としての働きは 十分に果たしてくれますので 私はこのカップをこれまでと同様に 愛用していくと思います。
    三十年近くも 愛用していましたから 奥様よりも そして両親よりも付き合いが長いのかもしれません。たとえ取っ手が取れてしまって これまでよりも扱い辛くはなってしまいましたが 貧乏性の私としては 簡単にお別れなんかできません。長年可愛がっておられたペットが旅立ってしまっても なかなか気持ちを切り替えられない飼い主さんと似たような気持ちかも知れません。このカップは これ以上壊れようがないので 恐らく病院を閉じる日まで 愛用するだろうと思います。
    引退して 第二の人生をスタートするときには 流石に新しいカップを購入すると思いますが その日までは これまで以上に大切に扱って 愛用していこうと思います。

  • 8月8日 福島第一原発で 毎日汚染水が150トンずつ発生しているのだそうです。

    私たち関西人の感覚では 東日本大震災とはすでに過去に起こったとんでもない被害が出た災難になってしまっていますが 事故の起こった原発では 融け落ちた核燃料が発熱を続けていて コントロールできない状態なので 毎日注水して冷やさねばならず その為に放射能で汚染された水が 毎日150トンほどできてしまうのだそうです。汚染水は濾過機によって殆どの放射性物質は除去できるのだそうですが トリチウム(三重水素)と言うベータ線を放射する物質が残ってしまうために 放流できず 敷地内にタンクを作って貯留しているのだそうですが 後三年以内に 敷地内がタンクで埋め尽くされてしまうのだそうです。
    このトリチウムと言う物質の半減期は 十二年以上なのだそうですから 無害になるまでには 数十年ひょっとしたら数百年もかかるという 非常に厄介な物質なのだそうです。正直な所 関西人は 原発事故が起こったことは覚えていますが 現在進行形で 問題がさらに拡大していっている事等 殆ど知らずに過ごしているのではないでしょうか。私は このブログで 原発は二酸化炭素などを一切発生しないので 非常にクリーンな そして安い価格で安定して発電できるので 事故さえ起こさなければ 素晴らしい発電方法であると 唱えてまいりました。
    しかし 福島の原発の近所で生活されていた方々は 恐らく死ぬまでその地での生活は 望めないのでしょうから やはり現実に事故が起こってしまって 取り返しのつかないような被害が発生している以上は 全廃の方向に考えていくしかないように思います。但し 簡単に全廃すると言っても 現在稼働している原発を速やかに廃炉することも 簡単な話ではなさそうです。やはり核物質と言うのは 兵器として使用されるのは勿論 論外ですが 発電の為の熱源として使用するのも 人類にとっては 大きな負の遺産と考えるべき代物なのでしょう。
    但し原発を全廃した場合 発電を水力と火力に頼らざるを得ませんが 今後水力発電を 増強するのは ほぼ不可能なのでしょうから 結局重油を燃やして水を沸騰させての発電に頼らざるを得ませんから 二酸化炭素の産出が増大するのは間違いありませんし 発電にかかるコストが 原子力に比べてずっと高くつきますから 結局は電気の単価が上がってしまい 庶民の生活を苦しくすることは確実になりそうです。
    日本は只でさえ狭い国土しかありません。そして火山が多いし 地殻の構造上地震とは縁を切れそうにありませんから また大きな地震が起こって 第二の原発事故が起こってしまってからでは 遅いので 少しでも早く日本各地で稼働している原発の全てを 全廃する方向に動き出し始めるべきかもしれません。一時期は 原発の全廃を求めてのデモなども行われていましたが 今ではすっかりそのブームが去ってしまったみたいですが 原発事故の現場では 何一つ解決に向けての明るい見通しが立っていないのです。今一度 原発の事故の恐ろしさを認識し直して 具体的には どのような対策が必要なのか 考えてみるべきではないでしょうか。

  • 8月6日 円高の影響で株価が下落続きなのだそうです

    私は不勉強なので 日本の通貨 円の価値が上がったり下がったりどうして変動するのか 殆ど理解しておりません。まあ自由主義経済において 日本が貿易をする際に円建てで会計する場合 輸入すれば 円を支払い 輸出すれば円で受け取るのでしょう。まあ世界の基軸通貨である ドルでのやり取りの方が 一般的かもしれませんが 日本の円もそこそこ世界で信用されている通貨なのでしょうから 円と言う通貨でのやり取りもそこそこあるのかもしれません。そして円を求める人が多ければ その価値は高まるので円高になるのでしょうし 円を手放したがる人が多ければ その価値は低下するのだと理解しております。
    私は アベチャンがえらそうに唱えていたアベノミクス と言うのは 円の価値を下げて 所謂円安に誘導しただけの政策だと理解しております。単純に貿易の面だけで考えれば 円安の方が 輸出する国での価格が下がりますから 輸出産業は 製品がよく売れるようになり活気づくのは当然でしょう。その為に自動車や電化製品など輸出に頼っている産業は売り上げが伸びて 利益が上がり したがって従業員の給料もいくらかは上がったのかもしれません。
    歴代の首相たちがやりたくても上手く出来なかった円安誘導を 上手く達成したのですから そこの所だけはアベチャンを評価してあげてもいいのかもしれません。とは言え 円の価値を下げたという事は 日本の所有するすべての財産の価値を一瞬にして低下させてしまったのです。日本の実質的な損失はとてつもなく大きいように思いますが その点について文句を言っている方が殆どいないことが私には 不思議に思えます。
    そして円安になると 確かに輸出する商品は 割安に販売できますが 逆に輸入する商品については 当然値上がりしてしまいます。日本の食料自給率は 悲しいほど低いわけですから 当然食料品などが少なからず値上がりしましたし ガソリンなども高値で安定してしまっていて 一般国民の生活には重荷になりました。それに輸出関連の会社が利益を上げたとはいえ 何時また円高になるかもしれませんので 設けた分のかなりの割合を 会社に貯め込みましたので 期待されたほどに従業員の賃金増にはつながりませんでしたから 国内消費が伸びないために 結局は不景気からの脱出には 全然いたっていないように思います。つまりアベノミクスは 庶民の生活には 一切恩恵をもたらしてはいないのだと思います。
    勿論アベチャンがやってのけた円安誘導も はっきりとした因果関係があってのものではないので 徐々に円高傾向が認められて 米中関係の摩擦の影響などもあって 株価が下落しているのだそうです。私の父親は ごく普通のサラリーマンでしたが バブルがはじけるまでは かなりの金額を株式の売り買いにつぎ込んでおりました。まあバブルがはじけるまでは 誰がやっても株価は上昇傾向にありましたから そこそこの儲けがあったのかもしれませんが 当然バブルがはじけて 土地の価格も右肩上がりの神話が崩壊しましたから 当然私の父も相当に痛い目にあっているのだと思います。
    まあパチンコや競馬などの 庶民も参加しやすいギャンブルで たまたま買った時の報告はありますが 負けた時の話は誰もしたがりませんから素人が手を出したら 99.9パーセントの人が負けているはずです。だってパチンコ屋さんがあれだけ儲かっているのですから 殆どのお客さんが損をしているのは間違いないはずです。そんな素人が手を出して 一時的な利益を上げることは出来るかもしれないけれども 長期的にトータル的に考えると ほぼ間違いなく損をするであろう株式への投資など 私は一切興味がありません。現在の銀行の金利は 定期預金にしても0.1パーセントが普通です。一千万円一年間預けても利息は たったの千円です。
    なのでもう少し率の良い運用を考えて 自分が直接株の売り買いをするのではなくて 貸付信託にでも預けてみたくなるのかもしれませんが 結局は大して変わり映えがしません。なので直接株式の売り買いに出を出してしまって 結局はかなりの損害を出している友人がいますので 私は絶対にその類には手を出しません。ローリスク ローリターンで 元本割れさえしてくれなければ 十分だと考えております。
    参院選挙も 結局は自民党の一人勝ちのような結果でしたから 当分はアベチャンの天下が続くのでしょうから 日本の経済の好転など全く望めません。地道に働いて しっかりと貯め込むしかしょうがないのでしょうから 毎日目の前の仕事を頑張ろうと思います。皆さんも一攫千金なんてうまい話がある訳はないので 一歩一歩ノロノロと歩んでまいりましょう。